春の履き替え前に知っておきたい! ホイール交換で後悔しない基本ポイント~Weeklyメンテナンス~ | Push on! Mycar-life

春の履き替え前に知っておきたい! ホイール交換で後悔しない基本ポイント~Weeklyメンテナンス~

クルマのパーツ交換の中で代表的なものがホイールだろう。ドレスアップ効果はもちろんパフォーマンスアップにもつながるので、タイヤ交換のタイミングなどでホイール選びを楽しんでみよう。

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春の履き替え前に知っておきたい! ホイール交換で後悔しない基本ポイント~Weeklyメンテナンス~

クルマのホイール交換は、見た目の印象を変えながら走りや使い勝手も見直せるカスタムだ。タイヤ交換のタイミングで選ぶと費用や作業の無駄を抑えやすく、初めてでも進めやすい。

◆ホイール交換はタイヤ交換のタイミングが始めやすい

クルマのパーツ交換の中でも代表的なのがホイールだ。ドレスアップ効果はもちろん、軽量化やサイズ変更によって走りのフィーリングにも影響するため、タイヤ交換のタイミングに合わせて検討すると取り入れやすい。

クルマのデザインや外装イメージを変えたいときはもちろん、走りの印象を見直したいときにもホイール交換は効果的だ。純正ホイールよりもデザイン性が高く、軽量なアルミホイールも数多くラインアップされているため、好みに合わせてアフターホイールを選べるのが魅力である。

クルマのドレスアップが好きなユーザーであれば、新車時にホイールを交換して乗り出すことも多い。一方で、純正ホイールをしっかり使ったうえで交換を考える堅実派もいる。そんなときに注目したいのがタイヤ交換の時期だ。もちろん、タイヤ交換を伴わない時期でも欲しいと思ったときが買い時ではあるが、タイヤ交換と重ねると作業効率や費用面でメリットが出やすい。

ホイールを履き替える際には、大きく分けて二つの方法がある。ひとつは現在使っているタイヤを旧ホイールから外し、新しいホイールへ組み替える方法。もうひとつは、タイヤ交換の時期にホイールとタイヤを同時購入する方法である。タイヤ交換の代表的なタイミングは、摩耗による交換と、スタッドレスタイヤからサマータイヤへ、またはその逆へ履き替える季節の変わり目だ。

◆ホイールとタイヤを同時購入するメリットと注意点

タイヤ交換のタイミングでホイールを交換、または追加する場合は効率が良い。たとえば、これまで純正ホイールにスタッドレスタイヤを履いていたユーザーなら、春にサマータイヤへ履き替えるタイミングで新しいホイールを導入すると進めやすい。

ホイールとタイヤをセットで購入すると、キャンペーン価格や工賃込みのプランが用意されるケースもあり、お得に導入できる可能性がある。さらに、スタッドレスタイヤを履いた純正ホイールをそのまま保管できるため、次の冬にそのまま履き替えられるのもメリットだ。シーズンごとのタイヤ組み換え作業が不要になり、手間を減らせる点も実用的である。

一般的には、サマータイヤ用には見た目や性能にこだわった上質なアルミホイールを選び、スタッドレス用には実用性重視のモデルを選ぶ傾向がある。そのため、サマータイヤと組み合わせるホイール選びには少し力を入れると満足度が高くなりやすい。

一方で、同時購入には注意点もある。ホイールに予算をかけすぎると、タイヤのグレードを落とすことになりかねない。見た目だけで選ぶと、乗り心地や静粛性が悪化する場合もあるため、見た目・価格・走行性能・使い方のバランスで選ぶことが大切だ。

◆セイムサイズかインチアップかを先に決める

アフターパーツのアルミホイールを選ぶ際は、まず方向性を決めたい。わかりやすい比較軸は、純正と同じサイズで選ぶか、インチアップするかである。

純正ホイールと同じサイズでアフターホイールを選ぶ方法は、一般的に純正同径での交換として考えるとわかりやすい。タイヤサイズを大きく変えずに済むため、乗り心地や使い勝手を大きく崩しにくく、初めてのホイール交換でも取り入れやすいのがメリットだ。

一方で、純正よりも大径のホイールを選ぶのがインチアップである。ホイール口径を大きくすることで足もとの存在感が増し、ドレスアップ効果を高めやすい。さらに、タイヤの扁平率が下がることでスポーティな印象を作りやすいのも魅力だ。見た目を大きく変えたい場合、多くのユーザーがこの方法を選ぶ。

