「JLオーディオ」の新トップエンドスピーカー『C7シリーズ』が、満を持して堂々登場!! 緊急テスト!! | Push on! Mycar-life

「JLオーディオ」の新トップエンドスピーカー『C7シリーズ』が、満を持して堂々登場!! 緊急テスト!!

2017年の春にイース・コーポレーションから発行されたカタログ誌『ACGマガジン』で発売が予告されて以来、その登場を今か今かと多くのファンから待たれていた、アメリカン人気カーオーディオブランド「JLオーディオ」の新トップエンドスピーカー『C7シリーズ』。

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JLオーディオ・C7シリーズ
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2017年の春にイース・コーポレーションから発行されたカタログ誌『ACGマガジン』で発売が予告されて以来、その登場を今か今かと多くのファンから待たれていた、アメリカン人気カーオーディオブランド「JLオーディオ」の新トップエンドスピーカー『C7シリーズ』。

その実機が遂に、2018年春、日本上陸を果たした。2017-2018シーズン最後の大物『C7シリーズ』のサウンドを、早速確かめてきた。そのリポートをじっくりとお伝えしていく。


ラインナップは3モデル。パッシブクロスオーバーネットワークの用意はなく、マルチ駆動が前提。


まずは、概要から紹介していこう。ラインナップは3機種。主要スペックは以下のとおりだ。

JLオーディオ・C7シリーズ

☆C7-100ct(税抜価格:4万4000円/1個)
●仕様:2.5cmドームツィーター ●定格入力:100W ●公称インピーダンス:4Ω ●周波数特性:3kHz~30kHz ●能率:86.5dB ●Fs:1450Hz ●取付穴直径:48mm ●取付深さ:19mm ●ツイーターマウント付属(フラッシュ・サーフェス)
☆C7-350cm(税抜価格:7万7000円/1個)
●仕様:9cmミッドレンジスピーカー ●定格入力:100W ●公称インピーダンス:4Ω ●周波数特性:300Hz~10kHz ●能率:86.5dB ●Fs:156.9Hz ●取付穴直径:73mm ●取付深さ:37mm ●スピーカーグリル2種付属:サイズ(外径×厚さ)100×15mm
☆C7-650cw(税抜価格:9万9000円/1個)
●仕様:16.5cmミッドベーススピーカー●定格入力:125W ●公称インピーダンス:4Ω ●周波数特性:50Hz~5kHz ●能率:87dB ●Fs:54.5Hz ●取付穴直径:141mm ●取付深さ:70mm ●スピーカーグリル2種付属:サイズ(外径×厚さ)183×25mm

それぞれ1個ずつの価格設定というあたりはユニークだが、そこのところに深い意味はなさそうだ。コンポーネントキットの設定はなく(セットプランはアリ)、パッシブクロスオーバーネットワークも用意されていない。アクティブクロスオーバーを使ったマルチアンプシステムでの駆動が前提となっている。

なお、イース・コーポレーションから先に発表されたニュースリリースに、各モデルの構造的な特長等々が詳しく記載されている。お時間があればそちらもぜひ、合わせてお読みいただきたい(記事の最後の「関連リンク」からリリース記事に飛ぶことができる)。

JLオーディオ・C7-100ct

手間暇をかけ、“「JLオーディオ」史上最高音質”を奏でられるスピーカーに仕上げられた。


ところで、カタログには2017年秋発売予定と記載されていたわけだが、それが今となったのは、最終的な煮詰めに手間暇を要したから、とのことである。より良いものに仕上げるべく、最後の最後までモディファイが続けられたようだ。北米の有力プロショップを多数訪れ、トップインストーラーたちの反応を確かめるという作業もされているという。とにもかくにも徹底的にサウンドが磨き上げられ、完成度が高められている。

なにせ、“「JLオーディオ」が長年に渡り培ってきた技術の集大成であり、「JLオーディオ」史上最高音質のカーオーディオ用ハイエンドスピーカーを目指して”作られた製品である。一切の妥協なく仕上げられているだろうことは容易に想像がつく。

さて、当記事では、先に発表されたリリースに掲載されていない、よりディープな情報もお伝えしていこうと思う。

『C7シリーズ』は、アクティブクロスオーバーを介しての“マルチアンプシステム”での使用が想定されている製品なのだが、「JLオーディオ」では、アクティブクロスオーバーの設定の参考になるようにと、各ユニットごとで3種のカットオフスロープ(設計帯域幅)を公開している。

