実践的“サブウーファー攻略法”完全ガイド! 第2回“小型・薄型パワードサブウーファー”の楽しみ方 | Push on! Mycar-life

実践的“サブウーファー攻略法”完全ガイド! 第2回“小型・薄型パワードサブウーファー”の楽しみ方

カーオーディオシステムにおいて「サブウーファー」は至極重要な役割を果たす。これをシステムに追加することで、もう1ランク上のサウンドが楽しめる。当短期集中連載では、そんな重要アイテムである“サブウーファー”の活用術を多角的に解説していこうと試みている。

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パワードサブウーファーの一例(フォーカル・Ibus 20)。
  • パワードサブウーファーの一例(フォーカル・Ibus 20)。
  • パワードサブウーファーの一例(ロックフォード フォズゲート・PS-8)。
  • パワードサブウーファーの一例(ミューディメンション・BlackBox X10)。
  • パワードサブウーファーの一例(カロッツェリア・TS-WH500A)。

カーオーディオシステムにおいて「サブウーファー」は至極重要な役割を果たす。これをシステムに追加することで、もう1ランク上のサウンドが楽しめる。当短期集中連載では、そんな重要アイテムである“サブウーファー”の活用術を多角的に解説していこうと試みている。

今回は、低音強化をもっとも手軽に行える“小型・薄型パワードサブウーファー”について、利点から使い方のコツまでを紹介していく。

なお当特集は、毎回全国の実力カーオーディオ・プロショップに教えを請い、記事を作製していく。当回では、東京都西多摩郡に店舗を構える“モービルサウンドテクノロジー”の小川さんにご協力いただいた。参考になる話をたくさん聞けた。じっくりとお読みいただきたい。

選ぶ際の重要チェックポイントは、“サイズ”と“剛性”!

最初に、“小型・薄型パワードサブウーファー”の低音強化アイテムとしてのポテンシャルについて訊いてみた。“簡易的”というイメージも持たれがちなのだが…。

「音の質を突き詰めるのであれば、ユニットサブウーファーをボックスに取り付けて鳴らした方が有利です。しかし“小型・薄型パワードサブウーファー”もあなどれません。特に最近は高性能なモデルも増えてきましたし。何より、インストールスペースを多く必要としないことや取り付け工賃を抑えられるといったこれならではのメリットも有しています。そこを重視するならば最善の選択肢になり得ます」

続いては、“小型・薄型パワードサブウーファー”の選び方のコツを教えてもらった。

「低音再生能力という観点では、サブウーファーユニットの口径が大きい方が有利です。とは言っても、想定している取り付け位置に入り切らないモデルを選んでしまったら本末転倒です。取り付けたい場所に収まるかどうか。まずはそこをしっかり確認しましょう。

サイズ以外では、ボディの強度もチェックポイントです。例えば樹脂製のモデルよりはダイキャストタイプの方が音的には有利です。剛性が高い方が質の高い低音を再生しやすいですから。ボディがビビる可能性も低いですし。

なお内蔵されているパワーアンプの出力の大きさは、それほど気にする必要はないと思います。各機とも組み合わせるサブウーファーユニットとのバランスが考えられていますので、しっかり鳴らし切れるパワーは確保されているはずです」

“小型・薄型パワードサブウーファー”はほとんどが“シールドタイプ”。タイトな低音を鳴らせる!

選び方についてさらに話を続けてもらった。

「“パワードサブウーファー”全体で考えたときににはボックスタイプもチェックしたいのですが、“小型・薄型”のモデルに関してはほとんどが“シールド(密閉)タイプ”です。対してトランク等に設置することが前提の大きめな“パワードサブウーファー”になると“バスレフタイプ”や“バックローデッドタイプ”のモデルも出てきます。ローエンドまで伸びる低音が欲しい場合にはそれらの方が向いているかもしれませんね。一方“シールドタイプ”では、タイトな低音が鳴らせます」

次いで、インストールに関することを質問してみた。シート下に取り付けることが多くなるのだが、運転席と助手席とでは、どちらが良いのだろうか。

「それぞれにメリットがあります。運転席の下に取り付けた場合には、低音を体で感じられます。体の芯で低音を楽しみたい場合には、運転席の下に取り付けると良いと思います。一方、助手席の下に取り付けた場合には、ダイレクトに振動が伝わってきにくくなりますが、取り付け位置を工夫することで音自体は案外上手く回り込んできます。助手席下の方が音質的には有利かもしれません。

ちなみに、運転席下と助手席下の両方に設置するという手もあります。“パワードサブウーファー”を2台導入して低音をステレオで鳴らしても面白いと思うんです。チューニング次第ではステレオ感が増大しますし、サウンドに深みが出ますから」

電源配線は“バッ直”がおすすめ。しかし、場合によっては他の選択肢もアリ。

さらには、配線方法やセッティング方法についても教えてもらった。

「まずプラス電源は、メインバッテリーから直接引き込む“バッ直”を行いたいところです。十分な電力を確保できた方が音的に有利ですから。ただ、モデルによってはメインユニットの裏から電源を取ることを想定して設計されているものもあります。そうした方が配線を簡略化できますので取付工賃も少なくてすみます。その点ではお客様にとってメリットとなるわけですから、“バッ直”をしないという選択肢もアリだと思います。

とはいえ、他の電装品の電源もメインユニット裏から取っている場合には、消費電力を計算してみる必要はありますね。そのあたりは取り付けるお店とよく相談されると良いと思います。

音楽信号の配線は、メインユニットにサブウーファー出力が備わっている場合にはそれを使えば良いのですが、それが備わっていない場合には、フルレンジのスピーカー出力を左右合成して、どこかしらから取り出すことになります。

どこから取るかはケースバイケースです。車種によっては選択肢が限られる場合もありますし。ただ、前列シートの下に設置する場合には、フロントスピーカー出力を分岐させた方が良いかもしれません。サブウーファーのサウンドまでをフロントchにまとめることでコントロールしやすくなりますから。一方、リアスピーカー出力を分岐させると、フェーダーでフロントスピーカーと“サブウーファー”のバランスを変えられるようになります。“サブウーファー”をトランクに設置する場合には、フェーダーが使えた方が調整はしやすくなるかもしれませんね。

なお音楽信号の入力に際しては、“ゲインを上げ過ぎないこと”が重要です。ゲインが高い状態でリモートボリュームを上げていくと、サウンドが破綻しかねません。スムーズでクリアな低音再生を望まれるのなら、ゲインは適切に設定すべきです」

小川さんに訊いた話は以上だ。“小型・薄型パワードサブウーファー”がなかなかに楽しめる存在であることを、そして上手に使うためのコツを再確認できた。合理的に低音強化をしたいと思ったときには、“小型・薄型パワードサブウーファー”は頼りになる。使って損はなさそうだ。

《太田祥三》

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