ただし、インチアップにはデメリットもある。タイヤの厚みが減ることで、路面からの突き上げを感じやすくなり、乗り心地が硬くなることがある。タイヤやホイールの価格も上がりやすく、段差や縁石で傷を付けるリスクも増える。そのため、街乗り重視なのか、高速道路をよく使うのか、見た目を最優先するのかを整理して選ぶことが重要だ。

◆ホイールサイズの見方を知れば適合確認がしやすい

インチアップを行う場合はもちろん、純正同径で交換する場合でも、ホイールの適合サイズを知っておくと失敗しにくい。そこで押さえておきたいのがホイールの基本スペックである。

ホイールのスペックには、18インチ、7J、P.C.D.114.3、5H、IN35といった表記が並ぶ。初めて見ると難しそうに感じるが、この数字の意味がわかれば、愛車に装着できるかどうかを判断しやすくなる。

まず、17インチや18インチ、20インチといった表記はホイール径、つまりリム径を示している。純正サイズから大径化するインチアップでは、まずこの数字に注目して選ぶことになる。ホイール径が大きくなるほどディスク面の存在感が増し、足もとの印象も変わりやすい。

次に、7Jなどの表記はホイールの太さ、つまりリム幅を示す。リム幅を広げると、組み合わせるタイヤの幅にも影響しやすい。ただし、広げすぎるとインナーフェンダーへの干渉や、ハンドルを切った際の接触につながることもあるため、適正サイズの確認が必要だ。

このリム幅とあわせて重要なのがオフセット、またはインセットである。IN35などの表記がそれにあたる。この数値は、ホイールの中心線から取り付け面までの距離を示したものだ。数値の違いによって、ホイールが車体に対してどれだけ外へ出るか、あるいは内へ入るかが変わる。見た目に直結するだけでなく、フェンダーからのはみ出しや足回りとの干渉にも関わるため、適合確認では特に重要なポイントになる。

◆P.C.D.と穴数は装着可否を左右する重要項目

そのほかに必ず確認したいのがP.C.D.と穴数だ。P.C.D.はピッチサークル径のことで、ハブボルトの中心を結んだ円の直径を示している。ここが異なると基本的に取り付けはできないため、純正と同じ数値を選ぶのが基本になる。変換スペーサーなどで対応する方法もあるが、難易度が上がるため上級者向けと考えたほうがよい。

また、5Hの表記はハブボルトの数が5本であることを示す。車種によっては4Hや6Hもあるが、こちらも純正と同じスペックを選ぶ必要がある。デザインや価格だけで決めず、まずは装着条件を満たしているかを確認したい。

◆ハブリングを使うと装着精度を高めやすい

最後に、ホイール交換時のプラスアルファとして知っておきたいのがハブリングである。アフターパーツのホイールは汎用性を持たせるため、ホイール裏側のハブ部分に余裕を持たせて作られていることが多い。そこで、愛車のハブ径にぴたりと合わせるために使うのがハブリングだ。

ハブリングを使わなくてもホイールを取り付けられる場合はあるが、センターが出しやすくなり、取り付け精度の向上につながる。高速走行時の微振動が気になる車両では、導入を検討する価値がある。価格も比較的手ごろなため、細かな仕上がりにこだわるならチェックしておきたいパーツだ。

◆ホイール交換は見た目だけでなく使い方で選ぶ

軽量化によるハンドリングの変化や、見た目の印象を変えるドレスアップ効果など、さまざまなメリットを持つ純正ホイールから社外アルミホイールへの交換。愛車をより楽しむ第一歩として、タイヤ交換のタイミングで検討する価値は大きい。

一方で、サイズ選びを誤ると干渉や乗り心地の悪化、余計な出費につながることもある。そんな失敗を防ぐには、見た目だけで決めず、純正サイズとの違い、使用シーン、予算、装着条件を整理して選ぶことが重要だ。

愛車への適合はホイールショップや専門店に相談すれば、具体的な提案を受けやすい。難しく考えすぎず、まずは純正サイズ基準で比較し、必要ならインチアップも検討するという順番で進めれば、満足度の高いホイール交換につながるだろう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後、出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務し、独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連など幅広い分野で執筆を手がけてきた。カーオーディオ雑誌の編集長も務め、現在もカーオーディオをはじめとした分野でライティングを中心に活動している。

《土田康弘》

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