BMW X6 改良新型に530馬力の「M60i」、0~100km/h加速は4.3秒 | Push on! Mycar-life

BMW X6 改良新型に530馬力の「M60i」、0~100km/h加速は4.3秒

◆4.4リットルV8ツインターボに48Vマイルドハイブリッド
◆「M スポーツ パッケージ Pro」を標準装備
◆シフトレバーを廃止してトグル式ギアセレクター採用

自動車 ニュース
BMW X6 改良新型の「M60i」
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BMWは2月8日、SUVクーペ『X6』の改良新型に、高性能モデル「M60i」を欧州で設定すると発表した。

◆4.4リットルV8ツインターボに48Vマイルドハイブリッド

直噴4.4 リットルV型8気筒ガソリンエンジンには、Mツインパワーターボテクノロジーとクロスバンクエキゾーストマニホールドを採用した。最新の可変バルブコントロールと可変ダブルVANOSカムシャフトコントロールも搭載する。最大出力は530hp/5500~6000rpm、最大トルクは76.5kgm/1800~4600rpmを発生する。

48Vマイルドハイブリッドテクノロジーを導入した。高い能力で制動エネルギー回生を行う48Vスタータージェネレーターと、それによって発電された電気を蓄積する追加のバッテリーで構成されている。48Vバッテリーは電気で作動する機能に電力を供給するだけでなく、電力をスタータージェネレーターに戻し、スタータージェネレーターが電気駆動システムとして作動することで、追加の駆動力の発生のためにもエネルギーを供給し、内燃エンジンの負荷を軽減するとともに、効率を最適化している。トランスミッションと一体設計された電気モーターが、12hpのパワーと20.4kgmのトルクを引き出し、エンジンをアシストする。

トランスミッションは、パドルシフト付きの8速「ステップトロニックスポーツ」。駆動方式はインテリジェント4WDの「BMW xDrive」。路面状況に応じて、前輪と後輪の間で駆動トルクを素早く正確に配分する。あらゆる天候や道路状況での走行安定性を向上させるだけでなく、後輪駆動寄りの設計により、ダイナミックな走行を可能にしているという。0~100km/h加速は4.3秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の性能を可能にした。

◆「M スポーツ パッケージ Pro」を標準装備

「M スポーツ パッケージ Pro」を標準装備する。ハイグロスブラック仕上げのダブルバー付きキドニーグリル、Mのロゴ、ハイグロスブラック仕上げのMドアミラーカバー、Mクワッドテールパイプ、ハイグロスブラックのリアスポイラーが特長だ。専用のボディカラーとして、Mアイルオブマングリーンメタリックを用意している。

従来よりも35mmスリムになった新デザインのヘッドライトを採用した。矢印型のデイタイムランニングライトが組み込まれており、ウインカーとしても機能する。テールランプのデザインも新しい。

アダプティブMサスペンションを標準装備した。重量配分の変化に応じてアンチロールバーを変更し、それに応じて強化する。アダプティブアクスルエアサスペンションと 「xOffroadパッケージ」が、オプションで選択できる。インテグラルアクティブステアリングも標準装備した。アルミホイールは、新デザインの21インチが標準だ。オプションで22インチが選択できる。

◆シフトレバーを廃止してトグル式ギアセレクター採用

センターコンソールには、従来のシフトレバーに代えて、トグル式のギアセレクターが装備された。「iDrive」コントローラー、エンジンのスタート/ストップボタン、電動パーキングブレーキスイッチなどもレイアウトされている。

直感的なタッチコントロールと音声による制御を可能にした「BMWカーブドディスプレイ」を採用した。フルデジタル化されたBMWカーブドディスプレイは、ドライバー正面の12.3インチのインフォメーションディスプレイと、ダッシュボード中央の14.9インチのコントロールディスプレイで構成され、表面を1枚の大型ガラスで覆っている。

BMWコントロールディスプレイのタッチコントロール機能により、スイッチの数が削減され、さまざまな機能をデジタルでコントロールできる。新しくデザインされたダッシュボードは、スリムなエアベントが特長。助手席前方のトリムには、LEDバックライトを備えたアンビエントライトバーが付く。明るさや15種類の色の切り替えは、iDriveメニューで操作できる、としている。

《森脇稔》

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