これが最終形か? メルセデスベンツ『EクラスEV』、EQEから正統派セダンに進化 | Push on! Mycar-life

これが最終形か? メルセデスベンツ『EクラスEV』、EQEから正統派セダンに進化

メルセデス・ベンツが開発を進める新型EVセダン、「EクラスEV」の最新プロトタイプをカメラが捉えた。

自動車 スクープ
メルセデスベンツ EクラスEQ プロトタイプ
  • メルセデスベンツ EクラスEQ プロトタイプ
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メルセデスベンツが開発を進める新型EVセダン『EクラスEV』の最新プロトタイプをカメラが捉えた。従来の『EQE』に代わる電動ミドルクラスセダンとして登場するモデルで、今回撮影した車両ではカモフラージュが大幅に軽減され、量産仕様に近いディテールが見えてきた。

◆EQEのワンモーションフォルムは不評

EQEは、メルセデスベンツが展開してきたEV専用「EQ」シリーズの中核モデルだ。しかし米国では、わずか4モデルイヤーでラインナップから姿を消すことになった。空力性能を重視したワンモーションフォルムも、市場から充分な支持を得られなかったようだ。

そこでメルセデスベンツはEV戦略を転換。新世代モデルでは、内燃エンジン車とEVをデザイン面で明確に分ける従来の手法を改め、「Eクラス」の一員として、よりオーソドックスなセダンスタイルを採用する方向へ舵を切る。

◆新型はひと目でセダンと分かる

最新プロトタイプを見ると、その変化は明確だ。ルーフからリアエンドまで滑らかにつながっていたEQEに対し、新型はボンネット、キャビン、トランクの存在を明確にした3ボックス型に近いプロポーションを採用。ひと目でセダンと分かるシルエットへ回帰している。

フロントでは、量産仕様とみられるヘッドライトも初めて露出した。内部には、メルセデスベンツのスリーポインテッド・スターをモチーフとしたデイタイムランニングライトを配置する。

グリル部分は依然として偽装されているが、市販仕様では新世代の電動『GLC』や『Cクラス』で採用される大型イルミネーショングリルに近いデザインとなる可能性がある。EQEとは大きく異なる、強いブランドアイデンティティを持つフロントマスクとなりそうだ。

いっぽう、リアにも興味深い変化が見える。初期プロトタイプでは仮設テールライトだったため、市販仕様にはスターをモチーフとしたグラフィックが採用される可能性も考えられていた。しかし今回確認された量産仕様とみられるランプには、直線的な発光グラフィックが組み込まれている。

◆800Vシステムを導入へ

デザイン以上に大きく進化するとみられるのが、EVとしての基本性能だ。

新型EクラスEVには、次世代EVアーキテクチャ「MB.EA」が採用されるとみられる。電動Cクラスや電動GLCと基本技術を共有し、800V電気システムを導入するはずだ。

急速充電性能は最大330kWに達する可能性がある。これはBMW『i5』の最大205kWや、アウディ『A6 e-tron』の270kWを上回る数値だ。いっぽう、BMWが「ノイエクラッセ」で実現する最大400kWには届かない。

◆航続が武器に

パワートレインの詳細はまだ明らかにされていないが、上位モデルにはデュアルモーターAWDの「E400」が設定されると思われる。

電動Cクラス「C400 4MATIC」のシステムをベースとした場合、最高出力は約489ps(360kW)に達し、0-100km/h加速は4秒台前半となる可能性がある。またC400は総容量94kWhのバッテリーを搭載し、WLTPモードで最大762kmの航続を実現するとされることから、EクラスEVでも長距離性能が大きな武器となりそうだ。

◆大型デジタルコックピットを採用

今回、インテリアは撮影されていない。しかし最新世代のメルセデスベンツEVと同様、上位仕様では、ダッシュボード全面をディスプレイで覆う大型デジタルコックピットの採用を期待できる。

EQEで採用したEV専用の個性的なフォルムから、ひと目でEクラスと分かる正統派セダンへ。今回のプロトタイプは、メルセデスベンツのEV戦略がデザインだけでなく、車名や商品構成を含めた新たな段階へ移行しつつあることを示している。

新型EクラスEVは2027年の登場が有力視されており、BMW『i5』やアウディ『A6 e-tron』と真正面から競うことになりそうだ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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