フォーカル社の アルファード&ヴェルファイア 用トレードイン高音質スピーカーキットがリニューアル | Push on! Mycar-life

フォーカル社の アルファード&ヴェルファイア 用トレードイン高音質スピーカーキットがリニューアル

フォーカルの車種別専用キットがリニューアルして新登場。トレードイン取り付けで高音質が得られる手軽なキットがさらにグレードアップした。今回注目するのはトヨタ車専用キット。『アルファード』への取り付けで進化のポイントやサウンドのチェックを実施した。

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フォーカル社アルファード&ヴェルファイヤ用トレードイン高音質スピーカーキットがリニューアル
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フォーカルの車種別専用キットがリニューアルして新登場。トレードイン取り付けで高音質が得られる手軽なキットがさらにグレードアップした。今回注目するのはトヨタ車専用キット。『アルファード』への取り付けで進化のポイントやサウンドのチェックを実施した。

フォーカルの車種別専用キットが
リニューアルして新登場

FOCAL(フォーカル)にはトレードイン取り付けで高音質が得られる「車種別専用キット」がラインアップされている。同社が展開するエントリーシリーズであるPLUG&PLAY(プラグ・アンド・プレイ)の中核をなすこのキットにはすでにBMW用、トヨタ用、フォルクスワーゲン用など、数多くの車種に加工無しで取り付けられるスピーカー群が用意されている。そんな車種専用キットがモデルチェンジを果たしてリニューアルデビューした。

そこで今回は真っ先に登場したトヨタ用に注目。ユニットの進化ポイントやサウンドについてリポートしていくこととした。今回取材したのはトヨタ用の2ウェイセパレートモデルである「IS TOY 690」。その名の通り6×9(150×230mm)サイズのミッドバスとトゥイーターを持つ2ウェイセパレートモデルだ。取材時に実際に装着されていたアルファード/ヴェルファイア(現行の30系に適合)など、6×9サイズのミッドバスを備えたトヨタ車にトレードイン取り付けが可能。

ミッドバスやトゥイーターがアップグレード
手軽取り付けで高音質なモデルの熟成が進む

今回のモデルチェンジのポイントはいくつかある。そのひとつがミッドバスの振動板素材だ。従来モデルではグラスファイバーコーンを採用していたが新モデルでは新たにポリグラスコーンを採用。この振動板はFOCALが以前より用いてきた伝統ある振動板で、ミドルクラスのスピーカーに搭載してきた実績がある。音質アップの効果が期待できる進化と言えるだろう。さらにトゥイーターにはアルミ反転ドームコンパクトトゥイーターを用いている。外見のみを見ると変更点が目立つほどではないものの、確実にリニューアルされサウンド面の進化を支えている。

これらの2ウェイセパレートユニットをクルマの加工無しにトレードイン取り付けできるのが「IS TOY 690」の特徴。“取り付けは簡単だが音もそこそこ”と言う、多くのユーザーが従来のトレードインスピーカーに抱くイメージとは異なり、あくまでも高音質化を追求したトレードインスピーカーとなっているのが特徴。リニューアルした新モデルはサウンド面ではよりメリハリのあるサウンドへと生まれ変わり、一層の高音質が楽しめるモデルとなった。

モデルチェンジを果たした「IS TOY 690」だが、従来モデルから価格は据え置き(4万円)とお得感も満点。取り付けも1.5時間程度で可能なので全国で展開されているFOCAL PLUG&PLAY STORE(フォーカル・プラグアンドプレイ・ストア)各店で日帰り取り付けをオーダーすることももちろんOK。手ごろな価格や手軽な取り付けで高音質を得るには絶好の高品質なトレードインスピーカーとなった。

クリアで爽やかなサウンド傾向
メリハリのある中低域も心地良い

取材ではFOCALのトヨタ車専用のキットである「IS TOY 690」を実際に取り付けたアルファード(現行30系)をチェックしてみた。取り付けはトゥイーター、ミッドバスともに純正スピーカー位置に設置。トゥイーターは付属のブラケットを使ってダッシュ上に、ミッドバスはドアに一体型のバッフルで固定されている。クルマ側は無加工で取り付けできるのも魅力だ。

試聴するとそのサウンドはかなり上質。“エントリーモデルのトレードインスピーカー”と思って聴くと良い意味で裏切られる高音質なのだ。高域のクリアさと滑らかなサウンドはFOCAL独自のサウンドをしっかりと踏襲している。しかもサラリとした爽やかな傾向の音に仕上がっているのもこのモデルの特徴と言える。また中低域の迫力もしっかりアップ。中低域の深みがアップしているので音楽の厚みがダントツにレベルアップ。元気の良い曲を聴くとメリハリがあり、楽しくなるサウンドに仕上がっているのもわかる。ぱっと目の前に広がる上質なサウンド空間が感じられ、そのコストパフォーマンスの高さを実感する試聴だった。

そんな車種専用キットには今回紹介したエントリーモデル「IS TOY 690」に加え、ジャパンオリジナルのハイグレードモデル「PLUG&PLAY elite for TOYOTA」も登場する予定だ。こちらはFLAX、K2 Power、Utopia MとFOCALの上位スピーカーシリーズを取り入れてシステムを組むことが可能。その場合にも6×9サイズの専用アルミダイキャスト製バッフルが用意され、取り付けはスマート。「IS TOY 690」のサウンドを聴いて「この価格でこんなに音が良いならば上級モデルはどこまで?」と思ったユーザーは迷わず上位モデルPLUG&PLAY eliteの検討をオススメする。

《土田康弘》

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