今さら訊けない“カーオーディオ”の素朴な疑問 Part5「メインユニット編」その1「メインユニットって、何!?」 | Push on! Mycar-life

今さら訊けない“カーオーディオ”の素朴な疑問 Part5「メインユニット編」その1「メインユニットって、何!?」

音楽好きなドライバーなら、カーオーディオシステムのグレードアップに興味を抱いたことが1度や2度はあるはずだ。しかし調べてみると専門用語が頻出することもあり、なんとなくこれを「分かりづらい」と遠ざけた…、そういった経験がある方もまた少なからずいるようだ。

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音楽好きなドライバーなら、カーオーディオシステムのグレードアップに興味を抱いたことが1度や2度はあるはずだ。しかし調べてみると専門用語が頻出することもあり、なんとなくこれを「分かりづらい」と遠ざけた…、そういった経験がある方もまた少なからずいるようだ。

当特集は、その「分かりづらさ」の解消を目指して展開している。

「メインユニット」はオーディオシステムの核となり、さまざまな役割を担う!

今回からは、至極根本的な部分を掘り起こしていく。クルマの中で音楽を楽しもうとするときには、何はともあれ「メインユニット」なるものが必要となる。これが何なのか、そしてこれを市販品に換えることでどのようなメリットが得られるのか等々を解説していく。

結論から入りたい。「メインユニット」とは、メディアから音楽信号を読み取るためのメカであり、ボリュームを変えたり選曲したりするコントロールユニットであり、そしてさらにはスピーカーを動かせるレベルにまで音楽信号を増幅するパワーアンプでもある。なので「メインユニット」が搭載されていれば、あとはスピーカーさえあれば音楽を楽しめる。このように「メインユニット」とは、カーオーディオシステムの大半を占める、超重要アイテムなのである。

なおドライバーの多くは、クルマを購入する際オプションでナビを選ぶなりして、何らかの「メインユニット」が取り付けられた状態で愛車を手にしているはずだ。

しかし…。より良い音で音楽を楽しみたいと思ったら、市販の「メインユニット」を使った方が良い。なぜならば市販品の中には徹底的に音にこだわった本格モデルがいくつかある。またはそこまでではないにしても、ある程度音質性能が整えられたモデルもあれば、システム発展性を備えたモデルもある。純正オプション品の中にも一部高音質モデルがあったりもするが、標準装備されているものについては音質性能にそれほどコストが掛けられていない場合が多く、スタンダードなオプション品の多くも音は“それなり”だ。市販品の方が、音質性能が総じて高い。

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「メインユニット」を交換すれば音は良くなる。しかし…。

というわけなので、クルマの中でより良い音を聴きたいと思ったときには、「メインユニット」を市販品に交換するというのも有効な作戦の1つと成り得るのだが…。

しかし、そうもいかない場合も少なくない。純正オーディオを取り外せない車種も増えつつあるからだ。センタークラスターパネルと一体化していたり、オーディオ以外の機能(エアコンスイッチ等)も負っていたりもする。また強引に取り外せたとしても、本体サイズが「DIN」規格になっていないと、市販品が上手く入らない。

ちなみに、市販のメインユニットのサイズは普通、「1DIN」もしくは「2DIN」だ。これはもともとドイツ規格協会が定めたものなのだが、1980年代にカーオーディオの世界規格として浸透し始め、以後もそれが継承されてきた。なお具体的なサイズは「1DIN」がタテ50mm×ヨコ178mm(奥行きは機種ごとで異なる)で「2DIN」はタテがその倍の100mmある。でも近年は、当規格が適応されていない純正オーディオも増えてきた、というわけだ。

となると、カーオーディオシステムの音質アップを図ろうとするとき、スピーカーを交換するしか手立てがないのかというと、答えはノーだ。純正メインユニットを残したままで、スピーカー以外の部分のクオリティアップを図る方法はさまざまある(その具体的な方法は回を改めて解説する)。

さて、純正「メインユニット」を交換できる場合についてもう少し深く解説していこう。もしも交換が可能なら、以下のような観点で機器を選ぶと音の良い「メインユニット」に辿り着ける。

カロッツェリア・サイバーナビXシリーズカロッツェリア・サイバーナビXシリーズ

音の良い「メインユニット」が欲しいなら、“コントロール機能”に要注目!

最大のポイントとなるのはズバリ、「コントロール機能が優秀かどうか」だ。先述したとおり、メインユニットはさまざまな役割を担うのだが、平凡なユニットと高音質なユニットとでは特にこのコントロール機能に大きな差が出る。

なお、音にこだわったモデルと言うと、以下の3シリーズがお馴染みだ。三菱電機の『ダイヤトーンサウンドナビ』、カロッツェリアの『サイバーナビXシリーズ』、そして同『サイバーナビ』、この3つだ。これらはコントロール機能が至って優秀だ。ハイエンドカーオーディオユニットと呼ぶに相応しい性能が備えられている。そして「サイバーナビ」以外の2シリーズは、その他の部分にも多々、高音質パーツと高音質技術が盛り込まれている。結果、価格的にも高めにはなるが、予算が許しかつ音にこだわるのであれば、これら2シリーズは特にお薦めだ。

なお『サイバーナビ』には独特なエンタメ機能も搭載されている。その点を重視するならば当シリーズも捨てがたい。

また、これら以外から選ぼうとする場合には「サブウーファー出力」と「タイムアライメント」機能の有る無しに注目しよう。まず前者が備えられているとサブウーファーを導入するときに使い勝手が良く、かつ低音のコントロールがしやすい。そして「タイムアライメント」機能が備わっていると、ステレオイメージを出しやすくなる。つまり、音楽をより立体的に再現しやすくなる。

あとは「イコライザー」機能もチェックしたい。ちなみに例に挙げた3シリーズでは「左右独立31バンド」というような高性能な「イコライザー」が搭載されているのだが、一般的な「メインユニット」では「13バンド」タイプが備わっていれば高音質タイプだと判断できる。覚えておこう。

今回はここまでとさせていただく。次回も「メインユニット」に関する解説を続行する。お楽しみに。

太田祥三|ライター
大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集者としてキャリアを積む。カー雑誌、インテリア雑誌、そしてカーオーディオ専門誌の編集長を歴任した後、約20年間務めた会社を退職しフリーに。カーオーディオ、カーナビ、その他カーエレクトロニクス関連を中心に幅広く執筆活動を展開中。ライフワークとして音楽活動にも取り組んでいる。

《太田祥三》

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