連載「カーオーディオユニットの選び方」詳細解説! Part3「サブウーファー編」 その2「パワードタイプについて」 | Push on! Mycar-life

連載「カーオーディオユニットの選び方」詳細解説! Part3「サブウーファー編」 その2「パワードタイプについて」

カーオーディオに興味がある方々、そしてすでに楽しんでいる方々に向けて、製品選びの勘どころを解説している当連載。現在はサブウーファーをテーマに展開している。今回は、特にビギナーに注目されることの多い「パワードタイプ」について考察していく。

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フォーカル・Ibus 20
  • フォーカル・Ibus 20
  • カロッツェリア・TS-WH500A
  • ケンウッド・KSC-SW40

カーオーディオに興味がある方々、そしてすでに楽しんでいる方々に向けて、製品選びの勘どころを解説している当連載。現在はサブウーファーをテーマに展開している。今回は、特にビギナーに注目されることの多い「パワードタイプ」について考察していく。

導入のハードルが低いのは、「小型・薄型」モデル!

今回は、低音を強化しようと思ったときのもっとも手頃な選択肢となる「パワードサブウーファー」について説明していく。

なおこれにもさまざまなタイプがあるのだが、大きくは2つに分類できる。1つが「小型・薄型」のものでもう1つが「大型」のものだ。で、この2つは言ってしまうと“別モノ”だ。なのでまずは、このどちらが良いのかを早い段階で決断したい。

導入のハードルが低いのは前者だ。こちらなら、シート下へのインストールも可能だからだ。対して後者はトランクルームに設置することになる場合が多く、トランクの積載性に多少なりとも影響を及ぼす。

しかし音的には「大型」のものの方に利がある。装着されているサブウーファーユニットも大きくなり振動板のストローク量も増えるので、その分空気をしっかりと震わせられるからだ。

とはいえ、「小型・薄型」のモデルはリスナーの近くに取り付けられるので、サウンド制御がしやすい。システムに高度なコントロール機能が備わっていない場合には、「小型・薄型」モデルの方がサウンドをまとめやすい。

ただし、愛車のシート下に入らないモデルを選んでも意味がない。なので「小型・薄型」のモデルに狙いを定める場合には、最初にどのくらいのスペースがあるのかを把握し、その上でそこに収まるモデルをピックアップしよう。

そしてどちらのタイプを選ぶにしても、音にこだわりたいと思うのであれば、予算の許す範囲内でよりハイグレードなモデルを狙いたい。振動板の大きさやパワーアンプの出力といったスペック的なチェックポイントもいくつかあるが、それ以上にグレードが音に大きく影響するからだ。例えば2万円のモデルと4万円のモデルとでは価格は倍違う。倍も違えばその差は音に現れる。

カロッツェリア・TS-WH500Aカロッツェリア・TS-WH500A

ボディの剛性も重要。また、同梱パーツの内容も要チェック!

なおタイプに関係なく、もしも実機に触れられるのであれば、念のためボディの剛性を確認してみよう。有名メーカーの製品ならほとんど問題はないが、万が一ボディ剛性が足りないと、少々大きめの音量で鳴らしたときにボディ自体が振動し余計な音を発してしまう。そのようなモデルは選ぶべきではないだろう。

あと、同梱パーツの内容もチェックしてみよう。電源ケーブルも同梱されていれば、その分取り付けコストを抑制できる。総コストを抑えたい場合には、ここは重要な要素と成り得る。

ちなみに海外ブランドの製品の中には、「小型・薄型」でありながらも音にこだわったモデルが多々見受けられる。それなりに価格が上がる場合もあるが、しかし先述したとおり価格が高いのはダテではない。

例えばフォーカルの『Ibus 20』(税抜価格:6万円)は、「小型・薄型」モデルの中では比較的に高額だが、その分性能は確かだ。あとDLSの『ACW10』(税抜価格:4万3000円)も手応えある重低音を楽しめる良機だ。

ところで個性派モデルもいくつかあるので、以下ではそれらを紹介していく。

まずはこちら、「パワードサブウーファー」を多々リリースしているカロッツェリアの最新モデル『TS-WX010A』(オープン価格)から。当機はなんと、助手席の足元に設置することが前提となったモデルだ。そして重低音を鳴らすためのものではなく「低音を補強する」ためのユニットとなっていることも特長だ。ゆえに、ローエンドまで伸びる低音を欲する場合には不向きだが、ビート感が重要な音楽を好むドライバーには向いている。当機を使うと切れ味の良い低音が得られて、楽曲を“ノリ”良く聴ける。また、フロントスピーカーと近接配置できるので、高音から低音までのサウンドの一体感も出しやすい。

ケンウッド・KSC-SW40ケンウッド・KSC-SW40

自然な低音が持ち味のモデルや、パワー感にこだわった個性派モデルにも注目!

カロッツェリアはまた、構造的に特徴のある「小型・薄型」モデルも持っている。「HVT方式」が採用された『TS-WH1000A』(税抜価格:5万円)と『TS-WH500A』(税抜価格:2万5000円)がそれだ。「HVT方式」とは「両面駆動方式」とも呼ばれているもので、薄いボディの中に振動板が2枚入れられていて、それをボディ内の上下の両面で駆動させて低音を生み出す。結果、音圧を感じさせるような音ではなくナチュラルな重低音を奏でてくれる。そしてフロントスピーカーの音とも繋がりやすい。低音の質にこだわりたい向きは、これら2モデルにも注目してみよう。なおこの2機種はボディの薄さも際立っている。シート下のクリアランスが狭い車種にも向いている。

カロッツェリアにはさらに1機種、薄型ではありつつもパワフルなサウンドを信条とするモデルもラインナップしている。それは『TS-WX70DA』(税抜価格:3万9000円)だ。当機は横幅が85cmもあるのでトランクに設置するしかないのだが、厚みは97mmしかない。しかも、ボディの上に荷物を載せてもOKなので、トランクの積載性への影響が少ない。そして大型であるがゆえに力強い重低音を聴かせてくれる。

そしてもう1機種、ケンウッドの大型モデルも紹介しよう。製品名は『KSC-SW40』(税抜価格:4万円)だ。当機は、振動板を下向きにして設置できることが特長だ。結果、本体の上に荷物を載せられるので積載性への影響が少ない。

そして下に向けて置いた場合には、重低音を一旦フロアに反射させることによるブースト効果も得られる。パワー感にこだわりたいのなら、当機のチェックもお忘れなく。

今回は以上だ。次回もサブウーファーのチョイスのキモを解説していく。お楽しみに。

太田祥三|ライター
大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集者としてキャリアを積む。カー雑誌、インテリア雑誌、そしてカーオーディオ専門誌の編集長を歴任した後、約20年間務めた会社を退職しフリーに。カーオーディオ、カーナビ、その他カーエレクトロニクス関連を中心に幅広く執筆活動を展開中。ライフワークとして音楽活動にも取り組んでいる。

《太田祥三》

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