カーオーディオ界・10大ニュース! 2016年を振り返る! ブーム、トレンド、そして愛好家をワクワクさせた新製品とは? <後編> | Push on! Mycar-life

カーオーディオ界・10大ニュース! 2016年を振り返る! ブーム、トレンド、そして愛好家をワクワクさせた新製品とは? <後編>

今年も1年、当サイト『Push on! Mycar-life』をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。2017年も変わらぬお引き立てのほど、何卒よろしくお願い申し上げます! さて、当記事が2016年最後の“特集記事”となる。最後は、“10大ニュース”の後編をお贈りする。

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クラリオン『Full Digital Sound・Z3』
  • クラリオン『Full Digital Sound・Z3』
  • ダイヤトーン サウンドナビ『NR-MZ200シリーズ』
  • BEWITH『Royal Ensemble ll』
  • DIATNE『DS-SA1000』
  • クラリオン『Full Digital Sound』

今年も1年、当サイト『Push on! Mycar-life』をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。2017年も変わらぬお引き立てのほど、何卒よろしくお願い申し上げます! さて、当記事が2016年最後の“特集記事”となる。最後は、“10大ニュース”の後編をお贈りする。

■第5位 『ダイヤトーン サウンドナビ』がまたもや進化!

今や、カーオーディオ・メインユニットのスタンダードとなった『ダイヤトーン サウンドナビ』が、またまた今年も進化を遂げた。

ニューモデルの名は、『NR-MZ200シリーズ』。ちなみに、昨年モデル『NR-MZ100シリーズ』が、初登場から4代目にして初のフルモデルチェンジを果たしての登場だった。そこで大きな進化を果たしているので、2016年モデルでは劇的な変更点はないのだろう、と思いきや…。これがなかなかどうして、想像以上に音が良くなっていると、巷で話題が持ちきりだ。

音に関しての注目すべき具体的な進化ポイントは2つ。1つ目は「DIATONEオールコンテンツインプループテクノロジー」が採用されていること。これはつまり、ハイレゾ音源、CD、メモリー、Bluetooth、AUX-INと、すべてのソースでそれぞれ音質向上が図られたことを意味している。どのメディアで聴いたとしても、常に高音質で音楽が楽しめる。

2つ目は「高周波テクノロジー」が採用されたこと。高周波ノイズは、可聴帯域の外、ということもあり、一般的には対策されないことが多いのだが、実は二次的に可聴帯域に影響を及ぼすことも多い。新しい『ダイヤトーン サウンドナビ』ではそこにも踏み込み、徹底的な対策が施されている。

ほかにもいくつかの新技術が盛り込まれ、ますます音の良い製品に仕上げられている『NR-MZ200シリーズ』。2017年も継続的に人気を博すことは確実だ。

■第4位 「アンプ内蔵DSP」が、ますます人気に!

近年、「アンプ内蔵DSP」の人気が高まっているが、2016年はその傾向に、ますますの拍車がかかった。

これが人気となっている理由はいくつか考えられる。1つ目は、初めてのカーオーディオとして“まずは「DSP」から”というアプローチが一般化してきたから、である。少し前までは、初めてのカーオーディオと言えば、“スピーカー交換”から入るのが常套手段だった。しかしここにきて、“詳細なチューニング機能を取り入れる”ことからカーオーディオを始めるユーザーも増えてきた。そのとき「アンプ内蔵DSP」ならば、「単体DSP」+「パワーアンプ」という組み合わせよりも手軽に始められるのだ。

2つ目の理由は、純正メインユニットを取り外せないクルマが増えてきたから、である。最初に、または“スピーカー交換”をした後に「DSP」を導入しようとしたとき、純正メインユニットが外せない以上、「ハイエンド・メインユニット」は導入できない。となると「アンプ内蔵DSP」か「単体DSP」+「パワーアンプ」しかないわけで、ここでも手軽さで「アンプ内蔵DSP」が選ばれることが多くなっているのである。

さらには、優秀な「アンプ内蔵DSP」が増えてきたことも、「アンプ内蔵DSP」人気を押し上げる背景となっている。そして、システムが大がかりになるのを嫌うユーザーも増えてきている。「アンプ内蔵DSP」ならば、インストールスペースも最小ですむ。

とにもかくにも「アンプ内蔵DSP」は、これまでカーオーディオに二の足を踏んでいたユーザーの取り込みにもひと役買っている。2017年もその存在感がますます高まっていくことは確かだろう。

■第3位 ビーウィズから驚愕のフルシステム、『BEWITH Royal Ensemble ll』登場!

