スペシャル機能を駆使すれば、『DIATONE SOUND.NAVI』を120%楽しみ尽くせる!? | Push on! Mycar-life

スペシャル機能を駆使すれば、『DIATONE SOUND.NAVI』を120%楽しみ尽くせる!?

カーオーディオでは、サウンドチューニング機能が大活躍する。これを駆使することでより良い音響環境を作り出せるようになるからだ。そして、使用ユニットが『DIATONE SOUND.NAVI』の場合には、できることがさらに増える。さて、“できること”とは何なのか…。

カーオーディオ 特集記事
DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI
  • DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI
  • 『DIATONE SURROUND』および『Pure Extend Wide Surround』の設定画面。
  • 『DIATONE SURROUND』の効果のイメージ(赤い部分)。
  • 『Pure Extend Wide Surround』の効果のイメージ。
  • 『PremiDIA Real Position』の設定画面。
  • 従来のポジション設定。
  • 『PremiDIA Real Position』の効果のイメージ。
  • 『PremiDIA VBL』の仕組み。

カーオーディオでは、サウンドチューニング機能が大活躍する。これを駆使することでより良い音響環境を作り出せるようになるからだ。そして、使用ユニットが『DIATONE SOUND.NAVI』の場合には、できることがさらに増える。さて、“できること”とは何なのか…。

『DIATONE SOUND.NAVI』には、スペシャルチューニング機能が満載!?

ところで、カーオーディオにてサウンドチューニング機能が重宝する理由は、「車室内の音響的なコンディションが良くないから」だ。しかし、「クロスオーバー」「イコライザー」「タイムアライメント」といったこれら主要機能を活用すると、クルマ特有の音響的な不利要因を良好な状態へと改善させられる。

『DIATONE SOUND.NAVI』にも当然ながら、それら主要機能が装備されている。しかも「タイムアライメント」は三菱電機独自のスペシャルバージョン『マルチウェイ・タイムアライメント』だ。なので『DIATONE SOUND.NAVI』なら、他の機種とは異なるアプローチでもHi-Fi的なサウンドコンディションを作り上げられる。

ただし、当コラムではそれについて解説しようとしているのではない。『DIATONE SOUND.NAVI』には、これら主要3機能以外にも“使える”サウンドチューニング機能が多々搭載されている。今回は、それらにフォーカスしてみようと思う。

ところで、先に挙げた主要機能のセッティングは基本的に、プロに委ねた方が良い。高機能であるがゆえに、一般ユーザーには扱うのが困難だからだ。技術と経験のある専門家に任せた方が、高機能であるからこその利点を引き出せる。

対してここで紹介しようとしている他の機能のほとんどは、「オン/オフ」するだけ、またはそれにプラスして効き目の深さを選択するだけで良い。つまり、少しの操作だけで各機能を使いこなせる。『DIATONE SOUND.NAVI』ユーザーで、これから説明する各機能の中で使ったことがないものがもしもあれば、以後はぜひ積極活用してほしい。そうすることで、当機を導入したメリットが一層増大するはずだ。

今や5.1chサラウンドコンテンツを存分に楽しめるメインユニットは、『DIATONE SOUND.NAVI』だけ!?

では、どのような機能があるのかを具体的に紹介していこう。まずは『PremiDIA Surround』から。これは5.1chサラウンドコンテンツおよび2chのステレオ音源それぞれに対して個別に用意されている。

最初に、5.1chサラウンドコンテンツをより迫力のあるサウンドで楽しめる機能、『DIATONE SURROUND』について解説していこう。

ところで、かつてカーシアターがブームとなっていた頃には、5.1chサラウンドコンテンツに対応しているメインユニットがさまざまあった。しかし現在は、それが減っている。で、対応していないメインユニットで5.1chサラウンドコンテンツを再生すると、「センターch」や「サラウンドch」の音声もフロントの左右のスピーカーから再生されることとなる。そうであっても「センターch」の音については大きな影響は現れないが、サラウンド感は味わいにくくなる。リアスピーカーが生きていればまだある程度はサラウンド感が発揮されるものの、本来は後ろから聴こえてくる音も目前のスピーカーからも聴こえて来るので、その点においてはサラウンド効果は確実に減衰する。

しかし『DIATONE SOUND.NAVI』はこれに対応しているので、「サラウンドLch」と「サラウンドRch」の音はそれぞれリアスピーカーから聴こえてくる。つまり、5.1chサラウンドコンテンツならではの臨場感あるサウンドを、ほぼ録音されているとおりに楽しめる。

なお、このような再生スタイルのことを『DIATONE SOUND.NAVI』では『Standard Surround』と呼んでいる。そして今やこのサウンド様式を楽しめカーナビは、『DIATONE SOUND.NAVI』くらいのものだ。そうでありながら当機はさらに、そのサウンドに一層の音響効果も付与できる。

5.1chサラウンドコンテンツの楽しさをブーストさせるスペシャル機能も搭載!

