ジムニーにハイエンドオーディオを装着し、楽しさを追求[ユーザーレポート] | Push on! Mycar-life

ジムニーにハイエンドオーディオを装着し、楽しさを追求[ユーザーレポート]

オーディオのベース車としては少々クセのあるスズキ『ジムニーシエラ』を手に入れたオーナーの勝本さん。高音質化を実現するために信頼するショップであるサウンドステーション クァンタムにオーダーし3ウェイ化のインストールを開始、オーナー史上最高の音質を作り上げた。

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ジムニーにハイエンドオーディオを装着して楽しさを追求した(ユーザーレポート)。
  • ジムニーにハイエンドオーディオを装着して楽しさを追求した(ユーザーレポート)。
  • オーディオには不利な条件のジムニーでハイクオリティなインストールが実現されている
  • アウターで取り付けられ、薄いドアでも強固にスピーカーが設置されている
  • ミラー横にツイーターをマウントする
  • Aピラーにスコーカーを設置。視野が妨げられないよう配慮のあるインストールだ
  • 各スピーカーがデザインよくインストールされている
  • ソースユニットにはケンウッドのMDV-M907HDLを選ぶ
  • 車室内のサウンドをコントロールするDSP。各種機能を駆使してレベルの高いサウンドを実現

オーディオのベース車としては少々クセのあるスズキ『ジムニーシエラ』を手に入れたオーナーの勝本さん。高音質化を実現するために信頼するショップであるサウンドステーション クァンタムにオーダーし3ウェイ化のインストールを開始、オーナー史上最高の音質を作り上げた。

他のジムニーでは見たことのない
フロント3ウェイシステムを投入

奥さまが「カワイイ」と一目惚れしたジムニーに乗り換えたオーナーの勝本さん。しかしオーディオ好きのオーナーはジムニーにも最高の音質を求めずにはいられなかった。前に乗っていたクルマですでにレベルの高いオーディオを体験していてオーナー。ジムニーに乗り換えたからといって、ほどほどのオーディオで満足することはなかった。しかしジムニーはオーディオ的には難しいベース車両というウワサがオーナーの耳にも入っていた。そこで、前車のインストールをお願いして、その技術力の高さや誠実な対応から信頼を寄せていたサウンドステーション クァンタムで最高音質のジムニーをインストールしてもらうことにしたのだった。

チョイスしたスピーカーは前のクルマでも使っていたビーウィズのリファレンスAM。しかもジムニーではあまり見かけない3ウェイを投入することにする。

「ショップでも2ウェイにしておきますか? と言われたんですがどうしても3ウェイで組みたくてお願いしました。他にはない最高音質のジムニーを作るという思いが勝ったんです」。

とにかく音の良いジムニーを作る、その思いから自らが選んだ最良のユニットを投入することに決定。ドアはアウターバッフル化することでリファレンスAMのミッドバスをスマートに取り付け。まずはジムニーのウィークポイントでもある薄いドアを克服して、望み通りのミッドバス取り付けを実現した。またバッフルの素材にも徹底してこだわるなど、ひとつひとつの取り付けクオリティでも高音質にこだわった。

細部までを詳細に再現する高音質や
Aピラーのデザインがお気に入り

ドアのアウターバッフルに加えて、ミッドレンジはAピラーにビルトイン、さらにツイーターはドアミラー裏にパネルを作って埋め込むというインストールを実施。コンパクトな車体ながら見事に3ウェイ化を実現したのだった。ジムニーでも工夫次第で3ウェイをスマートに収めることができるのが、このクルマのインストールスタイルを見ると理解できるだろう。デザイン面でのオーナーのお気に入りはAピラーのミッドレンジだ。

「運転席からスピーカーが見えるのがカッコよくて気に入ってます。グリルも設けていないのでスピーカーの振動板が直で見えるところも好みです。音楽を再生しているとき振動板が揺れているのも見えるんです。耳で聴くだけじゃなく、目でも音楽を聴いている感覚になれるのもこのインストールの良いところですね」。

サウンド面でもオーナーの満足度は最上級だという。

「無理してお願いした3ウェイ化でしたが、実際に聴くとその良さが伝わってきました。とにかく細かな音までが詳細に再現されているのが良いところです。リファレンスAMはデモボードで聴き比べて、細部まで音楽を再現する能力が高いことから選んだユニットでした。その音を車内でもきっちり再現しているところが素晴らしいです。鮮度感や情報量はとにかく抜群に良いですね」。

マルチアンプシステムの構築や
高性能DSPによる調整もハイレベル

システム的にもこだわり満載だ。ジムニーの車内サイズを考えてシステムデザインはコンパクトにまとめる。パワーアンプはカロッツェリアの小型アンプであるPRS-D700をチョイス。しかし3ウェイをそれぞれ個別のアンプでドライブするため同モデルを3台用意する。システムをコントロールするDSPにはヘリックスのDSP.2をチョイス。オーナーお気に入りのスピーカーであるリファレンスAMの長所を存分に引き出す調整が施されている。

オーディオプレイヤーとして用いるのはケンウッドの9インチナビであるMDV-M907HDL。

「システムを決めて予約したときには先代モデルだったんですが、取り付けるまでの間にMDV-M907HDLにモデルチェンジしてしまったんです。ちょっと残念に思っていたんですが、ショップが気を利かせてニューモデルを取り付けてくれたんです。そんな柔軟な対応をしてくれるところもクァンタムを信頼している理由です」。

現在はCDをリッピングして好きな70年代の洋楽を中心に多彩な曲を楽しんでいる。今後はハイレゾ音源を増やしてナビのポテンシャルをフルに発揮していく予定だという。

「オーディオの音が良くなるとクルマの運転スタイルも変わってくると思うんです。いままでよりもゆったりとドライブすることができるようになったと感じています。渋滞でもイライラしないですし、気持ちに余裕を持って運転できるのも高音質なオーディオの良いところだと思いますね」。

“日本で一番良い音のジムニー”を自負するオーナー。心地良い音楽に包まれつつ奥さんとのドライブを楽しむ毎日だという。

《土田康弘》

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