カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #58: Cadillac・Escalade(オーナー・永井和彦さん) by Garage A(後編) | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #58: Cadillac・Escalade(オーナー・永井和彦さん) by Garage A(後編)

#58:
Cadillac・Escalade(オーナー・永井和彦さん)
by Garage A(後編)

カーオーディオ カーオーディオ特集記事
カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


#58:
Cadillac・Escalade(オーナー・永井和彦さん)
by Garage A(後編)

作りにも音にも抜かりのない、秀作カスタム・オーディオマシンをご紹介している当コーナー。今週も、群馬の人気ショップ、ガレージA製作のキャデラック・エスカレードをフィーチャーする。今回はインテリアのカスタムとオーディオシステムにズームイン。驚愕のカスタム & システムに酔いしれてほしい♪

巨大なオーディオシステムを2系統インストール!シーンに応じてそれぞれを豪快にフル・ドライブ!!

早速、オーディオシステムの詳細を解説していこう。

ところでこのエスカレード。とにかくシステムが巨大だ。

まず前提として、システムは2系統存在している。そしてなんと、その切り換えはリアゲートの開閉に連動する。リアゲートを閉めている時は室内のオーディオシステムだけが鳴り、リアゲートをオープンすると外向きシステムが起動し、搭載したスピーカーがフル・ドライブする、という仕組みだ。


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このエスカレード、オーディオシステムも巨大だが、映像システムも凝っている。基本的にモニターは、オリジナルのセレクターを駆使して、4分割画面で複数の映像ソースを映し出すことが可能だ。#1

このエスカレード、オーディオシステムも巨大だが、映像システムも凝っている。基本的にモニターは、オリジナルのセレクターを駆使して、4分割画面で複数の映像ソースを映し出すことが可能だ。#2


このエスカレード、オーディオシステムも巨大だが、映像システムも凝っている。基本的にモニターは、オリジナルのセレクターを駆使して、4分割画面で複数の映像ソースを映し出すことが可能だ。

ポイントは、リアゲートの開閉によってヘッドユニットも置き換わる、というところ。室内のシステムが鳴っているときは、センターコンソールのiPadがヘッドユニットとして機能するのだが、リアゲートを開けた時は、ラゲッジにセットされたiPad miniの信号が全スピーカーに供給されることになる。

詳細を解説していこう。まずは室内。ヘッドユニットは第4世代iPad、iPad mini、iPad Air の3ウェイ。つまり、ライトニングコネクターのiPadすべてが使えるというわけだ。サイズが異なるこれらは、ワンオフのアタッチメントにより、それぞれジャストにセンターコンソールの所定の位置に収まる。そしてその信号を、アルパインのAVヘッドヘ入力。その内蔵アンプを使って、室内すべてのスピーカーを鳴らしている(サブウーファーへは、サブウーファー用のライン出力を使用)。


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フロントドアには、JLオーディオの16cmセパレートスピーカー、XR650-Csiを4セット仕込んでいる。スピーカーの周囲は、MDF+ファイバーパテで成形し、キャンディブラウンでアンティーク調にペイントフィニッシュ。#1

フロントドアには、JLオーディオの16cmセパレートスピーカー、XR650-Csiを4セット仕込んでいる。スピーカーの周囲は、MDF+ファイバーパテで成形し、キャンディブラウンでアンティーク調にペイントフィニッシュ。#2

フロントドアには、JLオーディオの16cmセパレートスピーカー、XR650-Csiを4セット仕込んでいる。スピーカーの周囲は、MDF+ファイバーパテで成形し、キャンディブラウンでアンティーク調にペイントフィニッシュ。#3

フロントドアには、JLオーディオの16cmセパレートスピーカー、XR650-Csiを4セット仕込んでいる。スピーカーの周囲は、MDF+ファイバーパテで成形し、キャンディブラウンでアンティーク調にペイントフィニッシュ。#4


フロントドアには、JLオーディオの16cmセパレートスピーカー、XR650-Csiを4セット仕込んでいる。スピーカーの周囲は、MDF+ファイバーパテで成形し、キャンディブラウンでアンティーク調にペイントフィニッシュ。

室内のスピーカーとは…。フロントドアにJLオーディオの16cmセパレートスピーカーが4セット、そしてリアドア & Bピラーに同じくJLオーディオの13cmセパレートスピーカーが2セット、さらにDピラーに同・10cmコアキシャルスピーカーが2セット。都合合計8セット、つまりは計32個のスピーカー(1セットでツイーターが左右、ミッドウーファーが左右、計4スピーカーがあり、×8セット=32個)を、AVヘッドの内蔵アンプだけで鳴らし切っている。並列接続、直列接続を駆使して、多発スピーカーをすべて4Ωドライブしているのだが、これを成し得ているAVヘッドの能力 & ガレージAのテクニックに脱帽! ちなみにDSPは、AVヘッドに搭載されているイコライザーとサブウーファーのクロス以外は不使用だ。ここまでスピーカーがあると、デジタルチューニングで制御するという世界ではない。物理的な取り付けだけで追い込み、元気に鳴らすことに成功している。


