ブランド別、おすすめ“スターティングセット”大図鑑! 第2回 「グラウンドゼロ編」 | Push on! Mycar-life

ブランド別、おすすめ“スターティングセット”大図鑑! 第2回 「グラウンドゼロ編」

カーオーディオに関心を抱きつつも“初めの一歩”がなかなか踏み出せないという方々に向けて、具体的かつ魅力的な“スターティングセット”を紹介する週刊特集を展開している。なお当記事は、“イース・コーポレーション”の監修のもと進めている。

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グラウンドゼロ・GZIC 650FX
  • グラウンドゼロ・GZIC 650FX
  • グラウンドゼロ・GZIB 200XBR
  • グラウンドゼロ・GZIA 4115HPX-II
  • グラウンドゼロ・GZIC 650FX
  • グラウンドゼロ・GZDSP 4.80AMP
  • グラウンドゼロ・GZUC 650SQ-II
  • グラウンドゼロ・GZDSP 4-8X
  • グラウンドゼロ・GZRA Micro FOUR

カーオーディオに関心を抱きつつも“初めの一歩”がなかなか踏み出せないという方々に向けて、具体的かつ魅力的な“スターティングセット”を紹介する週刊特集を展開している。なお当記事は、“イース・コーポレーション”の監修のもと進めている。

同社が正規輸入している約30社にも上る人気海外ブランドの中から毎回1ブランドをフィーチャーし、それぞれの注目アイテムを使って、各社ならではの特長あるセットを提案している。

今回取り上げるのは、ドイツ発の実力ブランド『グラウンドゼロ』。当回も“グラウンドゼロ”だからこそ実現できる強力な“スターティングセット”を3タイプ組んでみた。

『お手軽“本格低音”獲得セット』


今回は、本格的な重低音を手軽に得られるこちらのセットから紹介していく。使用アイテムは以下の2つだ。グラウンドゼロ・GZIB 200XBRグラウンドゼロ・GZIA 4115HPX-II

(写真)グラウンドゼロ・GZIB 200XBR、(写真)グラウンドゼロ・GZIA 4115HPX-II

☆8inch(20cm)4Ω SVCサブウーファー搭載ウーファーBOX『GZIB 200XBR』(税抜価格:2万4000円)
☆4ch(4/3/2ch)パワーアンプ『GZIA 4115HPX-II』(税抜価格:3万4000円)

前回もお手軽な低音強化セットとして、“小型・薄型パワードサブウーファー”を導入するプランを紹介したが、こちらはそれとは別アプローチで低音強化を実現しようとするものだ。異なっているポイントは、低音を再生するサブウーファーのタイプ。こちらでは、ユニットサブウーファーがボックスに取り付けられた状態で製品となっている、いわゆる“コンプリートウーファーボックス”を使用する。

“コンプリートウーファーボックス”は、“小型・薄型パワードサブウーファー”と比べて多くの設置スペースを取るが、その分、サウンドは本格的だ。大きく振動板をストロークさせて音を発するので、より重厚な低音を再生できる。

なお、“コンプリートウーファーボックス”を用いる場合には、それを駆動させるための“外部パワーアンプ”が必要となるが、ここでセレクトした『GZIA 4115HPX-II』ならばリーズナブル。合計の製品代も、“小型・薄型パワードサブウーファー”と比べてそれほど高額にはなっていない。しかも敢えて4chモデルをチョイスしてあるので発展性も有している。サブウーファーを鳴らすのには2chあればOKなので、後にフロントスピーカーを交換したならば、残りの2chを使ってそれをパワフルに鳴らせるのだ。

低音を強化する良さは前回に解説したとおりだ。その低音強化を、よりハイクオリティに実現しようと思ったら、当セットを選択しても面白い。“コンプリートウーファーボックス”というチョイスがあることを、この機会にご記憶を♪

『サウンドコントロ-ルシステム構築セット“パワーアンプ内蔵DSP”ver.』


続いては、『サウンドコントロールシステム』をより合理的に構築できるセットプランを紹介する。ピックアップした製品はこちらだ。
グラウンドゼロ・GZIC 650FXグラウンドゼロ・GZDSP 4.80AMP

(写真)グラウンドゼロ・GZIC 650FX、(写真)グラウンドゼロ・GZDSP 4.80AMP

☆16.5cm2wayコンポーネントスピーカー『GZIC 650FX』(税抜価格:2万8000円)
☆4chパワーアンプ内蔵8chデジタルシグナルプロセッサー『GZDSP 4.80AMP』(税抜価格:10万円)

