本格システムを組むのなら、コイツの力が必要だ! 『パワーアンプ』その“攻略法”を大研究! 第2回「フロント2ウェイ+サブウーファーをどう鳴らす?」 | Push on! Mycar-life

本格システムを組むのなら、コイツの力が必要だ! 『パワーアンプ』その“攻略法”を大研究! 第2回「フロント2ウェイ+サブウーファーをどう鳴らす?」

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『パワーアンプ』の“選び方”そして“使い方”について考察している。今回はその第2回目だ。もっとも基本的な本格システムである“フロント2ウェイ+サブウーファー”を鳴らすのに、『パワーアンプ』をどう使うと良いのか、じっくりと考えていこうと思う。


■今回の講師は、“東京車楽”(埼玉県)の木村さん

今回は、埼玉県の実力ショップ、“東京車楽”の木村さんのお知恵を拝借した。では早速本題に入っていこう。

さて、基本的な本格システムである“フロント2ウェイ+サブウーファー”を組むときの、もっともシンプルなシステムレイアウトはどのような形なのかと言うと…。それは、“4chアンプ1台で完結させる形式”である。4chのうちの2chをフロントスピーカーにあてがい、残りの2chをサブウーファーにあてがう、というやり方だ(サブウーファーには、2chをブリッジ接続して使用する)。

この方法が基本となる理由は、「予算が少なくてすむこと」と「インストールスペースが少なくてすむこと」、この2点である。チョイスするモデルによって状況に違いは出てくるが、4chアンプ1台ですませば、2chアンプ×2台、もしくは2chアンプ+モノラルアンプ、というシステムよりも、コストとインストールスペースが少なくてすむのである。

で、今回考察していきたいのは、この先だ。“フロント2ウェイ+サブウーファー”を鳴らすときの、“次の1手”は、どのように考えると良いのだろうか。木村さんにお訊きした。

「そこからのステップアップとなると、フロント2ウェイをマルチアンプシステムで鳴らす、ということになりますよね。となると、『パワーアンプ』が、もう1台必要になります。合計5ch分、もしくは6ch分の『パワーアンプ』を用意しなくてはなりません。

では、どのようにあと1ch、もしくは2chを増やせば良いかと言うと…。セオリーは、“今使っている4hアンプと、同一メーカー・同一シリーズの2chアンプを導入する”ことだと考えます。使用中のパワーアンプとサウンド傾向が同じアンプを導入するのが、もっとも失敗のないやり方です。となると、同一ブランド、同一シリーズのモデルをチョイスするのがベスト、となるわけです。

そしてここは“システムアップ”なのですから、今使っているアンプよりも、良い物を導入すべきだと考えます。同一シリーズの2chアンプを選ぶと、今よりも良いアンプを導入する、という命題もクリアできるんです」

例えば、10万円の4chアンプがあったとしよう。このアンプにおいての1chあたりのコストを計算すると、10万円を4で割って、2万5000円、ということになる。そしてそのシリーズの2chアンプの価格を見ると…。

もし2chアンプが5万円だとしたならば、1chあたりのコストは同額だ。しかしながら多くの場合、2chアンプは4chアンプと比べて、1chあたりのコストが高い。4chアンプが10万円だったとしたら、2chアンプは6万円だったり7万円だったり、場合によっては、同じく10万円、というケースもある。ここまでくると、1chあたりのコストは倍だ。性能が上がることは、押して知るべしである。

というわけで、同一シリーズの2chアンプを選ぶと、多くの場合、“今よりちょっと上のアンプを導入する”ということが、すんなりと実行できるのである。


■もっとも重要視したい帯域に、パワーをかけるベシ

さて問題は、この“ちょっと良い”『パワーアンプ』を、どのように使うか、である。

「それに関してはケースバイケースですね。ただ、考え方はシンプルです。その2chアンプを、“もっとも重要視するユニットにあてがう”、このように考えればいいと思います。

高域の質感にこだわるのなら、その2chアンプを、トゥイーターにあてがえば良い結果が得られるでしょう。高域の解像度が上がりますし、響きや余韻が美しくなると思います。

中低域を厚くしたい、充実させたいと考えるなら、ミッドウーファーにあてがうのが良いと思います。中低域の解像度が上がり、かつ、サウンド全体がどっしりと落ち着いてくるでしょう。そしてもしも低域を重視するならば、サブウーファーにあてがえば良い、というわけです。

とはいうものの、全体的なHi-Fi化を図りたいというのであれば、サブウーファーにあてがうのが、もっとも効果的かもしれません。音の土台がしっかりすると、サウンド全体に良い影響が現れます。中域、高域に特に不満がある、ということでなければ、サブウーファーに使ってみると面白いと思います。

車室内のスペースが広いクルマであるならば、この作戦の有効度はさらに上がります。良質な低音再生を目指すとき、空気をしっかり震わせられるか否かが鍵となります。

車格が大きなクルマになればなるほど、車室内の空気の容量が多くなるので、それをしっかいと震わせるためには、より大きなパワーが必要となるのです。このことは覚えておいて損はないと思います。ご参考にしていただきたいですね」

まとめよう。4chアンプ1台で“フロント2ウェイ+サブウーファー”を鳴らしていて、もう1台パワーアンプを増やそうとするときには、“同一ブランド・同一グレードの2chモデルをチョイス”することが、常套手段となる。

そしてその2chアンプをどのように使えばいいかと言うと、“より重要視したいユニットにあてがう”、これが基本的な考え方となる。

さらには、“低域をしっかりと鳴らす”ことも1つのセオリーだ。サウンド全体のことを考えるのであれば、サブウーファーをしっかり鳴らすことを優先するのも1つの手だ。そして、“車格”が大きいクルマになるほど、その必要性が増してくる。

以上が今回の考察で得られた結論だ。“フロント2ウェイ+サブウーファー”のシステムを、4chアンプ1台という状況から進歩させよと思ったときは、今回の結論を、ぜひぜひご参考にしていただきたい。

さて、次週もさらに、研究を推し進めていく。次週の当連載にも、大いにご注目いただきたい。
《太田祥三》

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