スーパーハイエンドパワーアンプ『D'AMORE ENGINEERING・A1500シリーズ』が満を持して登場! その実力を詳細解説!! | Push on! Mycar-life

スーパーハイエンドパワーアンプ『D'AMORE ENGINEERING・A1500シリーズ』が満を持して登場! その実力を詳細解説!!

かねてから登場が予告されていたUSA版スーパーハイエンドブランド“D'AMORE ENGINEERING(ダモーレエンジニアリング)”の弩級パワーアンプ『A1500シリーズ』が、いよいよ2020年の1月中旬より受注生産品として発売される。

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D'AMORE ENGINEERING・A1500シリーズ
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  • D'AMORE ENGINEERING・A1500シリーズに装備されている“電動ファン”。
  • テスト風景(@イース・コーポレーション・試聴室)。

かねてから登場が予告されていたUSA版スーパーハイエンドブランド“D’AMORE ENGINEERING(ダモーレエンジニアリング)”の弩級パワーアンプ『A1500シリーズ』が、いよいよ2020年の1月中旬より受注生産品として発売される。

その日を前に、シリーズを構成する2台の音をじっくりとテストする機会が得られた。この待望の超高級パワーアンプの実力を、2回にわたり詳細にお伝えする。

“スーパーハイエンド試聴会”で多くの愛好家を魅了してきた注目作が、いよいよ…。


『A1500シリーズ』の発売を今か今かと待ちわびていたカーオーディオフリークは少なくないだろう。というのも、当シリーズの2chモデルのプロトタイプが初お披露目されたのは2016年の春。以来、全国各地で開催されてきた“スーパーハイエンド試聴会”でデモンストレーションされていたので、その音に触れ、魅力に引き込まれた愛好家は多々いた。高級機ゆえにおいそれと手を出せるシロモノではないが、密かに購入の検討をしていたという方も少なからずいるはずだ。

その待望のシリーズが、存在を明らかにしてから早4年が経とうとしている今、まさしく“満を持して”いよいよ購入可能となる。

なお、リリースまでに時間を要した主な理由は、「4chモデルの開発を進めていたから」だ。2chモデルのみならば早期の発売も有り得たかもしれないが、パワーアンプは通常4chモデルの方が需要が多い。ゆえに2機種同時の発売が目指され、それに向けて入念に作り込まれていた、というわけだ。

さて、じっくりと熟成され完成されたこの『A1500シリーズ』とはどのようなパワーアンプなのだろか。まずはラインナップを構成する2機種の主要スペックから紹介していこう

D’AMORE ENGINEERING・A1500.2

(写真)D’AMORE ENGINEERING・A1500.2

★『A1500.2』(税抜価格:90万円)
●仕様:2ch(2/1ch)パワーアンプ
●定格出力:350Wx2(4Ω)675Wx2(2Ω)1000Wx2(1Ω)1350Wx1(4Ωブリッジ)2000Wx1(2Ωブリッジ) ●周波数特性:3Hz~100kHz(+0,-3dB) ●S/N比:109dB ●ダンピングファクター:700 ●サイズ(幅×奥行×高さ):590×293×57mm ●質量:12.6kg

D’AMORE ENGINEERING・A1500.4

(写真)D’AMORE ENGINEERING・A1500.4

★『A1500.4』(税抜価格:93万円)
●仕様:4ch(4/3/2ch)パワーアンプ
●定格出力:325W x4(4Ω)500W x4(2Ω)1000Wx2(4Ωブリッジ) ●周波数特性:3Hz~100kHz(+0,-3dB) ●S/N比:109dB ●ダンピングファクター:700 ●サイズ(幅×奥行×高さ):590×293×57mm ●質量:12.6kg
スペックからも、『A1500シリーズ』が並のハイエンドパワーアンプではないことを見て取れる。ハイパワーであることもさることながら、周波数特性、S/N比、ダンピングファクターともに破格の数値が叩き出されている(さらに詳しいスペックは、昨日公開されたニュースリリースを要参照)。D’AMORE ENGINEERING・A1500シリーズ

(写真)D’AMORE ENGINEERING・A1500シリーズ


「極限的な静寂、絶大なダイナミクス」を得るために、「ミラーイメージ」にこだわる。


続いては『A1500シリーズ』の構造・設計的な特長を紹介していこう。ちなみに実はかつて、開発者であるアンソニー・ダモーレ氏(通称トニー氏)の話を訊く機会があり、そのときに氏から開発コンセプトを訊いている。曰く「目指したのは、極限的な静寂、絶大なダイナミクス」とのことだった。