国産ハイエンドカーオーディオブランドの雄、ビーウィズから2月に発表された、最高級トータルサウンドパッケージ第2弾『BEWITH Royal Ensemble ll』も、年初のカーオーディオ界で大きな話題を集めた。

世界でわずか50組しか発売されないという当サウンドパッケージ。衝撃的だったのはなんと言ってもその価格だ。国内標準価格は驚きの600万円…。ただし、同社の最高峰ユニットがすべて揃えられていて、しかも税込み、チューニング込み、ケーブル類もすべて込み(必要な量が提供される)なのだから、至って妥当な価格ではある。

なお、当トータルシステムはいわば、“ビーウィズが考える理想のサウンド”を聴かせるためのものである。それを成し遂げたキモは、“1Way・1chモノラル構成”というシステムデザイン。そして、それを可能としたユニットが、マルチプロセシングDACシステム『STATE A6R MONO』だ。1chごとに専用のプロセッサーを用意することで、左右chのセパレーションのみならず、帯域間のクロスオーバー歪みをも、完全に排除できている。

そのサウンドを実際に聴いてみたが、クリアさとリアルさが極限的で、質感もこの上なく上質。紛れもなく最高水準のサウンドだった。

さて2017年、ビーウィズから放たれる次なる矢はどんなものであるのか。ビーウィズは来年もきっと、ファンの度肝を抜く製品を繰り出してくるはずだ。楽しみに待ちたい。

■第2位 ニュー国産ハイエンドスピーカー『DIATNE・DS-SA1000』が鮮烈デビュー!

久々に、大物国産ハイエンドカースピーカーが登場した。それがこの、『DIATNE・DS-SA1000』である。

ところで「DIATONE」は、2016年でブランド誕生70周年を、さらには、同ブランド初となるハイエンド車載用スピーカー『DS-SA3』を発表してから10周年を迎えている。この『DIATNE・DS-SA1000』は、それらを記念するかのごとくに登場した逸品だ。

ところで当モデルは、名機『DS-SA1』からのモデルチェンジ機である。それと同時に、最新「DIATONE」スピーカーの集大成的モデルでもある。『DS-SA1』の血統を継ぎながら、近年の「DIATONE」カースピーカーならではのテクノロジーも身にまとっている、というわけなのだ。

『DS-SA1』から受け継いでいるのは、トゥイーターの振動板素材。理想的な素材とされている「B4Cプレミアムボロン」を、「DIATONE」が独自に開発した特殊な製法で最適に製品化している。そしてそれに組み合わせるミッドウーファーには、「DIATONE」だけの新素材、「NCV」を進化させた「NCV-R」を採用している。

結果、「可聴帯域で分割共振のない唯一無二の2ウェイフルピストンモーションスピーカー」を完成させることに成功。また、高S/N感、圧倒的なエネルギー感、目を見張るリアリティのそれぞれが達成され、フラッグシップの名にふさわしい、最上級の性能を身につけることができている。

この音をまだ未体験の方は、ダイヤトーンのHPよりそのサウンドが聴けるお近くのプロショップを検索し、ぜひとも店頭まで。

■第1位 クラリオンから、新機軸スピーカーシステム『Full Digital Sound』が、彗星の如く登場!! 話題騒然!

2016年の、カーオーディオ界の最大のニュースと言えば、これをおいてほかにはない。かつて『9255シリーズ』というハイエンド・メインユニットを擁して、カーオーディオフリークたちから絶大な支持を得ていたクラリオンが、数年間の沈黙を破り久々に、驚愕の新機軸カーオーディオシステムを市場にドロップしたのである。

ところで、スピーカーはその誕生から約100年が経過しているにもかかわらず、基本的な仕組みを誕生当時から変えていない。音楽をマイクロフォンで録音し、その録音信号を、録音したときと逆の機構を用いて音にする。その仕組みゆえに、アナログ信号でないと信号を音に還元できないのだが、クラリオンはその常識を破った。デジタル信号のままで、スピーカーを駆動する仕組みを構築したのである。それがこの『Full Digital Sound』なのだ。

そしてこの『Full Digital Sound』は、性能も確かだ。音に雑味がなく、レスポンスが速い。さらには、パワーアンプを必要としないので、省電力、省スペース、そして軽い。それに加えて、コストパフォーマンスが驚異的に高い。同価格帯のアナログシステムと比べて、一段上のサウンドを聴かせることが可能だ。

さてこの、クラリオン『Full Digital Sound』。2016年のカーオーディオ界を活性化し、大いに刺激を与えてくれた。そして当システムは、未来のカーオーディオのスタンダードになる可能性も秘めている。今後の進化にも期待、大!

《太田祥三》

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