三菱自動車が復活させた新型『パジェロ』。その派生モデルとして、歴代モデルに設定されてきた「3ドア・ショート」を予想した!
全長4400mm級のボディに230ps級のディーゼルエンジンと本格4WDシステムを搭載するという予想は、パジェロ・エボリューションの系譜を受け継ぐモデルの可能性をも描いたものだ。
◆5ドアとは異なるスポーツオフローダーの姿
新型パジェロは2026年9月2日に世界初公開され、10月19日にタイで販売を開始した。日本市場でも12月中旬の発売を予定しており、約7年ぶりに復活する。新型について三菱自動車は、3ドア仕様の開発を発表していない。予想CGは、提携する海外のデジタルアーティスト、ニキータ・チュイコ氏が制作したものだ。
CGでは、フロントにブラック仕上げの大型ハニカムグリルを配置。左右に縦長のLEDライトを組み合わせ、力強い表情を描いている。フロントフェンダー後方には、大型エアインテーク風のガーニッシュを設けた。ボディサイドのアクセントとし、高性能モデルを思わせるデザインに仕上げている。

ブラックルーフや大きく張り出したホイールアーチ、ブラック仕上げの大径アルミホイールも特徴だ。短いリアオーバーハングによって凝縮感を高め、5ドアとは異なるスポーツオフローダーの姿を表現した。
◆パジェロはシリーズ展開する!
三菱自動車は2026年5月に発表した中長期ビジョンで、新型パジェロを起点とするシリーズ展開を打ち出した。9月の世界初公開時にも、今後のパジェロシリーズを含む商品展開を通じて、ブランドの存在感を高める方針を示している。こうしたシリーズ展開の一角に、3ドア・ショートが加わるとスクープ班は予想する。
パジェロには、1982年に登場した初代モデルから3ドア仕様が設定されていた。コンパクトな車体と本格的な4WD性能を両立し、人気を集めたモデルだ。

◆高性能モデル「エボリューション」を予想
なかでも高性能モデルとして知られるのが、1997年に登場した「パジェロ・エボリューション」である。ダカールラリーで培った技術を反映し、3.5LのV型6気筒MIVECエンジンを搭載。大きく張り出したオーバーフェンダーや専用ボディ、4輪独立サスペンションなどを採用した。
新型パジェロに3ドア仕様を設定する場合、スクープ班は、この系譜を受け継ぐスポーツモデルとしての展開を予想する。

◆全長は500mm前後短縮
新型パジェロのボディサイズは、全長4920mm、全幅1925mm、全高1910mm、ホイールベース2870mm。これに対し、3ドア仕様は全長4400mm前後、ホイールベース2500mm前後と予想する。全幅は1900mm級を維持し、ホイールベースとリアオーバーハングを短縮する想定だ。
取り回しやすさに加え、起伏のある路面で車体中央の底部が接触しにくくなるよう、ランプブレークオーバーアングルの改善も見込む。ショートボディ化によって軽量化できれば、加速性能や操縦性の向上につながる可能性もある。

◆最高出力230ps前後、最大トルク500Nm超
新型パジェロのパワートレインは、2.4Lの直列4気筒クリーンディーゼルエンジンと新開発8速ATの組み合わせだ。最大トルクは480Nmで、一部仕様では470Nmとなる。駆動システムには、三菱伝統のスーパーセレクト4WD-IIを採用。アクティブヨーコントロール(AYC)などを統合制御するS-AWCも搭載し、オンロードでの操縦安定性とオフロードでの走破性を両立している。
3ドア仕様を高性能モデルとして開発する場合、スクープ班は最高出力230ps前後、最大トルク500Nm超を目標値として想定する。専用チューニングを施したディーゼルエンジンに、強化サスペンションや大径ブレーキ、専用タイヤなどを組み合わせるという予想だ。

◆ランクル250との差異化
3ドア仕様が実現した場合、トヨタ『ランドクルーザー250』との差別化にもつながるだろう。ランドクルーザー250のボディサイズは、全長4925mm、全幅1980mm、ホイールベース2850mm。新型パジェロとの全長差は5mmで、ほぼ同じ車格に位置する。
両車は本格的なラダーフレーム構造を採用するクロスカントリーSUVであり、国内市場では直接のライバルとなる。いっぽう、ランドクルーザー250には現在、3ドア・ショートボディの設定がない。パジェロが3ドア仕様を投入すれば、コンパクトなボディと高性能ディーゼル、専用サスペンションを組み合わせたスポーツオフローダーとして、独自の市場を開拓できる可能性がある。
三菱自動車はかつて、『パジェロミニ』『パジェロジュニア』『パジェロイオ』など、「パジェロ」の名称を冠した多彩なモデルを展開してきた。新型パジェロを起点とするシリーズ展開で、3ドア・ショートは復活するのか。



