スペシャル・ロックフォード・スピーカー『J5』 今改めて、その存在意義を問う! 03 プロショップ・インタビュー Part.1 | Push on! Mycar-life

スペシャル・ロックフォード・スピーカー『J5』 今改めて、その存在意義を問う! 03 プロショップ・インタビュー Part.1

ロックフォード・フォズゲートのトップエンドスピーカー『J5653-S』、通称“J5(ジェイファイブ)”の新たなデモカー、メルセデス・ベンツE350クーペが完成したのを受け、その音を試聴しながら、“J5”の魅力と実力を再検証している。

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スペシャル・ロックフォード・スピーカー『J5』 今改めて、その存在意義を問う! 03 プロショップ・インタビュー Part.1
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  • ダッジ・マグナム by lcサウンドファクトリー
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  • VW・シロッコ by カーオーディオクラブ
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ロックフォード・フォズゲートのトップエンドスピーカー『J5653-S』、通称“J5(ジェイファイブ)”の新たなデモカー、メルセデス・ベンツE350クーペが完成したのを受け、その音を試聴しながら、“J5”の魅力と実力を再検証している。

今週からは、“J5”のインストールを数多く手がけた実績を持つプロショップに取材し、プロ目線での“J5”評をリポートしていこうと思う。実際にインストールし、チューニングしているからこそ感じ取れる印象を、多角的に語っていただいた。

まずは、栃木県の人気ショップ、『lcサウンドファクトリー』の坂本さんのコメントからご紹介しよう。最初にズバリ、“J5”の魅力とは? という質問からぶつけてみた。

「質感の良さが魅力ですよね。音に色気があるんです。ツヤとハリが申し分ない。ロックフォード・サウンドの延長線上にありながら、メイド・イン・ジャパン的な味わいが色濃く出ていると思います。アメリカ本国のロックフォードスピーカーとは、良い意味で一線を画していると思うんです。
 とはいいつつも、しっかりと取り付けてしっかりとパワーをかけてやると、中低域のメリハリや低域のトルク感が出て、さすがはロックフォードと思わせてくれます。しっとりとした音楽だけでなく、ダンスミュージックもガンガンに鳴らせます。基本的にはあくまでもロックフォードのスピーカーですよね」

次に、インストールやサウンドチューニングにおいての、“J5”ならでは特長と、攻略法を訊いてみた。

「ミッドレンジの音色の良さと、レンジの広さに特長があるので、そこをどう引き出すかがポイントだと考えています。“J5”のミッドレンジは、高域までしっかりと伸びるんです。そしてこのミッドレンジの音色にこそ、ツヤとハリ、色気があるんですよ。なので、ミッドレンジとツイーターのクロスポイントをできるだけ高めに設定しようと思っています。

でも、一筋縄ではいかないんですよね。クロスポイントを決める作業は、結構難易度が高いんです。車種によっても、取り付ける位置によっても、ベストなクロスポイントが変わってきます。そこの見極めが難しいですね。ポテンシャルが高いからこそ、調整は緻密に行う必要があります。そして結果ベストなクロスポイントが見つかれば、あとはもう、良さが存分に出てきますね。
このスピーカーでしか聴けない、雰囲気、空気感を楽しめます。ハイエンドを追求していけるスピーカーですよね」

さてお次は、大阪府の実力ショップ、カーオーディオクラブの高橋さんのコメントをご紹介していく。同じくズバっと、“J5”の魅力とは何か、からお訊きした。

「ロックフォードで唯一の3ウェイであることが、すなわち大きなストロングポイントだと思っています。Hi-Fiを追求しようとすれば、3ウェイのほうが断然有利です。ロックフォードの音が好きで、かつHi-Fiを極めたいと思ったら、もう“J5”でキマリです。

サウンド面での魅力は、ロックフォードらしさに繊細さが加味されてるところですよね。日本で作られた工業製品ならではのきめ細やかさが、音にもしっかり反映されていると感じています」

高橋さんにも同じように、インストール、チューニングにおける“J5”ならではの特長と攻略法をお訊きした。

「取り付け性は意外と高いんですよ。カタログの写真ではツイーターが大きく見えると思いますが、リングを外すことができるんです。リングを外すとツイーターのインストール性がぐっと高まります。3ウェイは音づくり的にはメリットが大きいわけですが、取り付け上では制約も出てきます。しかしツイーターが小さいと取り付け場所の選択肢が広がりますから、音決めもしやすくなりますよね。3ウェイの利点を引き出しやすいんです。

ただ、しっかりと手を掛けてインストールして、そしてチューニングも追い込んでいかないと、存分に魅力を引き出せません。インストーラーの技術が試されるスピーカーだと感じています。しかし、手を掛けた分だけリニアに反応してくれるんですよ。やればやっただけ応えてくれます。取り組み甲斐のあるスピーカーですね」

サウンド傾向についてはもちろん、取り扱い上のことにおいても、『lcサウンドファクトリー』と『カーオーディオクラブ』両店の見解には共通点があった。性能を引き出すためにはプロショップの確かな技術が必要、というわけだ。そして、確実な取り付け・調整を行えば、"J5"ならでは魅力をたっぷり満喫できる逸品であることもわかった。つまりは、確かな満足が味わえるスピーカーであるわけだ。ロックフォード・ファンもHi-Fiユーザーも、今1度“J5”に、要注目!

《太田祥三》

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