音にこだわり抜く『DIATONE SOUND.NAVI』。その“進化”の歴史を振り返る。 | Push on! Mycar-life

音にこだわり抜く『DIATONE SOUND.NAVI』。その“進化”の歴史を振り返る。

音にこだわっているカーナビゲーションの代名詞的存在である『DIATONE SOUND.NAVI』。当シリーズは代替わりを重ねる中で、毎年、常に音質性能を“進化”させ続けてきた。そのようなハイエンドカーオーディオユニットは、これをおいて他にない。

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DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI-2
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  • 歴代の『DIATONE SOUND.NAVI』、左から『NR-MZ60PREMI』、『NR-MZ80PREMI』、『NR-MZ90PREMI』、『NR-MZ100PREMI』、『NR-MZ200PREMI』、『NR-MZ200PREMI-2』、『NR-MZ300PREMI』。
  • 歴代の『DIATONE SOUND.NAVI』、左から『NR-MZ60PREMI』、『NR-MZ80PREMI』、『NR-MZ90PREMI』、『NR-MZ100PREMI』、『NR-MZ200PREMI』、『NR-MZ200PREMI-2』、『NR-MZ300PREMI』。

音にこだわっているカーナビゲーションの代名詞的存在である『DIATONE SOUND.NAVI』。当シリーズは代替わりを重ねる中で、毎年、常に音質性能を“進化”させ続けてきた。そのようなハイエンドカーオーディオユニットは、これをおいて他にない。

さてこの名機は、いかにして音を磨き上げてきたのか。その歴史を振り返るスペシャル企画をお届けする。

初登場のニュースはすぐさまカーオーディオ愛好家の間で広まり、話題となった…。

『DIATONE SOUND.NAVI』の初代モデル『NR-MZ60』および『NR-MZ60PREMI』は、2012年の7月4日から発売開始されている。

発売日がが発表されたのはそのひと月前だったのだが、そのニュースはカーオーディオ愛好家の間にすぐさま広がり話題となった。というのも当時は、ハイエンドカーオーディオメインユニットと言えば1DIN機が主流。しかしながら2DINのAV一体型ナビを使用するドライバーが増え、ハイエンドカーオーディオメインユニットが装着しづらい状況になっていた。ナビとメインユニットの両方を導入しようとすると3DIN分のスペースが必要となるからだ。しかし『DIATONE SOUND.NAVI』を選べば話が変わる。スペースは2DIN分あればいい。理に叶ったユニットとして、これに期待する声がそこかしこから聞こえてきた。

そして発売開始以降は、音が良いことでも評判になった。それもそのはずで、『DIATONE SOUND.NAVI』には、以前からある税込価格80万円オーバーのハイエンド機、デジタルプロセスセンター『DA-PX1』に搭載されていた数々の傑作技術が多々投入されていたからだ。従って音が良くないはずはない。

こうして『NR-MZ60シリーズ』は、たちまちのうちにヒットした。

第2世代、第3世代と順当に進化し、4年目には遂に初のフルモデルチェンジを敢行!

なおその翌年には、早々に第2世代モデル『NR-MZ80シリーズ』が世に送り出された。しかも、たった1年でさらに高音質となり、ナビ機能も性能向上された。も果たされていた。前モデルと比べて約1677万倍もの高精度な処理が可能な“64bit演算コア・アジャスタブルFIR DSP”等々が搭載され、一層完成度が高められていた。

さらに2014年には、新たに“アドバンスドDACマスタークロック方式”などがおごられた新機種『NR-MZ90シリーズ』がリリースされる。当機では他に、音響回路のデジタル部とアナログ部の両方の見直しも徹底されていた。これら新技術や回路の見直しは、ことごとく音に効いていた。

ところで冒頭でも触れたとおり、このように毎年毎年進化を遂げるのは異例なことだった。リーズナブルなメインユニットならいざしらず、ハイエンド機ではあり得ない。機種によっては10年以上にわたり後継機が登場しないこともある。しかし『DIATONE SOUND.NAVI』は1年ペースで中身が刷新され、確実な音質良化を続けてきた。

そしてその翌年(2015年)には、初のフルモデルチェンジが実行され、名機『NR-MZ100シリーズ』が登場する。当シリーズには世界初となる(当時)“32bit高音質DAC”も搭載されていて、それまで以上の進化が達成されていた。

