予算10万円以内でカーオーディオを満喫!? 具体的プランをシミュレート! Part4「本格低音獲得作戦」 | Push on! Mycar-life

予算10万円以内でカーオーディオを満喫!? 具体的プランをシミュレート! Part4「本格低音獲得作戦」

カーオーディオを始める予算を10万円と考えて目的別にプランを組み立てる企画の第4弾。今回は音楽の根本を支える本格的な“低音強化”の方法を紹介する。低音と言っても力強い低音や上品な低音など種類があって、自分好みの低音を見つけると音楽の楽しみは倍増するのだ。

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ロックフォード・フォズゲート P2D2-10
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クルマの中でもっと良い音を聴きたいと考えたときの“スタートプラン”を、予算10万円というシバリの中で製品名を具体的に挙げながらシミュレートしている当週刊連載。今回はその第4回目として、「本格低音獲得作戦」を紹介する。

“低音強化策”にはもう1つ、別のアプローチがある。それは…。


前回詳しく解説したとおり、クルマの中では重低音が再生しにくく、かつ聴き取りづらい。しかしながらそこに「低音再生のスペシャリスト」を追加すれば、サウンドを一変させることが可能となる。低音が増強でき、しかも中・高音までも豊かに響く…。

というわけで前回は、それを実行する具体策として「お手軽低音強化作戦」を紹介したのだが実は、“低音強化策”にはもう1つ別のアプローチが存在している。それがこの、「本格低音獲得作戦」だ。つまりは「ユニットサブウーファー」を用いて低音を鳴らそうとする方法である。

ちなみに、“小型・薄型”の「パワードサブウーファー」を使う「お手軽低音強化作戦」においては、“コストが比較的に少な目ですむこと”と、“省スペースであること”がメリットだった。

それに対して「本格低音獲得作戦」では、「ユニットサブウーファー」を使うことが前提となるために、コストは多めに掛かりがちとなる、かつトランクの積載性にも影響が出てくる。なのでハードルは高めとなるのだが、その代わりサウンドは至って“本格派”。ここのところが最大のメリット、となるわけだ。

何をもって“本格派”なのかと言うと…。答はズバリ、「空気をしっかり振動させられること」にある。「ユニットサブウーファー」が音を発するとき、振動板は大きくストロークする。前後に動くその可動幅が大きいことにより、空気がしっかりと振動してより“芯”の入った低音が楽しめる、というわけなのだ。

スペースは取るものの、それを逆手に取ってメリットとすることも可能!?


ところで、「ユニットサブウーファー」を使って“低音強化”を図ろうとすると、コスト面とインストール性でデメリットが生まれると説明したが、実は、それらを緩和させる対処法がいくつか存在している。今回シミュレートする各プランではそれぞれ、“低コスト化”と“インストールの合理性”が考慮されている。

ちなみに、インストール性においてのデメリットに関しては、それを逆手に取ることも可能だ。「置き場所や向きをある程度自由に変えられること」を利して、物理的なサウンドチューニングを実行できるのだ。

動かすことでリスナーに対しての物理的な距離を調整できるので、“位相”の整合性を取りやすくなる。また、向きを変えることで壁やフロアの反射も活用できる。そのメカニズムの解説は割愛させていただくが、とにもかくにもサブウーファーボックスを動かせると、“サウンドセッティング”の融通が効くようになるのだ。

なお「ユニットサブウーファー」を用いようとするとき、コストは掛かるものの、省スペース化を図る方法もある。サブウーファーボックスをトランクフロアやウォールに埋め込む、という方法もあり、それを実行すればほぼほぼ積載性は犠牲にならない。予算10万円というシバリの中ではそこまでの方策は取れないが、“本格的”なサウンドを“省スペース”で手にする方法があることも、この機会に覚えておいていただきたい。

では、具体的プランを紹介していこう。今週も各プランの提案を「イース・コーポレーション」にお願いした。同社は約30社の海外カーオーディオブランドの製品を輸入している。その豊富な取り扱い製品の中から注目製品を使った3つのプランを作成していただいた。さて、それぞれのコンセプトやメリットとは…。

★01 「手軽に“本格サウンド”をゲット」プラン
【ターゲット】
●パワードサブウーファー『ロックフォード・フォズゲート P300-10』(税抜価格:6万5000円)
●パワーアンプ接続キット『ロックフォード・フォズゲート RFK8』(税抜価格:7200円)
☆合計金額:7万2200円
ロックフォード・フォズゲート P300-10
ロックフォード・フォズゲート RFK8

最初に紹介するのはこちら、「ユニットサブウーファー」を用いた「パワードサブウーファー」を導入する、という作戦だ。「パワードサブウーファー」には実は、このようなタイプの製品も存在している。“小型・薄型”ではないが、「ユニットサブウーファー」、ボックス、パワーアンプが一体化しているので、導入のハードルは低めだ。しかしサウンドは“本格派”、というわけだ。

チョイスされているモデルは、人気アメリカンブランド“ロックフォード・フォズゲート”の一品。であるのでその性能は確かだ。そして搭載されている「ユニットサブウーファー」の口径は10インチ(25cm)。サイズ的にも標準的で、その点でも“本格サウンド”が期待できる。

ちなみに「ユニットサブウーファー」の定格入力は余裕の“300W”。駆動力の点でも、“小型・薄型”の「パワードサブウーファー」のサウンドとは一線を画す。

なお、そうでありながらもボックスサイズは案外コンパクト。455×338×224/152mm(幅×高さ×下面奥行/上面奥行)という程度だ。写真を見てお分かりのとおり、タテ型で下面の奥行きは22.4cm。積載性が食われるとはいっても、限定的なのだ。

