“ソースユニット”のトレンドを大分析! Choice 05 ビーウィズ“MM-1D”考察 | Push on! Mycar-life

“ソースユニット”のトレンドを大分析! Choice 05 ビーウィズ“MM-1D”考察

カーオーディオシステムへと音楽信号を供給する装置である“ソースユニット”に、貴方は何を使っているだろうか。最近は、車載機、非車載機と、選択肢がさまざまある。当特集では、その1つ1つについて利点や楽しみ方のポイントを検証している。

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ビーウィズ・MM-1D
  • ビーウィズ・MM-1D
  • ビーウィズ・MM-1D
  • 『MM-1D』の搭載例(製作ショップ:プロショップ ヴォーグ)。
  • 『MM-1D』の搭載例(製作ショップ:プロショップ パラダ)。

カーオーディオシステムへと音楽信号を供給する装置である“ソースユニット”に、貴方は何を使っているだろうか。最近は、車載機、非車載機と、選択肢がさまざまある。当特集では、その1つ1つについて利点や楽しみ方のポイントを検証している。

今回は、国産ハイエンドカーオーディオブランド“ビーウィズ”が擁する独特なモデル、『MM-1D』の考察をお届けする。

唯一無二の存在である『MM-1D』。形状、コンセプト、性能等々が逐一独特。

これまではジャンルごとで解説してきたが、今回は、単一のユニットをスペシャルフィーチャーする。取り上げるのは、“ビーウィズ”のルームミラー型リニアPCMプレーヤー、『MM-1D』だ。

これを単独で紹介する理由はズバリ、当機が唯一無二の存在だからだ。形状、コンセプト、性能等々が逐一独特なのだ。

さて、『MM-1D』は、ある意味もっとも“ソースユニット”らしい製品と言っていい。AV一体型ナビのように“DSP”や“パワーアンプ”等を内蔵しているわけでもない。ひたすらに音楽信号を読み取りその信号をシステムに送り込むことに専念する。モニター部分にバックカメラの映像を映し出すことは可能だが、それはあくまでサブ的な機能だ。ドライブしている間のほとんどの時間で、“ソースユニット”としての役割を果たし続ける。

なお、対応メディアは“コンパクトフラッシュ”のみだ。ボディの右サイドにスロットが装備されていて、そこにCFカードを挿入して使用する。

そして形状が独特だ。ルームミラー型の“ソースユニット”は、『MM-1D』をおいて他にはない。で、この形状とすることでスペシャルな利点が得られている。それは「設置が容易であること」だ。一般的なメインユニットのようにセンタークラスターパネルを取り外す必要もない。ただ純正のルームミラーに被せれば装着を終了できる。

1DINメインユニットが使いづらくなる中で、『MM-1』は1つの解答を示した…。

続いては、『MM-1D』が登場した背景を振り返ってみたい。初期モデル『MM-1』は、2005年の春に販売開始されている。

なお当時は、ハイエンドカーオーディオのメインユニットといえば1DIN機が主流だった。各社からさまざまな1DINハイエンドメインユニットがリリースされていて、カーオーディオ愛好家のほとんどが、それらいずれかを使用していた。しかし、徐々にそれらが使いづらくなり始めていた。その理由は2つある。1つは、「ナビが普及してきたから」だ。ナビとハイエンドメインユニットの両方を取り付けようとすると、センタークラスターパネルに3DIN分のスペースが必要となる。大がかりな改造をしなくては取り付けられない場合も出てくる。

2つ目の理由は、「異形インパネや“純正マルチ(オーディオメインユニットにエアコン操作等々の他の機能も併せ持たせたもの)”が採用される車種が増えてきたから」だ。純正メインユニットを交換しづらいケースが増加してきたのだ。

しかし、『MM-1』なら話は変わる。当機はセンタークラスターパネル内に装着しなくて良いのでAV一体型ナビとの共存が容易で、純正メインユニットが取り外せない場合にも問題なく装着できる。しかも付属のインターフェースユニットには、純正オーディオのスピーカー出力もインプット可能だ。取り外しが困難な純正システムを活かすことも可能としていたのだ。つまり、ハイエンドカーオーディオに新しい可能性をもたらした、というわけなのだ。

『MM-1D』は音が良い! パーツ選定や設計にこだわりをフル注入!

そして『MM-1D』は、音が良い。CDのような回転メカを用いないので、走行中の振動の影響を受けずらいということもあるが、それにもましてとにもかくにも高性能。パーツ、基板、構造それぞれにおいて贅が尽くされ、そしてこだわりがふんだんに盛り込まれている。

ちなみに現行の『MM-1D』は、2012年に登場した第2世代のモデルだ。『MM-1』のコンセプトをそのまま引き継ぎながら、デバイスから筐体に至るまでの90%以上(点数比)の構成部品が刷新され、作り上げられている。

なお、このフルモデルチェンジにより、製品タイプは2つに増えた。1つが『STATE MM-1D』で、もう1つが『MM-1DT/6』だ。前者は、マルチプロセシングDACシステム『BEWITHSTATE』、『STATE A6』、または従来機『MM-1』に付属されていた“スマートインターフェース”との接続が前提となっていて、一方『MM-1DT/6』は、専用インターフェースユニットと長さ6mのMLリンクケーブルがセットされた汎用機となっている。つまり『MM-1DT/6』の方は、他ブランドの“DSP”との接続も可能だ。

ところで『MM-1D』は、音声をアナログアウトしたときにもその高音質ぶりを発揮できる。アナログ音声出力を一般的なAV一体型ナビ等のAUX端子に接続して“外部ソースユニット”として活用しても、十二分に良さを味わえる。必ずしもハイエンドシステムで使わなければならない、というものでもないのだ。

見た目的にもスタイリッシュで、かつ、車載専用機なので使い勝手も良い。そして何より高音質。車載専用の高音質な“ソースユニット”を使いたいと思ったら、当機は注目に値する。ハイエンド愛好家からライトユーザーまで、幅広い層におすすめできる。

今回はここまでとさせていただく。次回は、これまでに紹介してきたもの以外の製品について解説していく。お楽しみに。

《太田祥三》

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