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超ハイエンド・プロセッサー『BRAX DSP』を徹底テスト! 凄さの真髄に迫る!! Part2

ド級のスペシャルプロセッサー『BRAX DSP』の発売が開始されている。世界的に注目を集めているとのことで日本に割り当てられる台数にも限りがあるようだが、徐々にファンの手元に行き渡りつつあり、早速その高性能ぶりが各所で話題となっている。

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ド級のスペシャルプロセッサー『BRAX DSP』の発売が開始されている。世界的に注目を集めているとのことで日本に割り当てられる台数にも限りがあるようだが、徐々にファンの手元に行き渡りつつあり、早速その高性能ぶりが各所で話題となっている。

さて、実際の実力はいかほどなのか。それを確かめる機会が得られた。“BRAX”の正規輸入代理店である“エムズライン”にて、詳細なテストを実行することができたのだ。その模様を3回に分けてリポートしている。

前回は、人気プロセッサー『HELIX DSP PRO MKll』との比較試聴の模様を紹介した。それに引き続き今回は、接続するパワーアンプを“BRAX”の新作ハイエンド機『Matrix MX4 PRO』に替えて行ったテスト結果を、じっくりとお伝えしていく。

■『Matrix MX4 PRO』の最大の進化ポイントは「デジタル入力への対応」。これが意味するものとは…。

サウンドコンペティターならびにハイエンドカーオーディオ愛好家たちからの絶大なる支持を得ている“BRAX”。その同社がラインナップするパワーアンプの頂点に君臨するモデルが、今年になって刷新された。その名は『Matrix MX4 PRO』(税抜価格:82万円)。

今回のテストでは、その実力も併せてチェックし、さらには、これと組み合わせることで『BRAX DSP』がどれほどの実力を発揮するのかもじっくりと検証してきた。

さて、その模様をリポートする前に、『Matrix MX4 PRO』が従来機とどう違っているのかを説明しておこう。最大の進化点はズバリ、「デジタル伝送を可能にする同軸&光デジタル入力に対応したこと」である。

ただし、この進化点の本領が発揮されるのは、『BRAX DSP』と併用する場合のみだ。しかも、『BRAX DSP』の出力回路基板を“デジタルモジュール”へと換装した上でないと、これを活かすことはできない。当機の“デジタル入力”は、『BRAX DSP』の“デジタルモジュール”からの信号を受けるために用意されたもの、であるのだ。

つまり、『BRAX DSP』には音質向上を実現させるスペシャルな“伸びシロ”が用意されていて、『Matrix MX4 PRO』は、それを現実のものとするために生まれたモデルという側面も持っている、というわけなのだ。

なお、“デジタルモジュール”の発売時期は現状では未定だ。とはいえ
それは、そう遠くないタイミングで訪れそうだ。早ければ秋を待たずに登場することも有り得るとのことだ。

そして今回のテストでは、その音の確認もできている。“エムズライン”では“デジタルモジュール”のプロトタイプ版をすでに入手済みなのだ。それについては次回のリポートで詳しくお伝えする。

■まずは『Matrix MX4 PRO』の“素の音質性能”をチェック!

その前にやっておかなければならないことがある。それは、『Matrix MX4 PRO』の素の音質性能を確かめること、である。当機は『BRAX DSP』の性能を活かしきるために開発されたモデルという色彩が濃いものの、従来機『Matrix MX4』からのさらなるサウンドクオリティアップも図られている、とのことだ。なのでまずは、通常の4chパワーアンプとしての実力、そして『BRAX DSP』とアナログ接続したときのポテンシャルを念入りに確かめた。

テスト環境はそのままで一旦プロセッサーを『HELIX DSP PRO MKll』に戻し、そしてパワーアンプを『GX-2400 Graphic』から『Matrix MX4 PRO』に交換し、その組み合わせでどのような音が聴けるのか、からチェックした。

テストトラックの再生ボタンを押してみると…。

1曲目のイントロが流れ始めた瞬間に、『HELIX DSP PRO MKll』+『GX-2400 Graphic』のシステムで再現されていた音とは大きな違いがあることを実感した。別次元の音と言っていい。パワーアンプの価格差はざっと44万円。その分の差が、如実に音に現れている。

どのくらいのレベルなのかと言うと、直前に聴いていた『BRAX DSP』+『GX-2400 Graphic』の音と同等、そのくらいのインパクトがあった。良さのポイントは違っているものの、得られる満足度はほぼ同じ。この音はこの音で、「いつまでも浸っていたい」、そう思わせるだけの充実度がしっかりと確保されていたのだ。

■気になる『BRAX DSP』+『Matrix MX4 PRO』のサウンドは…。

ちなみに、『BRAX DSP』+『GX-2400 Graphic』のサウンドと、『HELIX DSP PRO MKll』+『Matrix MX4 PRO』のサウンドとの差異点は以下のとおりだ。前者では、解像度の高さやきめ細やかさが特に際立っていたのに対して、後者では、音の密度感の高さ、味わいの濃さに特長が出ていた。

というようにタイプは異なっているのだが、どちらからも甲乙つけがたいレベルで“音楽性の豊かさ”が感じ取れた、というわけなのだ。

となると、『BRAX DSP』と『Matrix MX4 PRO』とを組み合わせて得られるサウンドは、推して知るべし…。大きな期待を抱きつつ、プロセッサーを『BRAX DSP』に替え、テスト音源の再生を開始した。

ただただため息をつかされるのみだった。とにもかくにも心地良い。質感の上質さからくる耳当たりの良さと、音楽性の豊かさからくる心が癒され洗い流されるような爽快感、その両方をたっぷりと味わえる。いつまでも音楽に身を任せていたい、つくづくそう思わされた。

もちろん、システムの合計金額も至って高額だ。プロセッサーとパワーアンプ1台だけでその額は164万円。おいそれと手を出せる額ではないことは確かだ。しかしながらこの組み合わせで得られるサウンドには、他では得がたい特別な魅力が携えられていることもまた事実だ。“BRAX”の最新ハイエンドモデル2機種を組み合わせたときの音は、驚くほどに素晴らしかった。

しかし…。このテストにはまだ続きがある。先にも記述したとおり、次回には、『BRAX DSP』と『Matrix MX4 PRO』との“デジタル接続”というスペシャルシステムで聴けた音についてリポートする。お楽しみに。

《太田祥三》

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