ユニット総額680万円のカーオーディオ!?最高峰を選び抜いたユーザーカーを聴く | Push on! Mycar-life

ユニット総額680万円のカーオーディオ!?最高峰を選び抜いたユーザーカーを聴く

数々のハイエンドユニットを生み出し続けるビーウィズ。そんな同メーカーの最高峰ユニット群を取り入れたユーザーカーが完成したというので早速取材に出かけた。ビーウィズのインストール部門が直に手がけたハイエンド車両。その完成度に注目だ。

カーオーディオ カーオーディオ特集記事
ユニット総額680万円のカーオーディオ!?最高峰を選び抜いたユーザーカーを聴く
  • ユニット総額680万円のカーオーディオ!?最高峰を選び抜いたユーザーカーを聴く
  • ラゲッジにはSTATE A6R kishi model MONOとモノラルパワーアンプP-1Rが各6機、レギュレーターV-50Rが2機搭載されていて、ここだけで470万円オーバーの製品がインストールされている
  • ラゲッジにはSTATE A6R kishi model MONOとモノラルパワーアンプP-1Rが各6機、レギュレーターV-50Rが2機搭載されていて、ここだけで470万円オーバーの製品がインストールされている
  • 5cmワイドレンジトゥイーター・C-50III F(28万6000円/税込 ペア)
  • 13cmミッドウーファー・C-130III F(28万6000円/税込 ペア)
  • ドアにエンクロージャーを製作してインストールされている
  • ドアにエンクロージャーを製作してインストールされている
  • 18cmサブウーファー・C-180III(33万円/税込 1個)が2発

数々のハイエンドユニットを生み出し続けるビーウィズ。そんな同メーカーの最高峰ユニット群を取り入れたユーザーカーが完成したというので早速取材に出かけた。ビーウィズのインストール部門が直に手がけたハイエンド車両。その完成度に注目だ。

プロセッサー×6台と
6台のモノラルアンプをズラリ並べる圧巻仕様

2022年に20周年を迎えるBEWITH(ビーウィズ)は、創業以来数々のハイエンドユニットを世に送り出してきた。そんな同社が今年、ユーザーカーを手がけるインストール部門を立ち上げた。システムデザインはもちろん、高度なインストールから調整まで全てメーカー・スタッフが行うこの部門。ビーウィズのユニットを知り尽くした専任スタッフが一貫して手がけるというだけあって、ハイエンドなオーディオインストールを求めるユーザーにとっては気になる存在になっている。

今回取材するクルマは、このインストール部門が手がけた1台。導入しているのは現時点での最高峰クラスのユニット群だ。まずラゲッジを開けると、一見してインストールの美しさに圧倒された。目の前に広がるのはモノラルアンプ、レギュレーター、そしてプロセッサーだ。いずれもサンライズレッド・クリアーグロス塗装仕上げの外観が車内に映えている。

フロアにビルトイン・インストールされているのはモノラル仕様のハイエンドプロセッサーであるSTATE A6R kishi model MONO(330万円/税込 6台1組)。6台のプロセッサーにより、フロント2ウェイ+サブウファーを個別にコントロールできる驚異のシステムだ。

ラゲッジの前面ウォールに配されているのは100W モノラルパワーアンプであるP-1R(19万8000円/税込)×6台とレギュレーターV-50R×2台。ビーウィズが得意とするモノラルアンプを使ったシステムデザインで、各スピーカーのパフォーマンスをフルに発揮するシステムとなっている。モノラルプロセッサー+モノラルアンプの超重厚なシステム構成からも、このクルマのポテンシャルの高さは想像に難くないだろう。

ビーウィズの最高峰スピーカーを揃え
狙い通りの高解像度サウンドを表現する

気になるスピーカーを見てみよう。コクピットにはビーウィズのフラッグシップであるConfidence lllF(ファイナル)の2ウェイ、リアシート背面にはConfidence lllのサブウーファーというシステムだ。まず、5cmワイドレンジトゥイーター・C-50III F(28万6000円/税込 ペア)はドアミラー裏にインストール。純正の内装イメージを崩さないスマートな取り付けながら、最適なスピーカーロケーションを実現している。

13cmミッドウーファー・C-130III F(28万6000円/税込 ペア)はエンクロージャーを組んでドアへ取り付け。スピーカーの持つ能力をフルに発揮するこの手法は、製品を知り尽くしたメーカー・インストール部門の腕の見せどころだ。

リアシート背面には18cmサブウーファー・C-180III(33万円/税込 1個)をステレオでインストール。高音から低音まで最高峰のサウンドで統一することで、狙い通りの音を引き出すことができる。

そしてオーディオプレイヤーは、ルームミラー型プレイヤーであるMM-1DK。CFメモリーを用いた音楽再生のスタイルで、こちらも高音質を発揮する。96kHz/24bitのハイレゾ音源再生にも対応するハイクオリティなプレイヤーだ。

高い解像感や豊かな情報量を体感
ハイエンドならではの音の質感を味わう

モノラルプロセッサー+モノラルパワーアンプ、そしてハイエンドなスピーカーを組み合わせ、最高峰のシステムとなったこのBMW330i。オーナーは「芯のあるサウンド」をリクエストしたという。単なるフラットなサウンドではなく、1本芯の通ったサウンド、それこそがオーナーの求める音だった。このような繊細な表現を望めるのは、プロセッサー、パワーアンプ、そしてスピーカーが、それぞれ高い能力を持っているハイエンドユニットだからこそと言えるだろう。

実際に音を聴いてみると、すぐにずば抜けた解像度の高さに気付く。大量の情報を余すことなく含んだサウンドは心地良く、まさにハイエンドなカーオーディオを体現している。演奏シーンがリアルに眼前に描き出され空間表現の確かさも際立っている。そして厚みと存在感のある中低域はしっかりと芯を感じさせ、オーナーのリクエストに応えた仕上がりとなっていた。

ビーウィズの最高峰ユニット群を揃えた今回のBMW330i。メーカーのインストール部門の手によって、ユニット群は能力を120%発揮。オーナーの望みを高いレベルで叶えたハイエンド車両となった。

《土田康弘》

特集

page top