ストリートの走り系スタイルに、手の込んだカスタムオーディオを加えたインテグラ・タイプR。福岡県のBrain Childが作り上げた入魂のカスタムは、外向きアピールもパワフルなドライブミュージックもフルスロットルで楽しめる仕様へと仕上がった。
◆ラゲッジのコの字型ボックスで
音とビジュアルで外向きアピール
![外装に合わせてブルーのイメージカラーで統一されたラゲッジ。コの字型の大型のオーディオボードは低く抑えた設計。 外装に合わせてブルーのイメージカラーで統一されたラゲッジ。コの字型の大型のオーディオボードは低く抑えた設計。](/imgs/std_m1/46528.jpg)
![コの字型のレイアウトの中央部に据えられているのはロックフォードの12インチサブウーファー。左サイドにはターミナルをセット。 コの字型のレイアウトの中央部に据えられているのはロックフォードの12インチサブウーファー。左サイドにはターミナルをセット。](/imgs/std_m1/46529.jpg)
![右サイドのウォール面にはロックフォードのキャパシターをビルトイン。サイズもどんぴしゃでデザイン的にも美しく決まる。 右サイドのウォール面にはロックフォードのキャパシターをビルトイン。サイズもどんぴしゃでデザイン的にも美しく決まる。](/imgs/std_m1/46530.jpg)
ストリートで走りを楽しんでいたオーナーが、新たに注目したのがカスタム・オーディオだった。最初に取りかかったのはリアハッチを開けたときにインパクトを与えられる外向きオーディオだった。特にハッチバックボディのインテグラなので、ガラス越しに見せるラゲッジルームのデザインを重視したという。
セカンドシートを撤去することで広いリアスペースを確保して作り付けられたオーディオボードは、ボディカラーに合わせたブルーの人工スエードで処理。ブルーの外装カラーとのコーディネートもぴたりと決まる。狙い通りにハッチのガラスを通して見えるオーディオインストールのデザインもこのクルマならではの美点だ。
ラゲッジのオーディオボードには外向きサウンドの要となる12インチサブウーファー×2発と、コアキシャルスピーカー×4発をインストール。コの字レイアウトのサイド面にはキャパシターやバッテリーターミナルを配置、スキの無いデザインで仕上げられている。ブラックレザーとブルーの人工スエードを使ったコンビでフィニッシュされるスタイルもアピール度満点。
◆ボード上のコアキシャルや
フロア面のアンプも見どころ
![ロックフォード・パンチシリーズの12インチサブウーファーを2発インストール。切れの良い低域をパワフルに鳴らしきる。 ロックフォード・パンチシリーズの12インチサブウーファーを2発インストール。切れの良い低域をパワフルに鳴らしきる。](/imgs/std_m1/46531.jpg)
![オーディオボードの上面にはロックフォードのコアキシャルスピーカー・T1675をデュアルで使用。中高域の鳴りもパワフルそのもの。 オーディオボードの上面にはロックフォードのコアキシャルスピーカー・T1675をデュアルで使用。中高域の鳴りもパワフルそのもの。](/imgs/std_m1/46532.jpg)
![ラゲッジのフロア面にはロックフォードのパワーアンプ群をインストール。アクリル処理で美しく&スマートにプロテクトされている。 ラゲッジのフロア面にはロックフォードのパワーアンプ群をインストール。アクリル処理で美しく&スマートにプロテクトされている。](/imgs/std_m1/46533.jpg)
コの字型に組まれたボードは、中央にロックフォード・P1S4の12インチサブウーファーを2発インストール。迫力の低音再生をサポートする中心的なユニットだ。また低く抑えたボードの上面には同じくロックフォードのコアキシャルスピーカー・T1675をデュアルでインストール。低音に加えて中高音も充実させることでオープン時のサウンド・バランスを良好に仕上げている。
外向きの各スピーカー群をドライブするのはラゲッジのフロアにインストールされるロックフォードのパワーアンプ×2台。サブウーファー用にはT600-2を使ってパワフルにドライブされる。ラゲッジのフロアに凝縮インストールされたアンプ群はデザイン的にもリアスペースのアクセントにもなっている。
◆広いボード面を使って
魅せるデザイン処理を駆使
![ボードのユニットがインストールされていない部分にもメッシュ素材やアクリルを使った処理が施され、デザインの完成度は高い。 ボードのユニットがインストールされていない部分にもメッシュ素材やアクリルを使った処理が施され、デザインの完成度は高い。](/imgs/std_m1/46534.jpg)
![車内側から見たリアのボード。ハッチのガラス越しに見える広い面いっぱいにデザイン処理が施されているのがわかる。 車内側から見たリアのボード。ハッチのガラス越しに見える広い面いっぱいにデザイン処理が施されているのがわかる。](/imgs/std_m1/46535.jpg)
元々はラゲッジにだけ作り付けていたオーディオボードだったが、システムやインストールが進化していく中でセカンドシートを撤去してボードを大型化したという。これでリアハッチ越しに見えるボードの面積も拡大して、デザインの自由度もアップした。
そんな大型ボードのトップパネルには数々のデザイン処理が施されている。デュアル組みされるコアキシャルの周囲にはアクリルとLEDを使ったイルミ処理、さらにメッシュ素材とアクリルを組み合わせた造形や人工スエードを融合させることで、広いパネル面を立体的に見せているのもこのインストールの見どころだ。
手数の多いリアスペースのインストールに加えて、コクピット側にも数々のカスタム処理が加えられている。次回はそんなフロントまわりのデザインと加工について紹介していくこととしよう。