また、電源、音声入力、コントロール、これらの配線はコネクター & プラグ方式となっているので、取り外したいと思ったときにはそれを簡単に実行できる。ボックスの固定も強力なマジックテープで行われるので、ネジを緩めたりする必要もない。“小型・薄型”ではないけれど、意外と邪魔になりにくい。

手軽に“本格的”な重低音が欲しいと思ったら、当機のような「パワードサブウーファー」が頼りになる。覚えておいて損はない。

★02 「合理性重視」プラン
【ターゲット】
●コンプリートサブウーファーボックス『ヴァイブオーディオ CVENV6S-V4』(税抜価格:4万5000円)
●パワーアンプ『グラウンドゼロ GZIA 4115HPX-II』(税抜価格:3万4000円)
●パワーアンプ接続キット『ロックフォード・フォズゲート RFK8X』(税抜価格:1万3000円)
☆合計金額:9万2000円
ヴァイブオーディオ CVENV6S-V4
グラウンドゼロ GZIA 4115HPX-IIロックフォード・フォズゲート RFK8X

続いては、「コンプリートウーファーボックス」を使う作戦を紹介したい。「コンプリートウーファーボックス」とは、「ユニットサブウーファー」とボックスが一体化した製品だ。つまり、「パワードサブウーファー」からパワーアンプを除いたものである。パワーアンプを別途用意する必要があり、その点ではコストが多く掛かることもあるが、本体自体はリーズナブル。導入のハードルが著しく上がるというわけではない。

逆に、好みのパワーアンプを選べることはメリットだ。システムデザインを楽しむことも可能となるのだ。

なので組み合わせるパワーアンプはさまざま想定されるのだが、ここでチョイスされたのは“4chモデル”。この際なので、フロントスピーカーも外部パワーアンプでドライブさせようと考えられている。つまり、「コンプリートウーファーボックス」を使うという点と“4chアンプ”を使うというこの2点で、“合理性”が重んじられている、というわけだ。

なお、スピーカーが純正のままの場合はケーブルの引き回しにもコストがかかるので、取り敢えずは内蔵アンプで鳴らしておいてもいいだろう。そしてフロントスピーカーも市販品に換えた際に余らせておいた2chを活用すれば、一気に“フロント2ウェイ+サブウーファー”を外部パワーアンプで駆動する“本格システム”を完成させられる。

ところで“4chパワーアンプ”で「サブウーファー」を鳴らそうとするときには、“ブリッジ接続”が可能なモデルを選ぶ必要があるので、そこのところはお忘れなきように。もしも予算が“10万円”を越えてもいいのなら、そこのところをチェックした上でさらに上級な“パワーアンプ”を選ぼう。もう少し予算が許せば、パワーアンプ選びもさらに楽しめる。

★03 「“本格”徹底追求」プラン
【ターゲット】
●ユニットサブウーファー『ロックフォード・フォズゲート P2D2-10』(税抜価格:2万7000円)
●ウーファーボックス『ASB-100L』(税抜価格:1万6000円)
●パワーアンプ『JLオーディオ JX250/1D』(税抜価格:4万5000円)
●パワーアンプ接続キット『ロックフォード・フォズゲート RFK8X』(税抜価格:1万3000円
☆合計金額:10万1000円
ロックフォード・フォズゲート P2D2-10
ASB-100LJLオーディオ JX250/1Dロックフォード・フォズゲート RFK8X

最後に紹介するのはこちら、単体の「ユニットサブウーファー」ありきの“低音強化”策をフィーチャーする。なお、予算が10万円を1000円だけ越えてしまったところはご愛敬、としていただけると有り難い。

ちなみに、当プランでピックアップした「ユニットサブウーファー」よりもさらにリーズナブルなモデルもある(パワーアンプについても同様)ので、実は10万円以内に収めることも可能だったのだが、当プランでは“本格”がギリギリのところまで追求されている。その結果が1000円オーバー、というわけだ。

さて、“本格”たるポイントを解説していこう。1つ目のポイントは、「ユニットサブウーファー」に“ダブルボイスコイル”タイプがチョイスされているところにある。このようなタイプでは、よりパワーをかけて駆動させることが可能となる。もちろん“シングルボイスコイル”タイプのモデルにも優秀機は多々あるのだが、力強さにこだわるのであれば、“ダブルボイスコイル”タイプに妙味があるのだ。

そしてそれを駆動させるパワーアンプにも、パワフルなモデルがチョイスされている。「サブウーファー」を鳴らすことに特化した“モノラルch”モデルが選択されているのだ。

なお、コストを削減させるために、ボックスには“汎用タイプ”が選ばれている。「ユニットサブウーファー」を使うときにはボックスをワンオフせずとも、“汎用ボックス”を活用するという手もある。覚えておこう。

当プランでは、サウンドが“本格派”であることに加えて、「ユニットサブウーファー」とパワーアンプを自在に選べることも大きなメリットとなる。そこのところも楽しみ尽くした上で、“本格”サウンドを満喫しよう。

いかがだったろうか。これら3つのプランのように、“本格的”な重低音を欲しいと思ったときにも、10万円の予算でも案外なんとかなる。低音の質にこだわるならば、上記の3プランを大いに参考にしていただきたい。

次回は、これまでとは異なるとあるスペシャルなスタートプランを紹介する。乞うご期待!

《太田祥三》

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