【Rockford Fosgate】注目機種Rockford Fosgate最新ユニットを知る #6: 超小型アンプの大本命! 新しい理論で高音質を獲得 | Push on! Mycar-life

【Rockford Fosgate】注目機種Rockford Fosgate最新ユニットを知る #6: 超小型アンプの大本命! 新しい理論で高音質を獲得

今年のロックフォードは次々に驚きの製品を登場させている。

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【Rockford Fosgate】注目機種Rockford Fosgate最新ユニットを知る

今年のロックフォードは次々に驚きの製品を登場させている。

先のadシリーズもそうだが、このBRTアンプも実にサプライジングなモデルである。葉書よりわずかに大きい程度のサイズで、75W×4というハイパワーを実現し、しかもこの価格だ。コストパフォーマンスの塊といっていいくらいである。


PBR300X4



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PBR300X4#1

PBR300X4#2


商品名:PBR300X4 ClassBR 4chパワーアンプ ¥46,200円

●定格出力:75W x 4(4Ω) ●周波数特性:20Hz-20kHz(±1dB) ●入力感度:150mV-4V/400mV-4V●S/N比:100dB ●クロスオーバー:ハイパス80Hz固定:ローパス80Hz固定(-12dB/oct)●サイズ(幅x奥行x高さ):171x108x38mm ●推奨ヒューズ容量:30A ●ハイレベルインプット対応

このパワーの元はBR(ブーステッド・レイル)テクノロジーといって、コンデンサーに蓄えた電荷をどれだけ効率的に供給するかという技術である。その供給ラインをレイルと呼ぶが、矩形波系とサイン波系のレイルを特殊なトポロジーで組み合わせることによって、スイッチング電源を使わずに平均68%以上の効率を獲得している。このサイズで総計300Wというパワーが実現できたのは、このテクノロジーによるものである。早速その音を聴いてみることにしたい。


T3652-S


商品名:T3652-S 16.5cm2wayコンポーネントスピーカー ¥100,800

●最大入力:250W ●定格入力:125W ●公称インピーダンス:4Ω ●周波数特性:40Hz-30kHz ●能率:87.5dB ●取付穴直径:144mm(ウーファー部)●取付深さ:71mm(ウーファー部)●スピーカーグリル付属

まず新製品T3652-Sとの組み合わせでは、ハイスピードなスピーカーの特徴をよく掴んで、ベタつきがなく切れのいい音調を引き出している。上級機に比べれば若干音数が少ないのはしかたないが、レンジが広く詰まった感触が皆無であるため、そうした不満も感じない。低域も軽快で動きが速く、重苦しさがないのが爽快だ。駆動力の高さが発揮された鳴り方といっていい。

このためジャズのベースやドラムなど低音が非常に気持ちよく鳴り、深いピッチまできちんと出ているため上ずった音にならない。オーケストラでもにじみがなく、瞬発力が生きてすっぱりと切れたような打楽器や金管が心地好い。試しにJ-POPも聴いてみると、オケの鮮やかさとボーカルの生なましさがよく出てくる。これだけ鳴れば言うことはなさそうという印象である。


J3652-S


Rockford Fosgate J3652-S 16.5cm2wayコンポーネントスピーカー  ¥147,000

●最大入力:180W ●定格入力:50W ●公称インピーダンス:4Ω ●周波数特性:78Hz~30kHz ●能率:88.5dB ●取付穴直径:141mm( ウーファー部) ● 取付深さ:65.5mm(ウーファー部) ●スピーカーグリル:サイズ(幅×高さ)177×30mm

次に昨年から話題のJ3652-Sではどうか。どちらかというと駆動の難しいスピーカーだが、確かにT1000-4のような厚みはないものの、立ち上がりが速く、ユニットをしっかりと動かしているのが実感できる。ジャズは低域が若干重めに出るが、ピアノやシンバルは鮮烈だ。アカペラはハーモニーの重なりがよく、荒っぽさのない丁寧な再現である。多少荷が重いようではあるが、オーケストラにしても弦楽器や金管の厚みと鮮やかさがうまく引き出されている。

方向性としてはスピーカーとの間にやや異なったものがあるようだが、それでも駆動力ぎりぎりまでユニットを把握している。C/Pの高さが感じられる質の高い再現力である。

《編集部》
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