JLオーディオ・C7-350cmJLオーディオ・C7-350cmJLオーディオ・C7-350cm

☆C7-100ct 設計帯域幅
-48dB/oct フィルタ:3kHz~30kHz
-24dB/oct フィルタ:4kHz~30kHz
-12dB/oct フィルタ:5kHz~30kHz
☆C7-350cm 設計帯域幅
-48dB/oct フィルタ:300Hz~10kHz
-24dB/oct フィルタ:400Hz~10kHz
-12dB/oct フィルタ:500Hz~10kHz
☆C7-650cw 設計帯域幅
-48dB/oct フィルタ:50Hz~5kHz
-24dB/oct フィルタ:60Hz~5kHz
-12dB/oct フィルタ:70Hz~5kHz

『C7シリーズ』を搭載する際には、上記のデータを参考にしながら、2ウェイなのか3ウェイなのか、各機の取り付け位置はどこなのか等々を踏まえ、スロープ、カットオフ周波数を微調整して、ベストサウンドを探っていただきたい。

あと、ツィーターには実は、保護用に15μFのプロテクションキャパシタが付属されている。これを用いれば、アクティブクロスオーバーのセッティング時に誤ってツィーターにフルレンジの信号を流してしまっても、ツィーターの破損を防止できる。インストールの際にツィーターの+側ラインに入れることで、-6dB/oct @ 2.65kHzのハイパスフィルタをかけられる。

ツィーター用のプロテクションキャパシタ

「グラウンドゼロ」の最新ユニットで鳴らした。ケーブル類は「チェルノフオーディオ」で統一。


それでは、テストの模様をリポートしていこう。最初にテスト環境を紹介したい。テスト会場はイース・コーポレーションの試聴室。ソースユニットには「アステルアンドケルン」の『AK380』を使用し、アクティブクロスオーバーとしては「グラウンドゼロ」の4chパワーアンプ内蔵8chデジタルシグナルプロセッサー「GZDSP 4.80AMP」(税抜価格:10万円)を使った。パワーアンプには当機の内蔵パワーアンプと、さらにこちらも「グラウンドゼロ」のニューモデル『GZHA MINI FOUR』(税抜価格:6万円)とを使用(内蔵パワーアンプでツィーターとミッドレンジを鳴らし、『GZHA MINI FOUR』のフロントchを使ってミッドウーファーをドライブした)。

ケーブル類はすべて「チェルノフオーディオ」で統一した。パワーケーブルに『STANDARD DC Power 8AWG』(税抜価格:1200円/1m)を、スピーカーケーブルに『CLASSIC MKll SC/1』(税抜価格:9300円/1m)、そしてラインケーブルに『REFERENCE MKll IC165』(税抜価格:25万円/1.65m)をそれぞれ使用した。

JLオーディオ・C7-650cwJLオーディオ・C7-650cwJLオーディオ・C7-650cw

「JLオーディオ」らしい真面目さに、ツヤが加わっている…。


最初の1音が耳に飛び込んできた瞬間に、その世界に引き込まれた。なんとも魅力的な音だったのだ。余韻や響きが美しく、味わいが濃い。

「JLオーディオ」というと、特にパワーアンプを聴いたときに感じるのだが、“優等生的な音”というイメージが強い。バランス良く、ニュートラルでナチュラル、そういった印象が強いのだが、当機からもそれら「JLオーディオ」らしさを存分に感じ取ることができた。そしてその上で、そこにツヤがプラスされていたことで、一層惹き付けられるサウンドに仕上がっていた、というわけなのだ。

また、立体感の表現も至って良好だ。高解像度で高S/N、かつ、音源に含まれている情報を存分に引き出せているからこそ、サウンドステージをリアルに描けているのだろう。

JLオーディオ・C7リーズ

レスポンスの速さにも特長が出ている。低域から高域までキビキビと鳴る。そして音が混濁しないので、ソロ楽器の高速フレーズも1音1音がよどみなくシャープに再生されていく。

各帯域それぞれに耳を澄ませてみると、低域は密度感が高く良く締まっていて質感も高い。高域もすこぶる滑らかでスムーズ。そして中域の厚みも申し分ない。声や管楽器の音にハリとツヤがみなぎっていて、聴き応えが高い。

聴けば聴くほど、良さを実感できた。この出来ならば、「JLオーディオ」ファンを満足させるに違いない。そして、発売が噂されている新たなフラッグシップアンプと組み合わせてのサウンドにも興味が募る。また、他ブランドのスーパーハイエンドアンプと組み合わせても面白そうだ。このポテンシャルを持ってすれば、限界追求に挑んでも、簡単には底を見せることはないだろう。

価値あるハイエンドスピーカーを探しているならば、『C7シリーズ』という名機が登場したことを、くれぐれもお忘れ無きように。
《太田祥三》

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