また当シリーズでは、ナビ機能や画質性能も一新された。“クアッドコアCPU”が搭載され、抜群の操作レスポンスの速さを誇り、“ピュアブラック・ハイコントラストモニター”により太陽光が当たっても視認性がキープされるという新たな価値も身に付けた。

『DIATONE SOUND.NAVI』はこのモデルチェンジを経て愛用者をさらに拡充することとなり、“ハイエンドナビ”としての地位を一層揺るぎないものとした。

その後も、『DIATONE SOUND.NAVI』の進化は止まらない…。

行き着くところまで行き着いたかのように思われたが、『DIATONE SOUND.NAVI』は進化を止めなかった。2016年には、パーツの選定や回路設計がまた新たに見直され、一層の「聴感上のS/N感」の向上が果たされた『NR-MZ200シリーズ』を登場させた。

ちなみに、カーオーディオプロショップのインストーラーからは、『NR-MZ200シリーズ』となって得られた音質向上幅は、先のフルモデルチェンジのときのそれに負けず劣らず大きかったと評価する声もよく聞かれる。

それを裏付ける興味深い記述が、『DIATONE SOUND.NAVI』の魅力を余すことなく伝えているwebサイト『CLUB DIATONE』の中にある。オーディオビジュアル評論家である麻倉怜士氏による『DIATONE SOUND.NAVI』歴代モデルの徹底比較試聴記事の中で、各機の設計を担当したエンジニアの方が、次のようなエピソードを披露している。

要約して紹介しよう。『NR-MZ200シリーズ』の開発をスタートさせるにあたりさらなる改良点を探し続けるも、やり尽くされていることが確認されるばかり。しかし1つ、今まで手が着けられていなかった回路があることに気が付く。それは、「ラジオチューナー部のDSP」。ただしこの部分はCDやUSBを聴く分には関係のない回路であり、しかもこれが扱うのは100MHz以上の高周波。ゆえに音への関係性はないと思われていたのだが、よもやと思い全面的にこれを見直してみると…。なんと「想像以上に音が変わった」とのことなのだ。

それもこれも「『NR-MZ100シリーズ』でベースができていたからこそ」とのことだが、結果、『NR-MZ200シリーズ』は“高周波ノイズ対策”が徹底され、その音質性能はまたもやさらなる高みへと押し上げられた。

6代目となるモデルでもまた、新技術を初採用。進化と深化は異次元へ。

これほどの進化の歴史を積み重ねてもまだ、『DIATONE SOUND.NAVI』は進化と深化を終わらせなかった。2017年には、現行モデルである『NR-MZ200PREMI-2』と『NR-MZ300PREMI』が、いよいよ市場へと投入された。

ここでもまた、新たな技術が盛り込まれている。その名は、“リアルメジャーメント・サーキットテクノロジー”。当技術はつまりは、“DIATONE独自の測定による回路定数の最適化”というものだ。主要パーツの電気特性が詳細に測定し直され、各パーツの実力を最大限に引き出させる最適な定数の割り出しが行われている。

さらに『NR-MZ300PREMI』では、オーディオ基板やマスタークロック回路等が“第四世代”へと刷新されてもいる。そしてハイライトは、“外部アンプ出力の音質向上”だ。

この件についても、先ほど触れた『CLUB DIATONE』の記事の中に詳しい記述がある。なんでも外部アンプ出力の音質向上はかねてからのテーマでもあったとのことなのだが、それを実現させるために必要なスペックを持つパーツが世の中に存在していなかった。しかし、プロオーディオ機器用の新パーツの中に、理想的なスペックを示すアイテムがあることを見つけ出す。それを採用することで遂に、念願だった部分の音質向上が狙い通りに果たされた。

かくして発展の歴史を重ねてきた『DIATONE SOUND.NAVI』。最新地図データが搭載されたニューモデル『NR-MZ300PREMI-2』を含めた現行3モデルは、技術者たちの不屈の探究心により、改良が繰り返され、性能が研ぎ澄まされ、完成されている。

クルマの中で良い音を楽しみたい、そう考えたときには『DIATONE SOUND.NAVI』があることを思い出そう。これを手にして、後悔することはないはずだ。

《太田祥三》

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