カーオーディオ製品の“取り付け”にまつわる疑問に答えます! Part7「大画面ナビの取り付けについて」 | Push on! Mycar-life

カーオーディオ製品の“取り付け”にまつわる疑問に答えます! Part7「大画面ナビの取り付けについて」

「クルマの中で良い音を聴きたい」と思っている方々にもっとカーオーディオを身近に感じていただけるよう、カーオーディオユニットの取り付け作業の内容を紹介している。今回は、大画面ナビの取り付けに関するあれこれを説明していく。

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大画面ナビの取り付け例(クラリオンデモカー)。

「クルマの中で良い音を聴きたい」と思っている方々にもっとカーオーディオを身近に感じていただけるよう、カーオーディオユニットの取り付け作業の内容を紹介している。今回は、大画面ナビの取り付けに関するあれこれを説明していく。

まずは、“車種別取り付けキット”の存在をチェック!

大画面ナビに憧れつつも、欲しいナビの適合車種に愛車が含まれていないという理由で、その購入に踏み切れていないドライバーは少なくないようだ。ちなみに昨今は、画面をフローティングさせて対応車種数を増やすことに成功しているモデルも存在するが、それ以外の大画面ナビはどうしても、対応車種数は絞られがちだ。

しかし実は、“カーオーディオ・プロショップ”に行けばなんとかなるケースが多い。しかも、案外に取り付け工賃が多く掛からない場合もある。今回は、そこのところを解説していこうと思う。

さてもしも、欲しい大画面ナビの適合車種に愛車が含まれていなかったら、まずは次のようなアクションを起こしてみよう。そのアクションとは、「愛車に対応した、大画面ナビを取り付けるための“車種別取り付けキット”が有るかどうかを調べてみる」である。カーナビメーカーの中には、自社の8型ナビや9型ナビを装着するための“取り付けキット”を多々ラインナップさせているところがある。それらキットは、取り付けたいナビがそのメーカーのモデルでなくても、画面サイズが同じであれば案外使える。そのような“取り付けキット”が見つかれば、大きな改造をせずに大画面ナビが取り付けられる可能性が高まる。もしもその存在が掴めたら、それを踏まえて“カーオーディオ・プロショップ”に問い合わせてみよう。

で、“取り付けキット”が見つからなかった場合にはどうすればいいのかと言うと…。その段階で諦めるのはまだ早い。なぜなら、“取り付けキット”がなかったとしても、“カーオーディオ・プロショップ”に行けばなんとかなる場合が多いからだ。というのも、大画面ナビも本体部分は通常の2DINサイズである場合がほとんどだ。大きさが異なるのは基本的にモニター部のみ。つまり、モニター部をなんとか収められるように改造すれば装着可能、というわけなのだ。

少ない改造で取り付けられるかどうかを、事前に調べる方法がある!?

ただし、難易度が低いか高いかはケースバイケースだ。画面を収めたい部分に、エアコンの吹き出し口やシフトレバーといった移設が難しいものがあると、取り付けのハードルは高くなる。不可能ではないのだが、大規模な改造を伴うこととなるので工賃がかさんでしまう。

対して、移設しなくてはならないものがなく周辺パネルの加工だけですむ場合には、想像しているよりも案外、取り付け工賃は少なくてすんだりもする。

ちなみに、大改造が必要なのか案外そうでもないのかを、あらかじめリサーチすることは可能だ。そのやり方は以下のとおりだ。

欲しいナビの機種名と愛車の車種名等を用いてネット検索してみよう。結果、もしも装着されている画像が見つからなければ、または見つかったとしても少数でしかも大改造をした跡が見て取れる場合には、「取り付けが不可能、または大改造が必要」だと推察できる。逆に、取り付けられている画像がたくさん出てくれば、「なんとかなる」と推測できる。しかも取り付け費用もそれほど多くは掛からない可能性も高まってくる。そうであればやはりこの場合も、最寄りの“カーオーディオ・プロショップ”に問い合わせたい。そして、愛車に欲しいナビが付くかどうかを相談してみよう。

なお、電話では結論が出せないケースも少なくない。取り付けられそうなことは分かっても、そのショップで該当ナビを該当車種に取り付けたことがなければ、実際の状況を確認しないと正確な判断がつかないからだ。そのことは頭に入れつつ、しかし希望を持ちながら問い合わせてみよう。

交換が困難なケースにおいても、“カーオーディオ・プロショップ”に行けばなんとかなる!

ところで、純正ナビ(モニター)の形がDINサイズではない車種も増えてきた。その場合には市販ナビと交換するのは相当に困難だ。大改造は必至だからだ。

また、見た目上は大体2DINサイズくらいでありながらも、そもそも交換しづらいナビもある。そのナビがエアコンの操作等のナビやオーディオ以外の機能も併せ持っている場合には、交換は難しくなる。それを外してしまえば、なんらかのクルマの機能が使えなくなってしまいかねないからだ。

とはいえ、そうであったとしても交換は不可能ではない。それでもどうしても市販ナビに換えたいというときにはやはり、“カーオーディオ・プロショップ”に相談してみる価値はある。ある程度の大手術とはなるものの、その純正ナビの機能は残したままどこかに移設する、というようなワザも使える。要は、手間(費用)と欲しい気持ちとをてんぴんにかけて、どちらを重んじるか、だ。まずは見積もりを取ってみて、その後から結論を下しても遅くはない。

ところで、ネットで下調べをする方法を紹介したが、もしも愛車が希少車種であったり、または欲しいナビが発売されて間もないモデルである場合は、この作戦は有効とはならない。そこのところはご理解を。

今回はここまでとさせていただく。次回もカーオーディオ機器の取り付けに関する手間の解説を続行する。乞うご期待。

《太田祥三》

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