話題沸騰のビーウィズ・コンフィデンスII & コンフィデンスII サンライズ。有力ショップの実装体験をもとに、これらの魅力に迫ろうとする当企画。今回は、大阪の実力店、カーオーディオスタジアムの桑野さんにお話をうかがった。
幅広い製品を取り扱っているカーオーディオスタジアムだが、桑野さんはビーウィズ・コンフィデンスを、特に評価しているスピーカーの1つだと話してくれた。初代のコンフィデンスの音をメーカーデモカーで聴いたときの衝撃は、今でも忘れられないと述懐する。クルマの音響特性を科学的に分析し、その結果採用された「偏心コーン」や「800Hzから鳴らせるツイーター」は理にかなっていると共感できるし、ツイーターとミッドベースの音色が同じことから生まれる抜群の低位感など、コンフィデンスの音質性能に対して高い信頼を寄せている。
ビアンコフジが出るまでの間も、そして今も、初代コンフィデンスへの評価は変わっていないという。もちろん、ビアンコフジの性能の確かさにも疑いを持っていない。よりスピード感が高まったビアンコフジの音にもまた、大きな衝撃を受けたという。
そして、コンフィデンスII & コンフィデンスII サンライズ。これらの音を聴いての桑野サンの印象は「デジタルっぽさとアナログっぽさのバランスが絶妙」というものだった。桑野サンの言う「デジタルっぽさ」と「アナログっぽさ」とはどのような音なのか。前者は、「静寂感、S/Nの高さ」、後者は「クールすぎず暖かみがあり、音楽性が高いこと」とのことだ。ちなみに、コンフィデンスIIではその割合が、ちょうど5対5、コンフィデンスII サンライズでは、3対7（3が「デジタルっぽさ」）。
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「アナログっぽさ」をもっと具体的に表現していただいた。「ポイントは低域の再現性。低域の情報量が多いと土台がしっかりする。そうするとそれに乗る倍音にも好影響が出て、演奏者の感情すらも伝わってくるような音になる」とのこと。つまり、「アナログっぽさ」を出すためにも高い技術力が必要で、コンフィデンスII & コンフィデンスII サンライズともに、「より高い技術力が投影されたスピーカー」ということにほかならない。
しかし特にサンライズで、エージングによる変化が大きく、さらにこれまでのコンフィデンスとの違いも大きく、最上のセッティングを見つけるのに少々時間を要したとのこと。ちなみにエージングで変化が大きいのは、ハイエンド製品になればなるほど顕著になる傾向があるとのこと。
そして今回ご紹介する同店のデモカー、メルセデス・ベンツ CLSシリーズ。桑野さんはこのクルマでセッティングの研究を煮詰めてきた。エンクロージャー自体を作り替えたのは計3回、ポートを作り替えた回数は数え切れないとのこと。ここまで試行錯誤を繰り返したのは、サンライズが難しいスピーカーというより、桑野サンの研究熱心が強力な証拠。
システムは、MM-1をヘッドユニットに、プロセッサーはAZ-CC、アンプはアキュレートIIという、ビーウィズの最新、最高モデルを使用したハイエンド仕様。そして、このクルマで研究を積んだことにより、セッティングへの自信は揺るぎないもとなった。
研究を積み、そしてユーザーカーへの装着を重ねる中で、桑野サンのコンフィデンスII & コンフィデンスII サンライズに対する評価はさらに深まっているようだ。「惚れ込んでいる」とまで言わしめるほど。スピーカーとして「決定版」の1つであることは間違いないとも。プロをここまで引き込むコンフィデンスII & コンフィデンスII サンライズ。まずはご自分の耳で体験すべきアイテム、であることは疑いない♪