『Standard Surround』のサウンドにさらなる効果を付与できる機能とは、『DIATONE SURROUND』だ。

当機能をオンにすると、音像が水平方向と高さ方向の両方で一層広がる。『Standard Surround』でも360度の全周囲から音が飛んで来るが、『DIATONE SURROUND』を効かせるとその音の広がり感が増し、さらには音場がより高い位置に展開される。

なお、スピーカーがフロントのみの2ch仕様であっても、全周囲から音が飛んでくるサラウンドサウンドが再現される。しかも『DIATONE SURROUND』の効果でそのクオリティも高まる(スピーカーシステムの状況に関係なく、効果の掛かり具合は調整できる)。

もしも『DIATONE SOUND.NAVI』を搭載しているのなら、5.1chサラウンドコンテンツも積極的に楽しもう。映画のみならず5.1chで音声が収録されているライブDVDを再生しても楽しい。そしてその際には『DIATONE SURROUND』をオンにすることをお忘れなきように。その作品の魅力が一段とブーストされることは間違いない。

また2chのステレオ音源も、『DIATONE SOUND.NAVI』ならさらに臨場感高く楽しめる。それを実現させる機能とは、『Pure Extend Wide Surround』だ。

当機能は、ステレオ音源に“残響音”をプラスする機能だ。ちなみにこれに類似した機能は他社のメインユニットにも搭載されていたりもするが、それらでは大概センター定位もぼやけがちとなる。全体にエコーが掛かったようになり広がり感は増すけれど、それと引き換えにシャープに再現されてほしい部分までも輪郭がぼやけてしまうのだ。

残響音が豊かになりながらも、センター定位すべき音像はぼやけない!

しかし『DIATONE SOUND.NAVI』の『Pure Extend Wide Surround』では、そうはならない。センターに定位する音像のシャープさは保たれたままサラウンド感が向上する。なお当機能も掛かり具合を好みに応じて変えられる。曲によって気分に応じて使い分けられる。当機能も、使わないでいたらもったいない。積極的に活用すれば、各楽曲に新たな魅力を付加できる。いつもの曲が新鮮に聴こえてきたりもするのだ。

他にもまだ、オンにするだけで効果を現す便利機能がいくつかある。1つは『PremiDIA Real Position』だ。

ところで、冒頭で説明した主要3機能を駆使するサウンドチューニングでは、その効果を堪能できるのは1人だけだ。1箇所のリスニングポジションに対してだけしか音響コンディションを良化させられないからだ。

1人でクルマに乗っている場合はそれで良いが、同乗者がいる場合には同乗者に良い音を提供できない。しかし『PremiDIA Real Position』をオンにすれば状況を変えられる。どの席で聴いても、それぞれのリスナーの目前にサウンドステージが展開される。

さらには『PremiDIA VBL』という機能もスペシャリティが高い。当機能をオンにすると、大音量で聴いていて超低音成分が入力されたとき、それをある程度自動でカットしてくれる。特に、サブウーファーを導入していないシステムで、当機能は活きてくる。ドアスピーカーの超低音再生能力には限界があるので、ドアのスピーカーに超低音の信号が入力されるとどうしても音が歪みがちとなる。しかし当機能を有効にすれば、そのような弊害が発生しにくくなる。しかも音量が大きくないときにはオンになっていても超低音がカットされない。フレキシビリティも発揮する。

いかがだったろうか。『DIATONE SOUND.NAVI』は、サウンドチューニング機能が優秀かつ多彩だ。これらを活用すれば、クルマの中で音楽を聴く楽しみが一層深まる。もしも音の良いカーナビに買い替えたいと思っているのなら、『DIATONE SOUND.NAVI』はお薦め度が高い。要注目♪

太田祥三|ライター
大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集者としてキャリアを積む。カー雑誌、インテリア雑誌、そしてカーオーディオ専門誌の編集長を歴任した後、約20年間務めた会社を退職しフリーに。カーオーディオ、カーナビ、その他カーエレクトロニクス関連を中心に幅広く執筆活動を展開中。ライフワークとして音楽活動にも取り組んでいる。

《太田祥三》

特集

page top