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センターコンソール・ボックスをオープンすると、iPadがお目見えする。ボックスのオープンは電動可動! アタッチメントを使って、iPad、iPad Air、iPad miniがどれもジャストに装着可能だ。ライトニングコネクターを持つ最新iPadをすべて使用できる。#1

センターコンソール・ボックスをオープンすると、iPadがお目見えする。ボックスのオープンは電動可動! アタッチメントを使って、iPad、iPad Air、iPad miniがどれもジャストに装着可能だ。ライトニングコネクターを持つ最新iPadをすべて使用できる。#2

センターコンソール・ボックスをオープンすると、iPadがお目見えする。ボックスのオープンは電動可動! アタッチメントを使って、iPad、iPad Air、iPad miniがどれもジャストに装着可能だ。ライトニングコネクターを持つ最新iPadをすべて使用できる。#3


センターコンソール・ボックスをオープンすると、iPadがお目見えする。ボックスのオープンは電動可動! アタッチメントを使って、iPad、iPad Air、iPad miniがどれもジャストに装着可能だ。ライトニングコネクターを持つ最新iPadをすべて使用できる。

お次は、リアの外向きシステム。こちらのヘッドユニットはラゲッジにセットされたiPad mini。その音楽信号はオーディオテクニカの最新デジタルトランスポートを介して、オーディソンのDSP、ビットワンに送られる。そして、アルパインの4chアンプ、JLオーディオ・300/4V2(4ch)を使い、リアゲートのコアキシャルスピーカー2セットと、ツイーター & ミッドレンジそれぞれ2発ずつをドライブ。サブウーファーは、アルパインのモノchアンプで鳴らす。


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センタークラスターのモニターが入っている場所には、純正のエアコンスイッチなどがあったのだが、それらはセンターコンソールボックスの前方に移設した。そのさらに前方に、アルパインのAVヘッドがインストールされている。センターコンソールボックスの後方にもミニモニターがセットされている。#1

センタークラスターのモニターが入っている場所には、純正のエアコンスイッチなどがあったのだが、それらはセンターコンソールボックスの前方に移設した。そのさらに前方に、アルパインのAVヘッドがインストールされている。センターコンソールボックスの後方にもミニモニターがセットされている。#2

センタークラスターのモニターが入っている場所には、純正のエアコンスイッチなどがあったのだが、それらはセンターコンソールボックスの前方に移設した。そのさらに前方に、アルパインのAVヘッドがインストールされている。センターコンソールボックスの後方にもミニモニターがセットされている。#3


センタークラスターのモニターが入っている場所には、純正のエアコンスイッチなどがあったのだが、それらはセンターコンソールボックスの前方に移設した。そのさらに前方に、アルパインのAVヘッドがインストールされている。センターコンソールボックスの後方にもミニモニターがセットされている。

外向きシステムではマルチアンプシステムが採用されている。狙いは、アンプの利得を活かすこと。DSPで緻密にサウンドをコントロールしているのだが、それをするために、というよりむしろ、アンプのパワーをそれぞれのスピーカーにロスなく掛けたいがためにマルチを組んでいるのだ。このあたりのコダワリも、さすがはガレージAといったところだ。


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リアドアにもスピーカーがセットされ、ツイーターはBピラーに装着。さらにDピラーにも10cmコアキシャルスピーカーがインストールされている。外側から見てロゴプレートがセットされていた部分の室内側にも、モニターを組み込んである。室内は360度、カスタムワンダーランドなのだ。#1

リアドアにもスピーカーがセットされ、ツイーターはBピラーに装着。さらにDピラーにも10cmコアキシャルスピーカーがインストールされている。外側から見てロゴプレートがセットされていた部分の室内側にも、モニターを組み込んである。室内は360度、カスタムワンダーランドなのだ。#2

リアドアにもスピーカーがセットされ、ツイーターはBピラーに装着。さらにDピラーにも10cmコアキシャルスピーカーがインストールされている。外側から見てロゴプレートがセットされていた部分の室内側にも、モニターを組み込んである。室内は360度、カスタムワンダーランドなのだ。#3

リアドアにもスピーカーがセットされ、ツイーターはBピラーに装着。さらにDピラーにも10cmコアキシャルスピーカーがインストールされている。外側から見てロゴプレートがセットされていた部分の室内側にも、モニターを組み込んである。室内は360度、カスタムワンダーランドなのだ。#4


リアドアにもスピーカーがセットされ、ツイーターはBピラーに装着。さらにDピラーにも10cmコアキシャルスピーカーがインストールされている。外側から見てロゴプレートがセットされていた部分の室内側にも、モニターを組み込んである。室内は360度、カスタムワンダーランドなのだ。

そしてその上でさらに、室内のシステムにおいても、ラゲッジのiPad miniがヘッドユニットとして置き換わる、というわけなのだ。リアゲートを開けた時は、車内のオーディオシステムが、巨大な1システムとして成立するのだ。

さて、いかがだったろうか。この果てしないまでの“怒濤”のシステム。オーナーの情熱とインストーラーのプライドがシンクロすると、カーオーディオはここまで進化するのだ。どこかのショーでこのクルマに出会ったら、その詳細を、目と耳と体で感じるベシ♪

《太田祥三》
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