前回、“単体DSP”を用いた『サウンドコントロールシステム構築セット』を提案したのだが、当セットのように“パワーアンプ内蔵DSP”を用いても、それと同じような良さが得られるシステムを手にできる。ちなみに当セットの税抜の製品代金は12万8000円。前回紹介した『サウンドコントロールシステム構築セット』は20万円を超えていたわけなので、当セットの方が相当にリーズナブルだ。

ここまでリーズナブルにできている要因は、チョイスしたスピーカーのグレードを抑えたということの他に、“外部パワーアンプ”を別途用意する必要がなくなったことにある。『GZDSP 4.80AMP』は、音楽信号を緻密にコントロール可能な“DSP”と“4chパワーアンプ”が一体化している。しかもその“パワーアンプ”は十二分にパワフル。結果、システム代金、インストールスペース、取り付け工賃、これらをすべて圧縮しながらも、“単体DSP”+“外部パワーアンプ”というシステムに勝るとも劣らない手応えあるシステムを構築できる。

なお前回も説明したとおり、カーオーディオシステムに“DSP”を投入すると、車室内の周波数特性の乱れを詳細に補正でき、かつ、各スピーカーの発音タイミングを制御してすべてのスピーカーから等距離の場所にいるかのような状況を擬似的に作り出せる。スピーカーを交換して音の質を上げるのと同時に、聴こえ方もガラリと変えられるというわけだ。そのようなハイレベルなシステムを、当セットではこの予算で手にできる。本格的なカーオーディオシステムをリーズナブルに合理的に構築したいと思ったら、当セットに要注目!

『サウンドコントロールシステム構築セット“単体DSP”ver.』


“グラウンドゼロ”ならば、さらにこちらのような本格的な『サウンドコントロールシステム』も構築できる。ピックアップした製品はこちらの3アイテムだ。
グラウンドゼロ・GZUC 650SQ-IIグラウンドゼロ・GZDSP 4-8Xグラウンドゼロ・GZRA Micro FOUR

(写真)グラウンドゼロ・GZUC 650SQ-II、(写真)グラウンドゼロ・GZDSP 4-8X、(写真)グラウンドゼロ・GZRA Micro FOUR

☆16.5cm2wayコンポーネントスピーカー『GZUC 650SQ-II』(税抜価格:5万1000円)
☆8chシグナルプロセッサー『GZDSP 4-8X』(税抜価格:6万円)
☆4ch(4/3/2ch)パワーアンプ『GZRA Micro FOUR』(税抜価格:6万円)

当セットは“単体DSP”と“外部パワーアンプ”とを別々に用意するセットでありながらも、リーズナブルであることも特長の1つとなっている。税抜のユニット合計金額は17万1000円。上で紹介したセットに比べてスピーカーを1グレード上げているので、もしもスピーカーを『GZIC 650FX』に変更すれば、さらに2万円ほど予算を圧縮可能だ。

なおここでチョイスした“単体DSP”『GZDSP 4-8X』は、別売とされることが多い“リモートコントローラー”も付属している。それも含めて税抜価格が6万円というのは破格の安さと言っていい。

でありながら、機能的に大きく見劣りする部分はほぼない。敢えて挙げれば、“イコライザー(EQ)”が“ch独立10バンド”であることくらいだ(一般的には“ch独立31バンド”である場合が多い)。しかし、より詳細に調整可能な“パラメトリックEQ”であり、かつ、フロント2ウェイスピーカーをコントロールするのであれば実質“左右独立20バンド”。実用上で機能不足を感じることはないはずだ。

そして、セットしているパワーアンプは超小型モデル(190×75×44mm)。この大きさならば、“DSP”と“パワーアンプ”の両方をシート下にインストールできる車種は多いはずだ。

リーズナブルにかつ省スペースに“外部パワーアンプ”を用いた『サウンドコントロールシステム』を構築したいと思ったら、当セットを大いに参考にしていただきたい。また、当セットと異なる“外部パワーアンプ”を選んでも良い。そうすることで“外部パワーアンプ”選びも楽しめる。トライする価値は大きい。

今回は以上だ。次回は実力アメリカンブランド“JLオーディオ”の製品で構成する魅力的な『スターティングセット』を紹介していく。次回の当記事もお読み逃しのなきように♪

《太田祥三》

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