「サウンドユニット」の“チョイスのキモ”を徹底解析! Part1・スピーカー編 その6「口径違いについて」 | Push on! Mycar-life

「サウンドユニット」の“チョイスのキモ”を徹底解析! Part1・スピーカー編 その6「口径違いについて」

カーオーディオという趣味を製品選びの段階から楽しんでいただくために、当コーナーでは“チョイスのキモ”を解説している。まずは「スピーカー」にスポットを当て、選ぶ際のポイントを考察している。今回は、「口径」をテーマに話を進めていく。

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16.5cmスピーカーの一例(ロックフォード・フォズゲート P1675-S)。

カーオーディオという趣味を製品選びの段階から楽しんでいただくために、当コーナーでは“チョイスのキモ”を解説している。まずは「スピーカー」にスポットを当て、選ぶ際のポイントを考察している。今回は、「口径」をテーマに話を進めていく。

結論から入りたい。市販スピーカーには「口径違い」が存在しているが、基本的には「口径」は、製品選びをする上での“悩むべきポイント”にはならない。「適合するかしないか」が問題なのだ。愛車に合う「口径」はそもそも決まっている、というわけなのだ。

ちなみに市販スピーカーの「口径」は、「17cmタイプ」「16.5cmタイプ」「16cmタイプ」「10cmタイプ」「8cmタイプ」等があるのだが、例えば愛車の純正スピーカーが「16.5cmタイプ」であったなら、そこには「10cmタイプ」は取り付けられない。鉄板に開けられている取り付け穴をいくらか塞ぐような改造を行えば取り付けられるが、そのような改造をするのは現実的ではない。素直に「16.5cmタイプ」のスピーカーを取り付けるべきなのだ。

逆に、純正スピーカーが「10cmタイプ」であったなら、そこに「16.5cm」のスピーカーを取り付けるためにはドア内部の鉄板の取り付け穴を拡大する等の改造が必要となる。そうするよりも、すんなりと取り付けられるモデルを選んだ方が無難だ。

ところで、「17cmタイプ」と「16.5cmタイプ」はほぼ同じものだと考えて良い。単なる「言い方の違い」みたいなものなのだ。ちなみに国産モデルでは「17cm」とうたうモデルが多く、輸入スピーカーはそれと概ね同サイズのモデルを「16.5cm」と表記している場合が多いのだ。

なお最近の国産車では、「17cmタイプ」もしくは「16.5cmタイプ」が適合となる車種が増えている。逆に欧州車の中には、「8~10cmタイプ」でないと取り付けられない車種も目立っている。

ただし…。「17cmタイプ」もしくは「16.5cmタイプ」の製品と「8~10cmタイプ」の製品の数を比べると、後者の方がかなり少ない。なので、小口径スピーカーしか取り付けられない車種のオーナーからは、「17cmタイプ」もしくは「16.5cmタイプ」のスピーカーが敢えて選ばれることも少なくない。広い選択肢の中からベストを選びたいと考えると、取り付け費用は多少かさんでも大きいモデルを選ぶしかない、というケースも往々にして有り得ている。

今回はここまでとさせていただく。次回も「スピーカー」の“チョイスのキモ”の解説を続行する。お楽しみに。

《太田祥三》

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