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【オーディオ教養強化辞典】パワーアンプの大きな役割と性質(1)

パワーアンプは音源/ソースからの信号を増幅してスピーカーへと送り出す大切な装置。ただ増幅するという簡単なものではなくスピーカーを十分に駆動させ 「いい音で楽しむ」ということが大前提だ。

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パワーアンプは音源/ソースからの信号を増幅してスピーカーへと送り出す大切な装置。ただ増幅するという簡単なものではなくスピーカーを十分に駆動させ 「いい音で楽しむ」ということが大前提だ。

パワーアンプの役割は入力信号とおりに増幅し、かつスピーカーを正確に動かすことが仕事。しかし現状は、必ずしも理想的にアンプが動作するわけではない。増幅する過程で歪みが生じたり、ノイズの混入、音質劣化もある。入力信号の波形を変容させずに、きれいな信号で増幅させることは意外と難しいのである。

役割性能(音質を含む)を考えるとき、使っている/使ってみたいスピーカーとの相性を思い浮かべるだろう。現状、A社パワーアンプを選んで(1)というスピーカーを再生すると、瑞々しく音が広がる。B社のアンプに変えて、(1)のスピーカーを再生すると奥深くゆったりした音調で楽しめるなど、アンプにもスピーカーと同じく、特徴があったりする。ここでA社とB社の性能の違いを問い正すのではなく、どちらのパワーアンプが(1)のスピーカーを再生するにおいて相応しいのか。ベターな方向へ導いてくれる相棒になのか_ということも考えてほしい。もちろん予算や装着する場所など、ユーティリティの良さも見え隠れする。

エンジニアの開発理念は使用する「スピーカーを選ばない」ということが前提か、キャラクター有りか。考え方はスピーカーの開発者と同であると察するが、パワーアンプは電気を使って信号を増幅するもの。スピーカーは電気信号を空気振動に変換する装置である。双方の役割はまったく違うのである。

《永松巌》

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