“ロマン”を車検に通す! 事前認証制度時代のマフラー選びで失敗しないコツ~カスタムHOW TO~ | Push on! Mycar-life

“ロマン”を車検に通す! 事前認証制度時代のマフラー選びで失敗しないコツ~カスタムHOW TO~

チューニングの代名詞的パーツであるマフラー交換。近年は法規制が厳しくなっているものの、マフラーは今も昔もロマンあふれるチューニングの魅力が詰まったパーツだ。適合品を正しく選べば、車検に配慮しながらチューニングライフを始められる。

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“ロマン”を車検に通す! 事前認証制度時代のマフラー選びで失敗しないコツ~カスタムHOW TO~
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チューニングの代名詞的パーツであるマフラー交換。近年は法規制が厳しくなっているものの、マフラーは今も昔もロマンあふれるチューニングの魅力が詰まったパーツだ。適合品を正しく選べば、車検に配慮しながらチューニングライフを始められる。

エンジンの排気音量を抑える装置がマフラーで、90年代のターボ車ではマフラー交換だけで数十馬力アップも可能と言われていた。現代ではそこまでの効果は見込めないものの、排気効率やレスポンス面でのメリットは十分期待できる。

◆2010年4月以降は事前認証制度の適合が前提

まず法規制について。2010年4月以降に生産されたクルマは、事前認証制度に適合したマフラーが基本となる。事前認証制度に合致したマフラーとは、マフラーメーカーが加速騒音規制やアイドリング時の音量などを所定の方法と期間で測定し、性能が確認されたことを示す書類(証明書)が付属するタイプを指す。この書類とマフラー本体の表示(証明プレート等)が揃っていれば、車検時の判断がスムーズになりやすい。

また事前認証制度は、音量規制や加速騒音規制などの基準を満たすだけではない。製造についても、規定されたISO規格を取得した工場での生産が求められる。そのため多くのメーカーは事前認証制度に適合したマフラーを販売しており、基本的には適合品を選べば車検に配慮しやすい。一方で「競技専用」をうたう、事前認証制度に適合していないマフラーもあり、公道での使用を前提にしない製品なので注意したい。

これはDIYでマフラーを作った場合も同様で、音量が小さくても認証や表示の条件を満たさなければ、公道では使えないケースがある。

◆要注意:センターパイプとの組み合わせで適合が変わる

見落としやすいのが、マフラーとセンターパイプの組み合わせだ。マフラーとセンターパイプがセット商品で、セットとして事前認証制度に適合している場合は問題になりにくい。しかしメーカーによってはテールピース(リアピース)のみを販売していることがある。このテールピースを先に購入し、あとから社外センターパイプを組み合わせると、見た目や仕様が近くても「セットとしての適合」が成立しない可能性がある。結果として車検で指摘を受けることもあるため注意が必要だ。

テールピース単体販売のケースでも、純正センターパイプとの組み合わせは想定内でも、社外センターパイプとの組み合わせは想定外という場合がある。ややこしい部分なので、素人判断に頼らず、プロショップに適合確認をしながら購入するのが安全だ。

◆2010年3月以前は自由度が高いが音量規制は残る

逆に言えば、2010年3月までに製造されたクルマは事前認証制度の対象外となる。もちろん年式や車種ごとに定められた音量規制はあるが、そこに従って計測で基準を満たせばDIY製作のマフラーやショップのワンオフでも車検に通る可能性がある。自由度が高い一方、音量測定や近隣配慮など運用面の責任も大きい。

◆数字に出にくいがレスポンスで体感できる効果がある

事前認証制度に適合したマフラーは加速騒音規制があるため、音量は従来の過激なマフラーに比べれば控えめになりやすい。しかし排気効率は改善しており、その違いはアクセルレスポンスに現れる。アクセルを踏んだ瞬間のエンジンの反応が鋭くなり、パワーを引き出しやすくなるため、加速が軽快に感じられる。

シャシダイのパワーチェックは、低回転でアクセルを全開にしたときの最高出力や最大トルクが中心だ。アクセル操作に対する立ち上がりの良さは数値に出にくい。それでも実走では、確実に「回り方が軽い」「踏み増しに付いてくる」といった体感につながる。

◆軽量化は小さくても、後端の数kgが効く

重量面では、ひと昔前はマフラー交換だけで何十kgも軽くなることがあった。だが現代のクルマは燃費のために純正マフラー自体が軽量化されており、大幅な軽量化は期待しにくい。それでもオーバーハングと呼ばれる車体後端が数kg軽くなるだけで、挙動の変化を感じることはある。音、レスポンス、そして僅かな軽量化まで含めて、マフラー交換には今も十分な意義がある。

《加茂新》

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