「注目カーオーディオ・ブランド」クローズアップ! 各社の実力と魅力を展望! 第7回“DLS(ディーエルエス)”編 | Push on! Mycar-life

「注目カーオーディオ・ブランド」クローズアップ! 各社の実力と魅力を展望! 第7回“DLS(ディーエルエス)”編

注目すべき実力カーオーディオブランドを1つ1つピックアップして紹介している当特集。前回からは海外ブランドに目を向けている。今回は、スウェーデン発の人気メーカー、“DLS(ディーエルエス)”をフィーチャーする。

カーオーディオ カーオーディオ特集記事
DLS・スカンジナヴィア シリーズ
  • DLS・スカンジナヴィア シリーズ
  • DLS・スカンジナヴィア シリーズ
  • DLS・アルティメイト シリーズ
  • DLS・RZシリーズ

注目すべき実力カーオーディオブランドを1つ1つピックアップして紹介している当特集。前回からは海外ブランドに目を向けている。今回は、スウェーデン発の人気メーカー、“DLS(ディーエルエス)”をフィーチャーする。

旗艦ラインは『スカンジナヴィア シリーズ』。これでなければ聴けない豊潤サウンドを紡ぎ出す!

“DLS”も、古くから日本に紹介されている欧州ブランドの1つだ。本国での設立は1979年。以来、カー用スピーカーの名機の数々を開発し、世に送り出してきた。

なお“DLS”は、スピーカーに強みを発揮するブランドだ。現在のラインナップの中にはパワーアンプも含まれているが、あくまでも主力はスピーカーだ。上級機からエントリーモデルまで、幅広く機種を揃えている。ちなみに同社は、ホームオーディオ用のスピーカーも開発・製造している。車載スピーカーをメインにしながらも、カーとホーム、両方のオーディオ愛好家から支持を得ている。

では、日本で発売されているラインナップの全容を紹介していこう。

トップエンドとして君臨するのは、人気ライン『スカンジナヴィア シリーズ』だ。製品構成は以下の6機種。ツイーター『スカンジナヴィア30』、スコーカー『スカンジナヴィア75』、ミッドウーファー『スカンジナヴィア167』、そしてパッシブクロスオーバーネットワークがそれぞれ単品(ペア)で名を連ね、ミッドウーファーとパッシブについては2機種ずつが用意されている。税抜価格は2ウェイの組み合わせ(30+165)で計27万円、3ウェイの組み合わせ(30+75+165)で37万円だ。

ちなみにもう1つのミッドウーファー『スカンジナヴィア165W』は、エンクロージャーに装着して使うことが前提となる意欲作(3ウェイ専用)。インストールの難易度は上がるものの、人とはひと味違う“DLS”サウンドを得たいと思ったら、こちらにも着目したい。

そしてパッシブクロスオーバーネットワークは、2ウェイ用と3ウェイ用とが存在している。なお3ウェイ用は、2ウェイアクティブクロスオーバーを使って3ウェイを制御する仕様(ツイーター&スコーカー用のパッシブ)となっている。

当『スカンジナヴィア シリーズ』は、“DLS”ならではの最新技術が凝縮され製品化されている。ゆえに表現力が豊かで音色が豊潤、そして繊細で高解像度。これでなければ聴けない、ハイクオリティなサウンドが楽しめる。

2ndラインとして続くのは、ロングセラーモデル『アルティメイト シリーズ』!

それに、2ndラインとなる『アルティメイト シリーズ』が続く。ところで当ラインは、“DLS”の歴史において長く愛されているシリーズの1つだ。マイナーチェンジが繰り返されながら、長く売られ続けてきた。

内訳は以下のとおりだ。3ウェイコンポーネントキットと2ウェイコンポーネントキットがそれぞれ1機種ずつ用意され、さらにはBMW用のトレードインスピーカーとサブウーファーが1機種ずつあり、加えてサブウーファーも2機種ある。

2ndラインである割には、価格的には案外リーズナブルだ。2ウェイコンポーネントキットはパッシブクロスオーバーネットワーク付きとパッシブレスとがあり、前者が10万5000円(税抜)、後者が10万円(税抜)。この価格で実力ブランドの2ndラインを手にできるのだから有り難い。

そしてさらに、3rdラインとして『RZ・RC・RCSシリーズ』が控える。用意されているモデルは計4機種。1つが50mmコーン型ワイドバンドツイーターが採用された『RZ6.2』(税抜価格:8万円)、2機種目がスタンダード2ウェイモデル『RC6.2』(税抜価格:6万円)、そして取り付け深さが45mmという薄型モデルの『RCS6.2』(税抜価格:5万円)、ミッドウーファーが13cmの『RCS5.2』(税抜価格:4万8000円)とが顔を揃えている。

2つの“ジャパンオリジナルモデル”も存在! 高品位なミドルグレードパワーアンプにも注目!

“DLS”ではさらにリーズナブルなエントリースピーカーも持っている。その名は『Mシリーズ』だ。当シリーズは、1つの2ウェイコンポーネントキット『M6.2』(税抜価格:2万9000円)と、2つの2ウェイコアキシャルモデル、そしてディストリビューター“フェリースソニード”によるジャパンオリジナル2ウェイ機を加えた4モデル展開となっている。なおオリジナルモデルの製品名は『M6.2J』(税抜価格:3万3000円)で、通常モデルとの差異点はパッシブにある。1グレード上のサウンドを欲するなら、こちらを選んでも面白い。

ところで“DLS”のジャパンオリジナルモデルは実は、もう1機種が存在している。『スカンジナヴィア30&UP6』(税抜価格:16万円)がそれだ。当機はその名前どおり、『スカンジナヴィア シリーズ』のツイーターと『アルティメイト シリーズ』のミッドウーファーとが組み合わされたものである。コクのある『スカンジナヴィア シリーズ』ならではの高音を、より手軽に手にできる。なお当機は“マルチアンプ接続”が前提となっているので、パッシブクロスオーバーネットワークは付属されていない。

そして冒頭でも触れたとおり“DLS”は、外部パワーアンプもリリースしている。名称は『CCシリーズ』で、4chモデル、2chモデル、モノchモデルの計3機編成となっている(4chモデル『CCi44』の税抜価格は12万円)。コンパクトかつ高品位なミドルグレードパワーアンプを探しているのなら、当シリーズにもご注目を。

また、ユニットサブウーファーはさらに2ライン計4機種が用意されていて、単体スコーカー、パワードサブウーファー、サブウーファー用埋め込みタイプパワーアンプもそれぞれ1機種ずつラインナップされている。

上級者から初心者までのカーオーディオライフを手厚くバックアップする“DLS”。サウンドの質感にこだわりたい向きは、当ブランドの各モデルのチェックも、お忘れなきように。

《太田祥三》

特集

関連ニュース

page top