欲しいのは “低⾳” or “⾳圧”?満⾜出来るサブウーファーはこれだ! | Push on! Mycar-life

欲しいのは “低⾳” or “⾳圧”?満⾜出来るサブウーファーはこれだ!

クルマの音を大きく進化させる方法のひとつに「サブウーファー」追加がある。純正オーディオでは再生しきれない低域をカバーし、バランスの取れたサウンドを再生するには非常に効果的なのだ。そこで今回はその魅力やチョイス法について紹介していくこととした。

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欲しいのは“低⾳” or “⾳圧︖”満⾜出来るサブウーファーはこれだ!
  • 欲しいのは“低⾳” or “⾳圧︖”満⾜出来るサブウーファーはこれだ!
  • コントローラーで音量や周波数特性を変えてユーザー好みな低域を作り出す
  • 音にこだわるブランドとして海外での評価も非常に高い
  • 設置できる場所に合わせて様々な高音質ユニットがラインナップされている
  • サブウーファーとは思えないほどスリムなモデルも存在する
  • TS-WX400DAは助手席下でも入るサイズながら豊かな低音を再生してくれる
  • 設置しても背面が塞がらずしっかりと音圧も感じられる
  • シートを下げても干渉することがない

クルマの音を大きく進化させる方法のひとつに「サブウーファー」追加がある。純正オーディオでは再生しきれない低域をカバーし、バランスの取れたサウンドを再生するには非常に効果的なのだ。そこで今回はその魅力やチョイス法について紹介していくこととした。

本来、音楽が持つ魅力をフルに引き出すため
低音を増強するサブウーファーの追加を検討する

コントローラーで音量や周波数特性を変えてユーザー好みな低域を作り出す

サブウーファーチョイスの例として取り上げるのはパイオニア・カロッツェリアのサブウーファー群だ。同社はサブウーファーの重要性に早くから注目して、数多くのサブウーファーをラインアップ。グローバルでも人気モデルを数多くリリースするメーカーなのだ。(カロッツェリアブランドは日本国内のみの展開)

カロッツェリアがサブウーファーを重視する理由は、「低音を追加することでもっとも音の変化が分かりやすく、純正オーディオでは聴けなかった本来の音源の音を車内で再現できるから」に他ならない。オーディオをグレードアップするきっかけとして、誰もが分かる変化を感じることで「オーディオをシステムアップすると音が良くなる」ことをまず体験して欲しい。サブウーファーを追加することで純正オーディオに飽き足りなくなり、もっと良い音を追求するターニングポイントになるオススメの手法なのだ。

音にこだわるブランドとして海外での評価も非常に高い

そもそも、普段聴いている音楽には実は豊かな低音が含まれている。しかし、純正オーディオにはスピーカーの口径や再生周波数帯域に限界があるため、一定以上の低い音が入っていても実は鳴らしきれていないのだ。つまり車内では本来アーティストが表現したかった音楽の全部を聴いているわけではないと言うことなのだ。そこで本来の音楽の醍醐味を味わうには、低音再生の強化は不可欠になる。それをリアルに体感させてくれるのがサブウーファーの追加というわけだ。さらに音には“倍音”と呼ばれる成分もあり、低音を増強することで中音~高音にも少なからず影響を及ぼす。例えば「ボーカルが前に出てくるようになった」「音の厚みが増した」などの変化もサブウーファー追加に依るところが大きい。低音のみならず音楽全体に好影響を及ぼすサブウーファーに注目してみよう。

バリエーション豊かなサブウーファー
ニーズに合ったサウンド&構造のモデルを選ぶ

設置できる場所に合わせて様々な高音質ユニットがラインナップされている

サブウーファーには音の方向性やサイズ、システム構成など、さまざまなモデルが用意されている。カロッツェリアのホームページを見ると、かなりの数のサブウーファーがラインアップされているのが分かるだろう。

音の傾向としてざっくり分けるならば音圧(低音の迫力)を引き出す傾向のサブウーファーと、もうひとつは低音の音質を追求するタイプ。また設置場所を考えて薄型や小型モデルも多いが、一方ではユニットサブウーファーと呼ばれるしっかりしたエンクロージャー(ウーファーボックス)を組んで設置する本格モデルもある。さらにサブウーファーを駆動するパワーアンプを内蔵しているパワードタイプと別途外部にパワーアンプを必要とするモデルもある。

サブウーファーとは思えないほどスリムなモデルも存在する

これらのモデル群を音の傾向と愛車の取り付け場所などで選んで自分のオーディオシステムにぴったりなモデルを選び出すことも、オーディオグレードアップの醍醐味と言える。ニーズにピタリと決まったサブウーファーを追加すれば、フロントスピーカーと一体化した豊かで深い低音再生が可能になるので、ぜひ試して欲しい。

コンパクト&薄型で鳴りっぷりと質を追求
2種類のパワードタイプ・サブウーファーを選ぶ

今回は傾向とチョイス方法をわかりやすくするために、カロッツェリアブランドから2種類のパワードタイプ、さらにパイオニアブランドから1種類のユニットタイプをピックアップして紹介することとした。ピックアップしたのはカロッツェリアブランドのパワードサブウーファー「TS-WX400DA」「TS-WH1000A」、パイオニアグローバルシリーズと呼ばれるグローバル展開されているパイオニアブランドのユニットサブウーファー「TS-W312S4」だ。

