【DIATONE NR-MZ80PREMI】その能力のすべてを完全解剖! #1: システム発展性 その1 | Push on! Mycar-life

【DIATONE NR-MZ80PREMI】その能力のすべてを完全解剖! #1: システム発展性 その1

『DIATONE SOUND.NAVI』を楽しみ尽くすための特集を、2月から4月までの間で計6回お届けした。その続編をお贈りする。前回はスタンダードモデル「NR-MZ80」にスポットをあて、その魅力を解説したのだが、今回は上位機種、「NR-MZ80PREMI」をクローズアップ。上位機種たる“ゆえん”を完全解剖していこうと思う。今回も、茨城の実力ショップ、クァンタムの土屋さんにご協力いただき、「NR-MZ80PREMI」のスゴさの一部始終をお聞きしてきた。『DIATONE SOUND.NAVI』を狙っているユーザーは、必読! 講師:サウンドステーション クァンタム 土屋和之氏

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【DIATONE NR-MZ80PREMI】その能力のすべてを完全解剖!

『DIATONE SOUND.NAVI』を楽しみ尽くすための特集を、2月から4月までの間で計6回お届けした。その続編をお贈りする。前回はスタンダードモデル「NR-MZ80」にスポットをあて、その魅力を解説したのだが、今回は上位機種、「NR-MZ80PREMI」をクローズアップ。上位機種たる“ゆえん”を完全解剖していこうと思う。今回も、茨城の実力ショップ、クァンタムの土屋さんにご協力いただき、「NR-MZ80PREMI」のスゴさの一部始終をお聞きしてきた。『DIATONE SOUND.NAVI』を狙っているユーザーは、必読!


講師:サウンドステーション クァンタム 土屋和之氏


前回の特集では、「NR-MZ80」の“音の素性”が「NR-MZ80PREMI」と同じであることに着目し、この部分を最大限享受するためのノウハウをいろいろとご紹介させていただいた。

その記事をお読みいただけたら、「NR-MZ80」がいかに優秀かをご理解いただけると思う。今回はそれを踏まえた上で、「NR-MZ80PREMI」の優位性を改めて解説していきたい。そこを検証しておかないと、この企画は完結しない。

結論から入ろう。「NR-MZ80」と「NR-MZ80PREMI」の違いは何なのか。それは以下の2点に集約される。


  1. システムの発展性

  2. 調整機能の詳細さ

この2点の違いは、実は相当に大きい。

まずは“システムの発展性”について、じっくりと掘り下げてみたい。始めに、それぞれどのようなシステムを組むことができるかを、以下に列挙してみる。


「NR-MZ80」の初期設定画面




「NR-MZ80」で構築できるシステム

パッシブクロスオーバーネットワークを用いたフロント2ウェイシステム

「NR-MZ80PREMI」で構築できるシステム。

1. パッシブクロスオーバーネットワークを用いたフロント2ウェイシステム

2. マルチアンプシステムでのフロント2ウェイシステム

3. パッシブネットワークを用いたフロント3ウェイシステム

4. マルチ+パッシブを混在させたフロント3ウェイシステム

「NR-MZ80」では、3ウェイシステムは組めない(厳密に言えば組めるが、フロント3ウェイのタイムアライメントはかけられない)、2ウェイシステムにおいてもパッシブクロスオーバーネットワークを使用したシステムしか構築できない(マルチアンプシステムは組めない)のだ。

ただ、『DIATONE SOUND.NAVI』には「マルチウェイタイムアライメント」という機能がある。これを活用することで、マルチアンプシステムは組めずともフロント2ウェイのタイムアライメントの設定が可能。純正スピーカーに対してもタイムアライメントを効かすことができる。さらに踏み込んで言えば、純正スピーカーがフルレンジタイプでも“仮想2ウェイ”としてタイムアライメントを操れる。これにより、内蔵アンプの2ch分だけで“本格的”な音を楽しめる画期的なヘッドユニットになっている。

だから「NR-MZ80」は素晴らしいのだが、こと、システムの発展性に関しては、1タイプしか選べないのである。


「NR-MZ80PREMI」の初期設定画面



それに対して、「NR-MZ80PREMI」なら、ほぼ何でもできるようになる。

例えば、2・マルチアンプシステムでのフロント2ウェイ。これは、内蔵アンプ、もしくは外部アンプの4chを使って、フロント2ウェイを組むシステム。これを行える主なメリットは以下だ。


  1. 1つ1つのスピーカーユニットに対してアンプの1chをあてがうので、パワー的に有利

  2. クロスオーバーをDSPで自在に操れる

Bに関してはもう少し補足しておこう。

クロスオーバーをパッシブネットワークで行うと、そのスピーカーの特性において最適なクロスが設定されているので、サウンドメイクにあたって大きく失敗することはない。しかし、クルマの中は車種によって車室内の構造、材質が異なる。スピーカーを取り付ける場所によっても反射の状況や音の到達時間が異なる。クルマ1台1台で状況が千差万別なのだ。それらにこと細かく対処するためには、音を操るパラメーターは多いほうが有利だ。高い調整技術を有するショップになればなるほど、クロスオーバーを操作できることは大きなメリットとなるのだ。


クロスオーバー設定画面



デメリットもある。内蔵アンプで鳴らす場合、内蔵の4chをすべてフロントで使い切るので、リアスピーカーを鳴らせなくなる。外部アンプで鳴らす場合は、4chアンプが必要になる(パッシブで鳴らす場合は2chあればOK)。

しかし、選択肢が多いというメリットはやはり大きい。上のデメリットを嫌うなら、パッシブを使用したシステムを選べばいい。いろいろと検討できること自体がメリットなのだ。さらに言えば、スピーカー選びやパワーアンプ選びの選択肢も広がる。どのようなシステムを組むか、夢が無限大に広がっていくのだ。

カーオーディオを長く楽しもう、そして“本格”を追求していこうと考えるなら、圧倒的に「NR-MZ80PREMI」が有利だ。「NR-MZ80」は抜群のコストパフォーマンス機であるが、「NR-MZ80PREMI」はそれ以上にお買い得な製品であるとも言える。数万円の違いで圧倒的に世界を広げてくれるからだ。

次回は、システムの発展性に関してさらに踏みこんで解説していく。乞うご期待!

《太田祥三》

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