カーオーディオ、“今年のうちにやっておきたいこと”大特集! Part.4「電源強化」 | Push on! Mycar-life

カーオーディオ、“今年のうちにやっておきたいこと”大特集! Part.4「電源強化」

2016年も残り1週間を切ってしまった。新年を迎える準備はおすみだろうか。カーオーディオライフにおいても、“今年のうちにやっておきたいこと”がいくつかある。その1つ1つをご紹介してきた当特集だが、いよいよ今回が最終回だ。

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ビーウィズのレギュレーター、『V50R』。
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2016年も残り1週間を切ってしまった。新年を迎える準備はおすみだろうか。カーオーディオライフにおいても、“今年のうちにやっておきたいこと”がいくつかある。その1つ1つをご紹介してきた当特集だが、いよいよ今回が最終回だ。

最後のテーマは、“電源強化”だ。電源は音の良し悪しに多大な影響をおよぼす。当記事を参考にしていただいて、なるほどと思うことがあったなら、ぜひぜひオーダーだけでも今年のうちにおすませを…。

なお今回取材にご協力いただいたのは、埼玉県の実力店、「東京車楽」の木村さんだ。では早速、木村さんから教えていただいた具体的な“電源強化”ポイントのかずかずを、じっくりと解説していこう。


■“内蔵アンプシステム”でも、“電源強化”は重要項目!

まずは、“ハイエンド・メインユニット+市販スピーカー(内蔵アンプシステム)”における“電源強化”メニューからお聞きした。

木村「最初に手を付けるべき“電源強化”のメニューとしておすすめなのは、“バッ直”です。バッテリーから直接、配線の容量が十分確保されたケーブルを使ってプラス電源を引く、というものです(プロショップに任せ、ヒューズの設定等、安全対策に抜かりなきように)。パワーアンプやパワードサブウーファーを設置する際には普通に行われることなんですが、メインユニットに対してはこれが行われないことが多いと思います。

メインユニットは、外部パワーアンプと比べたら消費電流は小さいのですが、そうはいっても、安定的に電源供給できるに越したことはありません。特に、トルク感が変わってきます。スペックどおりの性能を引き出すためには、十分な電流が必要なんです。

なお、“バッ直”を行う場合、グランドに落とすマイナス側のケーブルにも、プラス側のパワーケーブルと同じ太さのものを使いたいですね。マイナス側のケーブルが貧弱なままだと、“バッ直”の利点が十分に発揮されにくいと思います」

なるほどだ。さらには、以下のような作戦も教えていただいた。

木村「キャパシタの設置もおすすめですね。“バッ直”をしてあっても、瞬間的な電流不足には対応できません。瞬間的に大きな音を出すと、その際に大量の電流が消費されます。そうすると、次の瞬間には電流不足になり、音にハリがなくなったり解像度が落ちたりするんですね。使用する機材のそばにキャパシタを設置しておけば、これに対応できます。“バッ直”とキャパシタの設置、これらを両方やっておけば、メインユニットの“電源強化”は、ほぼ万全だと思います」


■パワードサブウーファーやアンプに対しては、より十分な策を!

次には、パワードサブウーファーに対しての“電源強化”についてお聞きした。

木村「パワードサブウーファーの設置に関しては、最初から“バッ直”で電源が確保されていることが多いと思います。もしも“バッ直”を実行されていないのなら、お早めにこれを行うことをおすすめしたいですね。

なお、メインユニットに対しての“バッ直”は、パワードサブウーファーを導入する際に行うのも手です。パワードサブウーファーを導入することになれば、“バッ直”が前提になるはずですので、その時にまだメインユニットへの“バッ直”がおすみでなかったら、その機会にぜひ。パワードサブウーファーへの配線をヒューズブロック等を使って分岐させればOKです」

外部パワーアンプに対してはどうだろうか。

木村「パワーアンプについても、まずは“バッ直”が基本です。キャパシタが有効であることも同様です。そしてその上でさらに、“安定化電源”(レギュレーター)の設置まで行うことをおすすめしたいですね。

クルマの電源は12Vですが、パワーアンプ等のオーディオ機器のカタログスペックは、14.4V等、それよりも少し高い電圧で動作したときの数値が記載されているんです。スペックどおりの性能を引き出そうとするならば、電源を常にそこまで昇圧しておきたいところなんです。“レギュレーター”があればそれが可能となります。

なお、パワーアンプには、オン/オフを行うために“リモート”も配線することになるのですが、パワーアンプを複数台使用する場合には、これに“リレー”を設置することも有効な“電源強化”策となります。試していただく価値はあると思います。

ところで、キャパシタやレギュレーターは、ノイズフィルターの役目も果たします。その点でも、音質向上が見込めるわけです。もちろん、どこかしらに不具合があって発生しているノイズについては、その原因を取り除くしか対策方法がありません。しかし、高周波ノイズや発電ノイズ等に関しては、キャパシタ等で取り除くことができるんですよ。その点でも、これらを設置する意味は大きいと思います」

カーオーディオ機器は電気がないと作動しない。そして、その部分を強化することで、動作はより安定し、そしてそれが音にも良い影響をおよぼす。手つかずのことがあったなら、具体的なプランを練ってみてはいかがだろうか。

さて、もう2017年は目の前だ。時間は限られているが可能なら、システムメンテナンスやサウンドチューニングの見直し等々、いろいろをすっきりさせて、フレッシュな気分で新年を迎えよう。そして来年も、快適で楽しいカーオーディオ・ライフを、思う存分満喫しよう。
《太田祥三》

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