スバリスト代表“片岡英明”から見たClarionカーナビゲーション+FDSの評価はいかに | Push on! Mycar-life

スバリスト代表“片岡英明”から見たClarionカーナビゲーション+FDSの評価はいかに

航空機メーカーを母体とするSUBARUは、強い信念とこだわりを持ってクルマづくりを行っている。特にこだわりが強いのは、メカニズムと安全だ。

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航空機メーカーを母体とするSUBARUは、強い信念とこだわりを持ってクルマづくりを行っている。特にこだわりが強いのは、メカニズムと安全だ。

パワーユニットは、優れたバランス感覚の水平対向4気筒エンジンを主役の座に据えた。駆動方式は、路面にかかわらず安定した走りを見せるシンメトリカルAWD(4輪駆動)にこだわり続けている。また、運転支援システムのアイサイト、これも早い時期に実用化し、普及させた。

SUBARU車を熱狂的に愛し、何台も乗り継ぐSUBARU好きのオーナーは少なくない。その多くは、運転するのが愉しいSUBARU車に惚れ込んでいる。運転して愉しいということは、ロングドライブでも疲れが少ない、動的な質感が高いということだろう。走りに余裕があり、快適ならば、好きな音楽に耳を傾ける時間も増えるはずだ。レヴォーグに乗っているとき、SUBARUは走りの質感だけでなく、感動する音質にも強くこだわってきたことを思い出した。サウンドに対するこだわりは、水平対向エンジン独特のボクサーサウンドだけではない。オーディオからも感じられる。撮影の合間に、レヴォーグのカタログをチェックしてみた。目を止めたのは、ディーラー装着オプションのページだ。なんとクラリオンのカーナビとサウンドシステムが用意されていたのである。ボクの頭の中にある「Clarion」は「マッキントッシュ」と同義語だ。BP型アウトバックを買うとき、ボクはずっと憧れていたマッキントッシュのカーサウンドシステムを選んだ。ご存じのように、マッキントッシュはHi-Fiオーディオの名門ブランドである。

マッキントッシュは、ホームオーディオの世界では名を知られ、音質も心に響く。が、カーオーディオはマッキントッシュの経験がなかった。ホームオーディオと違って自動車に搭載されるオーディオの使用環境は過酷だ。走行中の振動やキャビンの暑さや熱気は想像を絶するものである。過酷な振動や熱気に耐えられるようにするには徹底した対策が必要になる。また、スピーカーには水に対する対策も必要だ。マッキントッシュのエンジニアが頭を抱えていたとき、多くのアイディアとノウハウを提供し、技術援助したのが同じグループ内にいたClarionだ。

この努力が実を結び、耐久性と信頼性を飛躍的に高めることができたのである。そして1998年、3代目レガシィ(BE/BH系)に「マッキントッシュ」は純正オプションとして設定された。これ以降、4代目のBL/BP系、これに続く5代目のBM/BR系もマッキントッシュブランドのサウンドシステムを搭載し、ユーザーから好評を博している。Clarionが新たに送り出した「Full Digital Sound SPIRIT(フルデジタルサウンドスピリット)」は、当時のマッキントッシュとはまったくの別物だ。が、あのときと同じ感動を、最新のスバル車でも味わえるようになったのがうれしい。フロントスピーカーとリアスピーカーを用意した「Full Digital Sound SPIRIT」は「Quad View (クワッドビュー)ナビ」と組み合わせ、優れた操作性と感動の音源を実現している。

クラリオンの自信作である「Full Digital Sound SPIRIT」の売りのひとつは、革新の「Digital to Digital」テクノロジーが創り出すフルデジタルサウンドだ。一つ目の特長としてデジタル音源からスピーカーまでのフルデジタル伝送により、ハイレゾ音源も劣化させることなくダイレクトに、スピーカーへの入力を可能とした。デジタル信号を、デジタルスピーカーに出力することで、従来のデジタルシステムと比べ、4倍もの高出力を実現している。二つ目の特長は、世界で初めてフルデジタルスピーカーの駆動に、最適な車載専用LSIを独自開発したことだ。従来のLSIより高出力化しただけでなく、高速駆動をワンチップで実現してハイレゾ音源にも対応可能とした。最近よく耳にする「ハイレゾ音源」とは、CDよりもデータ量の大きい音源のことである。レコーディングしたときの音をそのまま再生できる音源でもあるから、より生の音に近い音を楽しむことが可能だ。