TS-WX400DAは助手席下でも入るサイズながら豊かな低音を再生してくれる

この中で、もっとも手軽なモデルはカロッツエリア「TS-WX400DA」だ。パワーアンプを内蔵するパワードタイプで、ボディサイズは300mm×200mm、厚み100mmとコンパクト。多くの車種で助手席下のスペースに設置することが可能なのでスペース効率も良い。しかもダウンファイヤリング方式と呼ばれる、サブウーファーの振動板を下に向けて設置する独自の機構を採用し十分な音圧を稼ぎ出す。また大型楕円形(240mm×140mm)の振動板で多くの空気を動かすことに成功。ここでもサイズ以上の音圧を確保する。

設置しても背面が塞がらずしっかりと音圧も感じられる

リモコンを装備しているので低音の音量を調整するゲインや、再生する周波数帯域をコントロールすることも可能。好みの低音を手元で調整できるのもこのモデルの魅力と言えるだろう。EDMやK-POPなど、キレのあるリズム感溢れる低音を再生するのにも向いているこのモデル。まずはサブウーファーによる低音増強の楽しみ方をリアルに感じるには絶好のモデルだ。

TS-WH1000Aは高音質パワードサブウーファーとして人気のある製品

一方、低音の正確性を求める傾向のモデルとして注目なのはカロッツェリアブランドの「TS-WH1000A」。振動板を動かす際に、一般的なスピーカーは振動板後方にあるボイスコイルが上下方向に動いてピストンモーションを作っている。しかしこのモデルは独自のHVT方式(なんと世界初の技術!)を採用。このメカニズムはボイスコイルを水平方向に置き、振動板を前後に動かす方向に変換するという独自構造を持っているのだ。そのため厚さわずか45mmという超薄型ユニットとしているのが魅力。アンプ内蔵のパワードタイプなのでワンボディですべてをまかなえる。設置場所を選ばず、低音を増強できるのが大きな魅力のモデルと言えるだろう。

TS-WH1000Aは薄型でありながら非常に高い低音再現性を有している。設置場所はシート下やラゲッジ、車種によってはラゲッジ側面に固定している車両も見かける

また、超低域から中域までをバランス良く再生する能力にも長けているので、フロントスピーカーとのつながりも良く、ナチュラルで質の高い低音再生が可能なのも同モデルのサウンド面の魅力。クラシックなどで低音再生の正確性を必要とする聴き方を求めているユーザーには最適なチョイスとなるモデルだ。

自由度満点の本格サブウーファーなら
ユニットタイプを選んでボックスを製作

ユニット単体モデルのTS-W312S4(写真はオリジナルのエンクロージャーに装着されている状態)

ここまでの2モデルはメーカー製のエンクロージャーに入って、パワーアンプも内蔵しているパワードタイプのサブウーファーだったが、パイオニア「TS-W312S4」はユニット単体のモデル。いわゆるスピーカー本体だけで販売されていて、エンクロージャー(ウーファーボックス)やパワーアンプを別途用意する必要があるという本格モデル。それだけに低音の厚みや音圧、超低音の伸びなどを好みでセッティングしていけるが魅力のモデルだ。

海外で非常に高い評価を受けているグローバルモデルだ

そもそも「TS-W312S4」は海外では既に高い評価を得ているグローバルモデルだ。北米の音圧コンテストで2003年、2004年と連続チャンピオンを獲得したモデルのコンセプトを踏襲したチャンピオンシリーズの最新モデルとして登場。音圧と深い低音を両立できるモデル(ディーパー&ラウダーがサウンドのコンセプト)として、低音再生をこよなく愛する海外のオーディオフリークからも絶大な信頼を集めている。

拘りの設計で正確な低音再生を実現している

メカニズム的にも多くの魅力を備える同モデル。入力に対して正確な動きが可能な振動板である軽量高剛性シームレスコーン+高強度IMPP(TM)大型ハニカムデザインセンターキャップをシームレスにつなげる独自構造も見どころ。また大口径のボイスコイルや2層プレート構造など、パワフルな磁気回路も自慢のモデルだ。

パワフルな磁気回路で音質も音圧も高レベルで実現する

ユニットサブウーファーの魅力はエンクロージャー(ウーファーボックス)を自由に設計できる点だ。ボックスの作り方次第で低音の特性は大きく変わるため、好みの低音再生がオーダーメイドで作り出せるのだ。より本格的で狙い通りの低音再生を引き出したいならばユニットサブウーファーを選んでボックスをワンオフすると良いだろう。高い音圧も深~いローエンドも自由自在に手に入る。

サブウーファーだけではなく、スピーカーも変更することで更に楽しさが広がるのがカーオーディオの楽しいところ

このようにパイオニア・カロッツェリアは多くのサブウーファーをラインアップしている。そのいずれのモデルにも高音質がキーワードになっているのは言うまでもない。同社にはハイエンドブランドであるカロッツェリアXがあり、国内トップレベルの高音質ユニットを揃えるのもそのバックボーンになっている。その高音質化の技術をフィードバックした同社のサブウーファー群だからこそ音質面へのこだわりが徹底しているのも頷ける。市場に溢れるありがちな“お手軽サブウーファー”とは素性が違う開発を込められているのもカロッツェリアならでは。低音の鳴りっぷりのみならず音質を考慮するならカロッツェリアのモデル群からチョイスすればまず間違いないのはそういった理由からだ。

サイバーナビや楽ナビなど、音響調整機能が備わっているソースユニットと組み合わせるとその効果は更に大きく向上する

そして、パワードタイプからユニットタイプのサブウーファー、さらにはエンクロージャーにセットされたタイプなど、国内メーカーでは群を抜くサブウーファーのラインアップを持つカロッツェリアなので、愛車のサイズ、音の方向性などに合わせてケースバイケースで選べるのも魅力。カロッツェリアのサブウーファーが持つ圧倒的な高音質&セレクト幅をフル活用して、愛車のサウンドを望み通りに強化しよう。

パイオニア サブウーファーの製品一覧はこちら

《土田康弘》

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