後悔しない、ハイエンドスピーカー選びの極意とは? 「プロ直伝! カーオーディオ製品の“チョイスのコツ”、教えます!」第2回 | Push on! Mycar-life

後悔しない、ハイエンドスピーカー選びの極意とは? 「プロ直伝! カーオーディオ製品の“チョイスのコツ”、教えます!」第2回

カーオーディオでは、“製品選び”も楽しむべきポイントの1つだ。当特集では、そこのところを楽しみ尽くすためのコツを全国の有名カーオーディオ・プロショップに訊ね、紹介している。今回は、“ハイエンドスピーカー”の選び方を解説する。

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ハイエンド・スピーカーを搭載したオーディオカーの一例(AVカンサイ<大阪府>・デモカー)。
  • ハイエンド・スピーカーを搭載したオーディオカーの一例(AVカンサイ<大阪府>・デモカー)。
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カーオーディオでは、“製品選び”も楽しむべきポイントの1つだ。当特集では、そこのところを楽しみ尽くすためのコツを全国の有名カーオーディオ・プロショップに訊ね、紹介している。今回は、“ハイエンドスピーカー”の選び方を解説する。

指南してくれたのは、実力ショップ“AVカンサイ”の代表・岩元さんだ。さて、高級スピーカーの中からマイベストを見つけ出す極意とは…。

“自分が本当に好きだと思えるモノを見つける”、これが結論!

ひと口にハイエンドスピーカーと言ってもさまざまある。その中から買うべきモデルを選び出すためのコツを、“AVカンサイ”の岩元さんはこう話す。

「結論から言うと、“自分が本当に好きだと思えるモノを見つける”、これに尽きると思います。

クルマ選びに置き換えると分かりやすいかもしれません。ハイエンドなクルマを買おうとするとき、例えばフェラーリを“速い”という理由だけで買われる方はいないと思います。“速い”クルマが良いのなら、選択肢は他にもありますから。そうではなくて、形だったりブランドの歴史だったり、これでなくてはだめだというポイントがあるからこそフェラーリを買われるのだと思うんです。

カーオーディオも趣味趣向の世界ですから、好きになったものを選ばれるべきだと思います。惚れ込む要素があるかどうか、そこにどれだけ惚れ込めるか、それが大事だと思うんです。

なので、人の意見は聞かなくて良いと思います。少なくとも、鵜呑みにするべきではありません。評判や口コミ情報等は参考程度に見るにとどめたいですね。例えば美味しいお店を探そうとするとき、多くの人が美味しいと言っているお店であれば間違いはないかもしれません。実際に行ってみて、気に入る可能性も高いと思います。

しかし気に入るかどうかは、行ってみないと分かりません。逆に、好みに合わない可能性もあるわけです。もしも好みに合わなければ、そのお店はご自分にとって価値のあるお店にはならないはずです。

スピーカー選びも同じだと思います。ご自分の好みに合うかどうか。それを欲しいと思える要素を持っているかどうか。欲しいと思わせる要素を持っているものこそがハイエンドだと思うんです。そこのところを見極めていただきたいですね」

ハイエンド・スピーカーを搭載したオーディオカーの一例(AVカンサイ<大阪府>・デモカー)。ハイエンド・スピーカーを搭載したオーディオカーの一例(AVカンサイ<大阪府>・デモカー)。

自分自身の好みを把握することが、ハイエンド・スピーカー選びの第一歩!

続いては、欲しいと思えるものを見つけ出すコツを訊いてみた。

「まずはご自分の好みを知るところから始められると良いと思います。好みは人それぞれですし耳の感度も人によって異なります。暖かくて優しい音が好きなのか、ナチュラルなサウンドが好みなのか、インパクトの強い音が欲しいのか。そこが分かってくると、欲しいものが見つけやすくなると思います。

このこともまた、美味しいお店選びと似ているところがあります。というのも、何が食べたいかは気分によっても変わりますが、とはいえ根本的に好きなものは変わらないと思うんです。本当に好きなものは、食べたくなるタイミングが必ず訪れます。

オーディオでも、気分によっては違うタイプのサウンドを聴きたくなることもありますが、根本的に好きな音は変わらずにあると思うんです。なので、まずは自分がどんな音が好みなのかを確認してください。そしてそれが分かってきたら、お店に足を運んだりイベントに行かれたりしていろいろな音を聴いてみてください。

さらには、ブランドの歴史やバックボーンを調べられても参考になると思います。ブランドのポリシーとか思想に惹かれる部分が見つかるかもしれません。そうして、これだというものを探し出してください。逆に、そういうモノが見つからない場合には、ハイエンド・スピーカーを手にされるのは時期尚早なのかもしれません。そうであれば、本当に欲しいと思えるものと出会えるのを待ちましょう」

ハイエンド・スピーカーを搭載したオーディオカーの一例(AVカンサイ<大阪府>・デモカー)。ハイエンド・スピーカーを搭載したオーディオカーの一例(AVカンサイ<大阪府>・デモカー)。

ハイエンド製品同士を比べる場合には、価格で性能を推し量るべきではない!

ところで、ハイエンドスピーカーは価格差も大きい。10数万円のものから100万円を超えるモノまでいろいろとある。さて、高価なモノほど高性能だと思って良いのだろうか。

「価格と性能は必ずしもイコールではありません。もちろん、30万円のスピーカーにはできて5万円のスピーカーにはできない、というようなことは有り得ます。しかしハイエンド製品同士を比べる場合には、価格で善し悪しを推し量るべきではないと思います。

例えば、多くを生産できないがゆえに価格が高くなる場合もあります。クルマも同じで、世界最速のクルマがあったとして、しかしそのクルマが小さなガレージメーカーで造られたものの場合には、1台あたり数億円することもあるわけです。しかしその次に速いクルマが1台2000万円で買えるとしたら、コストパフォーマンスはそちらの方が断然上です。

スピーカーも同じで、そこそこの価格に抑えられていながらも良い音のするモデルは多々あります。なので、高いからこちらの方が良い、という選び方はするべきではないと思います。

ただし、すごく気に入ったものがたまたま群を抜いて高価なことも有り得ます。その場合には、それをご購入されることを反対いたしません。しかし、高いからこれが良いと言われる場合には賛成しかねます。

なお、本当に好きだと思えるものを見つけてそれを手にされたあとは、その決断を信じてその思いを貫いていただきたいとも思います。惚れ込んだものを自分好みの音に仕上げていくところにこそ、ハイエンド・カーオーディオの醍醐味があると思うんです。とことんその製品の良さを満喫していただきたいと思います。

なので、取り付けにはコストをかけるべきだと思います。その製品の性能を引き出せないと意味がありませんから。そしてお店にも責任があると思っています。メーカーがイメージしたとおりの、そしてお客様がイメージしたとおりの音に仕上げなくてはならないと考えています。

お近くでしたらぜひお気軽にお越しください。本当にお好きなスピーカーを見つけるためのお手伝いができたらうれしいですね。お待ちしています」

《太田祥三》

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