そしてもうひとつの特長は、車種専用に音響をチューニングしていることである。ディーラーオプションの形で設定されているのは、新世代のAWDスポーツツアラーとして登場したレヴォーグと基本コンポーネンツを共用しているWRX S4/STIだ。専用にチューニングしているから音質のよさが際立っている。クワッドビューナビゲーションの特徴についても述べておこう。HDディスプレイは、画質がよく1280×720ドットの高細密な8インチサイズだ。画面の隅々まで鮮明に映し出すことができる。地図や背景色、細い道まで緻密に描画し、文字の表示も見やすい。地デジと動画もチェックしたが、その美しさには目を見張った。ナビゲーション、オーディオ、ツール、アプリケーションという4つのエリアを1画面に表示でき、シーンに合わせて切り替えられるのも便利だ。地図やAVソース、時計など、多くの情報を1画面で素早く認識できる。

技術的にすごいことは分かった。では実際の使い心地や音質はどうだろう。レヴォーグに搭載された8インチのHDディスプレイは運転席の左側にきれいに収められている。表示画面をドラッグすることで表示切り替えでき、メニューボタンをタッチすると4分割画面が現れた。ワンタッチで他の機能を選択できるなど、使い勝手がいい。また、画面のディテールの美しさにも圧倒された。

カーナビ以上に感動したのが、Full Digital Sound SPIRITだ。従来のアナログ出力に加え、プレミアムサウンドとしてデジタル出力に切り替えられるので臨場感あふれるサウンドを体感できる。フルデジタルは初体験に近かったが、デジタルテクノロジーの進歩と音質のよさに驚かされた。クルマの中で聴いているとは思えないほど音質がよく、ライブ会場やコンサートホールに行って間近で演奏を聴いているほどリアリティが高い。

ミュージシャンの演奏する楽器の音は鮮明に聴こえるし、ボーカルの息遣いや空気感まで手に取るように分かったのは衝撃だった。音の広がりは素晴らしいし、音量を上げていったときも驚くほどクリアな音色だ。ハイレゾ音源の再生だけでなく、iPhoneの音楽など、幅広いメディア再生に対応しているのも魅力である。パソコンから取り込んだ音楽や動画も高音質で楽しめた。試聴したい曲や動画を素早く見つけられる「タイトルサーチ」やドライブ中にCD楽曲を8倍速で録音できる「ミュージックキャッチャー」も便利だ。ちょっと慣れてきたので、ボーカルの定位を好みに合わせて調整できる「ボーカルイメージコントロール」を操作してみた。ボーカルの声は迫力を増し、リアルなステージ演奏を堪能できる。音量調整や曲のスキップなどのオーディオの操作、音声認識などはステアリングに組み込まれた専用スイッチで行う。ステアリングから手を離すことなく安全に操作できる。これはメーカーのお墨付きがあればこその機能だ。ブルートゥースに接続すれば、携帯電話の通話もワイヤレス、ハンズフリーで行うことができる。

レヴォーグとWRX S4/STIにクラリオンのフルデジタルサウンドシステムと多機能なナビゲーションシステムが用意されていることは知らなかった。だが、実際に体感してみたら技術的にすごいものだと分かったし、使ってみると手放せなくなる楽しいシステムだったのである。メカニズムや音色に強いこだわりを持つSUBARUのユーザーにはおすすめのオーディオシステムだ。感動のプレミアムサウンドと高細密な画像を、ご自身の耳と目で確かめてほしい。

このクルマの音を聴いてみたいと思ったら、『東京オートサロン2019』のClarionブース(ホール2、小間No. 215)まで足を運んでみてほしい。このレヴォーグ以外にも、Full Digital Soundを搭載した"ノート e-POWER NISMO"や、ディーラーオプション採用される『10.1型Quad Viewナビゲーション』に加え、『Full Digital Sound』、さらには開発中の体感音響システム「振動シート」を参考装備した新型"デリカD:5"(2018年度内に発売予定)、そして、安全運転支援システム『SurroundEye』と『Quad Viewナビゲーション・NXV987D』が搭載された3輪車"トライク"ベースのオリジナルカート、それぞれを体験可能だ。
《片岡英明》

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