【カーオーディオ・ユニット選びの極意】Section 10「電源強化アイテム編 その3」 | Push on! Mycar-life

【カーオーディオ・ユニット選びの極意】Section 10「電源強化アイテム編 その3」

カーオーディオを愛好する方々に向けて、製品選びから楽しんでいただこうと、ユニットチョイスの勘どころをご紹介している。今週は、「電源強化アイテム編」の3回目として、「キャパシター」にフォーカスし、その必要性等々をじっくりと解説していく。

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M&M DESIGNのキャパシター。

カーオーディオを愛好する方々に向けて、製品選びから楽しんでいただこうと、ユニットチョイスの勘どころをご紹介している。今週は、「電源強化アイテム編」の3回目として、「キャパシター」にフォーカスし、その必要性等々をじっくりと解説していく。

ひとくちに「電源強化」と言いつつも、さまざまなアプローチがあるわけだが、ユニットを追加するタイプのプログラムの中で、「キャパシター導入作戦」は、手頃な部類に入ると言える。ユニットの金額が、比較的にリーズナブルであるからだ。

しかしながら、効果はなかなかに大きい。

「キャパシター」の役割は、電気を蓄えておき、パワーアンプが瞬間的に大量の電気を必要とするときに、瞬時にそれを補うことにある。

普通に音楽を聴いているときにはあまり意識しないのだが、パワーアンプは瞬間瞬間で、必要な電気量が違っている。大きな音量で低音が鳴らされる瞬間などには、特に多くの電気を必要とするのだ。とはいえ、バッテリーから供給される電気の量は、基本的に常時一定だ。であるので案外、電力不足に陥ることが起こり得る。電力不足に見舞われる瞬間には実は、音楽信号に含まれている情報を、すべて再現できていなかったりするのである。

そうであるとき「キャパシター」を追加してみると、音にハリが出て、1音1音の粒立ちも上がり、実在感も増してくる。それまで間引かれていたものが、しっかり表現されるようになることを実感できる。

さて、問題は製品の選び方だが、これについては、決定的な見極め法はないようだ。容量の大きいものが有利ではあるが、それがすべてではないので、スペックだけでは判断しづらい。

ただし、搭載スペースを鑑みて、大きさと形はチェックすべきだろう。あとは、デザインや、ブランドイメージを参考にするといいのではないだろうか。見た目的にもしっくりくるものを選びたい。

ともかく、「キャパシター」がなかなかに使えるアイテムであることは確かだ。特に、大きめの音量で音楽を聴く方にとってはなおさら頼りになるはずだ。内蔵パワーアンプに使っても効果がある。今よりワングレード音質を向上させたいと思ったら、「キャパシター」の導入を検討してみるのも面白い。ご参考にしていただきたい。

《太田祥三》

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