トヨタ純正ディスプレイオーディオで映像系アプリを楽しむウラ技とは? サウンドユニットの「セッティング法」を大研究! 第1章「メインユニット編」その11 | Push on! Mycar-life

トヨタ純正ディスプレイオーディオで映像系アプリを楽しむウラ技とは? サウンドユニットの「セッティング法」を大研究! 第1章「メインユニット編」その11

カーオーディオ機器の取り付けに関するあれこれを解説している当連載。まずは「メインユニット」の取り付けや交換に関する事項を多角的に紹介している。現在は、トヨタ車の純正ディスプレイオーディオの交換や楽しみ方のウラ技を公開している。

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VISIT・ELA-V9
  • VISIT・ELA-V9
  • 『VISIT』を接続したときの車両機器の画面表示(レクサス・RX450)。
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  • VISIT・ELA-H2
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カーオーディオ機器の取り付けに関するあれこれを解説している当連載。まずは「メインユニット」の取り付けや交換に関する事項を多角的に紹介している。現在は、トヨタ車の純正ディスプレイオーディオの交換や楽しみ方のウラ技を公開している。

さて、以前の記事で説明したとおりトヨタ車の純正ディスプレイオーディオは、Apple CarPlayとandroidautoに対応していることが特徴で、結果、スマホアプリを車内で便利に使えるようになる。しかしこれらは実は、カーナビアプリ以外の映像系アプリには非対応だ。そしてHDMI等の外部入力端子を装備していないので、スマホをApple CarPlayかandroidautoに対応させることしかできない。つまり、外部映像機器を繋げず(純正オプション品は接続可能)、スマホのミラーリングも行えない。しかし、前回紹介したデータシステムの『ビデオ入力キット』を用いると外部機器の接続が可能となる。

そして実はもう1つ、映像系ソースを幅広く楽しめるようにする“ウラ技”がある。それは「車載用のandroid端末を導入する」という作戦だ。

フィールドが取り扱っている『VISIT(ビジット)』というユニットがあり、これを用いると車載機器で映像系アプリも楽しめるようになるのだ。というのも当機にはandroid OSが搭載されていて、これをApple CarPlayに対応した車載機器に接続すると、当機に格納されているアプリを車載機器上で扱えるようになる。結果、YouTubeやNetflix、Amazon Primeといった主な映像系アプリを楽しめる。なお当機はandroid端末でありながら連携するのはApple CarPlayというところが少々複雑なのだが、使用上においてこのことはなんの不便ももたらさない。

ただし通信機能は持っていないので、スマホやモバイルWi-Fiルーター等が必要となるのだが、通信環境が整えばストリーミング系の動画コンテンツを車内で快適に楽しめる。

気になる価格は、スタンダード機である『ELA-V9』が5万5500円(税抜)だ。なお『VISIT』は併せてテレビキャンセラーを用意する必要がなく、取り付けもいたって簡単だ。純正ディスプレイオーディオの背面にアクセスする必要がないからだ。ただ、USB端子にケーブルを接続するだけて使用できる。その手軽さを考えると、なかなかにリーズナブルだ。

ちなみに最近、新機種も登場していてそちらではHDMI端子も備えられているので、スマホのミラーリングや外部デジタル機器の接続も可能となる。税抜価格は8万円(HDMI端子は入出力とも装備)だ。対応力の高いモデルが良いと考えるならば、こちらのチェックもぜひに。

今回は以上だ。次回以降もカーオーディオユニットの取り付けにまつわる解説を続行する。お楽しみに。

《太田祥三》

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