実力ブランド「フォーカル」の中核機『FLAX EVO』の魅力に迫る![カーオーディオ 名機の系譜]第15回 | Push on! Mycar-life

実力ブランド「フォーカル」の中核機『FLAX EVO』の魅力に迫る![カーオーディオ 名機の系譜]第15回

カーオーディオ愛好家に親しまれている、または羨望の眼差しで見つめられている“名機”を1つずつクローズアップし、それらの魅力を紐解いている当シリーズ。今回はフランス発の実力ブランド「フォーカル」の新中核ライン『FLAX EVO』シリーズに焦点を当てる。

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『フォーカル・FLAX EVO』シリーズのモデルを搭載したオーディオカーの一例(製作ショップ;カーオーディオクラブ<大阪府>)。
  • 『フォーカル・FLAX EVO』シリーズのモデルを搭載したオーディオカーの一例(製作ショップ;カーオーディオクラブ<大阪府>)。
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  • フォーカル・PS 165 FSE
  • フォーカル・PS 165 FXE
  • フォーカル・PS 165 F3E
  • フォーカル・P 25 FE
  • フォーカル・P 25 FSE

カーオーディオ愛好家に親しまれている、または羨望の眼差しで見つめられている“名機”を1つずつクローズアップし、それらの魅力を紐解いている当シリーズ。今回はフランス発の実力ブランド「フォーカル」の新中核ライン『FLAX EVO』シリーズに焦点を当てる。

◆フランス特産の最高級品質との誉れ高い“麻”を、振動板に大胆採用!

これまでも何度が取り上げてきたとおり「フォーカル」は、世界的なスピーカーのリーディングカンパニーの1つだ。ホーム用カー用ともに超ハイエンドモデルからエントリー機までを豊富に擁し、世界中の「フォーカル」ファンから厚い支持を得ている。

で、今回取り上げるのは、カー用のスタンダードグレード『FLAX EVO(フラックス エボ)』シリーズだ。同社のカー用スピーカーは上から、『Utopia Be ULTIMA(ユートピア ビー ウルティマ)』、『Utopia M(ユートピア エム)』、『K2 Power(ケーツーパワー)』とあるが、これはそれに続く第4のシリーズだ。

なお、当シリーズの初代モデルは2013年に登場していて、この『FLAX EVO』シリーズはその進化版として2020年の6月より販売開始されている。ちなみに初代『FLAX』シリーズの最大の特長は、振動板素材にフランス特産の世界最高品質との誉れ高い“麻(フラックス)”が使われていることにあった。結果、手頃な価格帯でありながら良質な「フォーカル」サウンドを楽しめるスピーカーに仕上がっていて、日本国内でもヒットを記録。それが7年の歳月を経て、“麻”が採用されていることはそのままに、その他が全面的に改良され新登場したというわけだ。

◆ラインナップが拡充され、より幅広い車種に取り付け可能に!

では、当シリーズのラインナップの全容を紹介しよう。以下のとおり、計10のアイテムが用意されている。

○165mm2ウェイ・コアキシャルキット『PC 165 FE』(税抜価格:4万5000円、セット)
○130mm2ウェイ・コンポーネントキット『PS 130 FE』(税抜価格:5万円、セット)
○165mm2ウェイ・コンポーネントキット『PS 165 FE』(税抜価格:5万5000円、セット)
○165mm2ウェイ・コンポーネントキット『PC 165 FSE』(税抜価格:6万5000円、セット)
○165mm2ウェイ・コンポーネントキット『PS 165 FXE』(税抜価格:7万5000円、セット)
○165mm3ウェイ・コンポーネントキット『PS 165 F3E』(税抜価格:10万5000円、セット)
○200mmサブウーファー『P 20 FE』(税抜価格:3万8000円、1個)
○200mmサブウーファー『P 20 FSE』(税抜価格:4万円、1個)
○250mmサブウーファー『P 25 FE』(税抜価格:4万5000円、1個)
○250mmサブウーファー『P 25 FSE』(税抜価格:4万6000円、1個)

内訳を整理すると、コアキシャル(16.5cm)が1機種、2ウェイコンポーネントキットが4機種(13cmモデル×1機種、16.5cmモデル×3機種)、3ウェイコンポーネントキットが1機種、そしてサブウーファーが計4機種ある。

興味深いのは、2ウェイコンポーネントキットに1機種、サブウーファーに2機種、薄型モデルが用意されていることだ(品番の最後が“FSE”となっているモデルが該当機)。ゆえに当シリーズはインストール面でも強みを発揮する。また、以前は国内では販売されていなかった13cmの2ウェイキットが追加されたこともトピックだ。これもあり、より幅広い車種に取り付けられるようになった。

◆上級機にて採用されている独自技術を、当シリーズにも複数注入!

続いては、『FLAX EVO』シリーズの技術的な特長を説明していこう。最大の注目点は先述したとおり、フランス特産の“麻”をコア材に用いたWサンドウィッチコーンが採用されていることにある。

そしてさらには、これまで上級機の『Utopia M』シリーズや新『K2 Power』シリーズにのみ採用されてきた「フォーカル」の特許技術、「TMD(チューンドマスダンパー)」も新採用されている。これによりサラウンド(エッジ)部の振動の乱れをコントロールでき、中域の周波数特性や指向特性、歪特性が改善されているという。

またツイーターには、これも上級機にて使われている「Mインバーテッド・ドーム」がおごられている。結果、カーオーディオ再生に極めて重要な高音域の指向特性が一層改善され、歪率も大きく低減されているとのことだ。

なお全キットにおいてツイーターには3種類の専用アタッチメントが付属されていて、フラッシュマウント、オンダッシュマウント、純正交換(純正グリル裏側から装着)の3通りの装着方法が選択可能だ。この点でも当シリーズの各機は、高い取り付け性能を発揮する。

そして気になる音的な特長は、以下のとおりだ。音楽ジャンルを選ばないニュートラルで現代的な音調、ピュアな中高音とパワフルな低音が持ち味だ。よって、各所で高い評価を得ている。コストパフォーマンスも良好だ。

「フォーカル」ならではの美しく豊かなサウンドを手軽に楽しみたいと思ったら、『FLAX EVO』シリーズにもご注目を。

実力ブランド「フォーカル」の中核機『FLAX EVO』の魅力に迫る[カーオーディオ名機の系譜]

《太田祥三》

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