システムを“消磁”するという新機軸ユニット『MONSTER CAR AUDIO・MCA-DSC-01』の、実力を検証する1 | Push on! Mycar-life

システムを“消磁”するという新機軸ユニット『MONSTER CAR AUDIO・MCA-DSC-01』の、実力を検証する1

「ロックフォード・フォズゲート」や「グラウンドゼロ」等の、海外有名カーオーディオブランドの製品を数多く取り扱うイース・コーポレーションが、販売店を対象として開催した『イースセミナー & ショー2016』において、興味深いとある製品を参考出品した。

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MONSTER CAR AUDIO・MCA-DSC-01
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「ロックフォード・フォズゲート」や「グラウンドゼロ」等の、海外有名カーオーディオブランドの製品を数多く取り扱うイース・コーポレーションが、販売店を対象として開催した『イースセミナー & ショー2016』において、興味深いとある製品を参考出品した。

それがこの『MONSTER CAR AUDIO・MCA-DSC-01』だ。なんでも、システムの“消磁(しょうじ)”を行える製品、とのことなのだが…。

システム全体に付帯した“磁気”を取り除くためのユニット…


現状、発売時期や価格は未定で、さらにはユニットの外観デザインの変更も予定されており、まだまだ詳細は煮詰められている最中だという当製品。がしかし、その機能はすでに完成されている。『イースセミナー & ショー2016』の会場でも、当機がどのような効果を発揮するユニットであるのかが実演され、参加者を大いに驚かせた。

さて、“消磁”とは、何なのか…。

これまであまり問題とされてこなかったが、実は、オーディオ機器は使用しているうちに徐々に“帯磁”が進行していく。特にスピーカーにおいては、磁気を発生させることで振動板を駆動しているわけで、それにより、そもそも磁力を有していなかった部分にも少しずつ磁力が付加されていく。そしてこの“帯磁”はスピーカーだけに留まらず、ケーブルを含むシステム全体に及んでいく。

結果“帯磁”は、音質性能に良からぬ影響を与えるようなる。しかしながらこの『MONSTER CAR AUDIO・MCA-DSC-01』を使えば、システム全体に付帯した不必要な“磁気”を取り除くことができる、というのである。

“消磁”は以下のような手順で行うこととなる。まずは当機の出力端子とメインユニット等のAUX端子等をピンケーブルで接続。その上で本体トップパネル上のスイッチを押すと、“消磁”を行うための信号がシステム全体に流され、そして65秒後に“消磁”が完了する、という次第だ。

キモは、“消磁”を行うための信号にある。その信号は、“LH-UWF”(LH-ウルトラ・ウェーブ・ファンクション)という技術によって生み出される、3つの正弦波信号で構成されている。この3つの正弦波を変調(乗算)させることで複雑なスペクトル(周波数毎の強度分布)を持つ“消磁信号”を発生させ、これにより信号経路上に溜まった磁気が取り除かれる、という仕組みだということだ。
MONSTER CAR AUDIO・MCA-DSC-01

サウンドがスッキリして、立体感、リアリティ、鮮度感も向上


その効果のほどを体験してきたのでリポートしていこう。当製品をプロデュースしているイース・コーポレーションの試聴室で、“消磁”前後の音の聴き比べを行ってきた。試聴のリファレンス機として長く使われていたスピーカーを試聴システムにセットし、まずは“消磁”前の音を確認した。試聴システムは、PC→USB DAC→パワーアンプ→パッシブクロスオーバーネットワーク→スピーカー、という構成だ。

次に、『MONSTER CAR AUDIO・MCA-DSC-01』の出力をUSB DACの外部入力に接続。そして当機のスタートスイッチを押すと…。

すると、テスト信号的な音が響き始めた。ピンクノイズよりもっと重たい信号音で、かつうねりを伴っているように感じられた。低域から高域まで、レンジも広い。訊けば、高域に関しては、72kHz以上の高周波までも含んでいるとのことだ。CDやDVD等のメディアによる消磁信号とはまったくタイプの異なる信号、とのことである。

その信号音は徐々にボリュームが下がっていく。そして65秒後に音量がゼロとなり、そこで作業が自動的に終了した。これでシステム全体の“消磁”が完了した、ということなのだが…。

さて、効果のほどは…。

“消磁”前に流したものと同じ試聴トラックをPC画面上に呼び出し、スタートアイコンをクリックすると…。一瞬の出音で、サウンドがスッキリしていることが感じ取れた。その印象は、例えば、木材を切り出した際にできる“バリ”が取れて、面がツルツルになったようなイメージだ。その音を聴きながら、“消磁”前の音には“バリ”が付着していたことを、改めて実感した。

全体的にクリアになったことで、情報量が増し、結果、ステージの立体感や、音色のリアルさが向上していることも感じ取れた。音像もよりシャープになり、鮮度感も上がっている。効果は明らかだ。

正直なことを言うと、効果の大きさに驚くよりも、“帯磁”という弊害が存在していたことを知ったショックのほうが大きかった。このユニットを借りて持ち帰りたい衝動に駆られた…。

なお当ユニットは、システムに組み込んで使用することとなる。そうしておけば、“消磁”を行いたいときにいつでもそれを実行できる。どのくらいの頻度でこれを行えばいいかというと、推奨は1日1度、とのことである。65秒で終了するのだからさほど手間ではない。そうすることで常にシステムはフレッシュな状態が保たれる。“帯磁”が進むのを待ってから行う必要もないだろう。

また、サウンド・コンペティターならば、審査の直前にこれを使うのも有効だ。ベストなコンディションで審査を受けることが可能となる。

さて、この『MONSTER CAR AUDIO・MCA-DSC-01』。カーオーディオ愛好家にとっての、新たな定番ユニットとなる可能性を秘めている。価格等の詳細が出揃わないことにはなんとも言えない部分はあるが、効果があることは事実なのだから、相当に普及してもおかしくない。

当アイテムの今後の動向に、ぜひともご注目いただきたい。当サイトでも、新しい情報が届き次第、随時速報していく。『MONSTER CAR AUDIO・MCA-DSC-01』の名前を、覚えておいて損はない。

《太田祥三》

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