それを実現するためのキーワードは「ミラーイメージ」とも教えてくれた。『A1500シリーズ』は、“鏡面対称”にこだわって設計されているのだ。2chモデルではLchとRchを完全に分離させた“デュアルモノラル設計”とし、4chモデルでは1/2chと3/4chを分離させた“デュアルステレオ設計”となっている。基板上で左右が鏡で映したかのようなレイアウトを形成しているのだ。そうすることで優れたchセパレーションを獲得でき、結果「極限的な静寂と絶大なダイナミクス」が得られているというわけだ。

なお、ch間で共有するのはシャーシのみ。電源回路も信号経路も完全に分離している。そしてさらに、完全なる無音状態を勝ち取るべく、電圧増幅段と電流増幅段基板の分離もなされている。

また、採用されている音響パーツも至極豪華だ。Nichicon社製Fine GoldキャパシタおよびMuseオーディオ用キャパシタ、オン・セミコンダクター社製バイポーラトランジスタ(ch当たり『A1500.2』には14個、『A1500.4』には8個使用)、無誘導抵抗器等々、マニアにはお馴染みの最高級パーツがふんだんに使われている。

ルックスにもこだわりが注がれている。上質なプロダクトほどデザインが洗練されるものだが、『A1500シリーズ』も例に漏れない。デザイン面でも“ミラーイメージ”が徹底されていて、アルミニウムの無垢材から削り出された大型ヒートシンクブロックやLEDディスプレイメーターが、左右対称に配置されている。

ところでこのLEDディスプレイメーターは“クリッピングメーター”だ(ボルトメーターではない)。なので楽曲のグルーヴとシンクロしてアクションする。視覚的にも楽しめる。

D’AMORE ENGINEERING・A1500シリーズに装備されている“電動ファン”。テスト風景(@イース・コーポレーション・試聴室)。

(写真左)D’AMORE ENGINEERING・A1500シリーズに装備されている“電動ファン”、(写真右)テスト風景(@イース・コーポレーション・試聴室)


リアリティの高さは随一。機材を通した音、という印象は皆無。


では、インプレッション・リポートをお贈りしていこう。テストは、“D’AMORE ENGINEERING”の正規輸入代理店である“イース・コーポレーション”の試聴室にて行った。なお、リファレンススピーカーには、先に発売され話題を集めている、ドイツのスーパーハイエンドブランド“RSオーディオ”の最新フラッグシップスピーカー、『RS Master 3 MKII』(税抜価格:128万円)を使用した。

それ以外では、パソコンをソースユニットとして使い、USB DACを介してパワーアンプへと信号を送り込んだ。クロスオーバーには“RSオーディオ”のセカンドラインスピーカー『RS Stream 165-2』(税抜価格:30万円)に付属されているパッシブクロスオーバーネットワークを使用した。

ケーブル類も上級モデルで固めた。すべてをロシアのハイエンドケーブルブランド“チェルノフケーブル”のアイテムで統一。ラインケーブルが『REFERENCE MKII IC100』(税抜価格:19万5000円/1m)、スピーカーケーブルが『CLASSIC MKll SC/1』(税抜価格:9300円/1m)、USBケーブルが『REFERENCE USB A-B IC100』(税抜価格:5万5000円/1m)、パワーケーブルが『STANDARD DC POWER 4AWG』(税抜価格:2600円/1m)という布陣を敷いた。

まずは、4chモデルの『1500.4』の音から確認した(1/2chのみを用いてスピーカーを駆動した)。

そして…。テストトラックのサウンドが流れ始めてまず感じたのは、「リアリティの高さ」だった。とにもかくにも“実在感”が高い。目を閉じれば演奏の現場にいるかのような感覚に浸れる。しかも、アコースティック楽器やボーカルは、マイクや録音機器を介して鳴っているようには感じられない。楽器そのものから出ている音を聴いているとしか思えないのだ。もちろんリバーブが掛けられているのでそこに着目すれば機材を介した音だと理解できるのだが、心を無にして耳を傾ければ、そのリバーブも天然の残響音だと信じ込める。

なお、味わいは実に濃厚だ。しかしどこまでもスッキリしている。音数は多いのに、余分な要素が一切ない。1音1音が誇張なく、よどみなく、ストレートに“そのまま”再現されている。

いやはや、スーパーハイエンドと呼ぶに相応しい究極的なサウンドを満喫できた。そして次々にテストトラックを流していくと…。

この続きは、1週間後にお届けする後編にて詳しくリポートする。次回の当記事を、くれぐれもお読み逃しのなきように。

《太田祥三》

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