『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI/NR-MZ200PREMI-2』の音を聴く! | Push on! Mycar-life

『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI/NR-MZ200PREMI-2』の音を聴く!

カーオーディオ 特集記事

『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI/NR-MZ200PREMI-2』の音を聴く!
  • 『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI/NR-MZ200PREMI-2』の音を聴く!
  • DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI/NR-MZ200PREMI-2
  • DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ200PREMI-2
  • DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI
  • DIATONE・DS-SA1000
『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI』が、発売開始されている(『NR-MZ200PREMI-2』は12月5日発売予定)。10月20日に発表されて以降、カーオーディオ愛好家の間での話題を独占してきたこれらニューモデル。

その2機種の音質性能の“深化”のほどを、従来モデルとの比較も交えながらじっくりと確認できる貴重な機会に恵まれた。今回はそのリポートを、一気にそして詳細にお伝えしていく。


■まずは従来機『NR-MZ200PREMI』の音をチェック。

当サイトでもすでに、『NR-MZ300PREMI』が搭載された2台のデモカーの音をリポート済みだ。それらのサウンドパフォーマンスは想像以上に素晴らしかった。だがしかし、2016年モデルと同条件での直接比較はしていない。かつ、7型モデル『NR-MZ200PREMI-2』の音は未体験。今回の取材ではそれらをじっくりと確認できるとあって、期待に胸を膨らませながら、テスト会場となる三菱電機(株)三田製作所(兵庫県三田市)を訪ねた。

早速本題へ入りたい。まずは、従来機『NR-MZ200PREMI』の音を確認することから開始した。

試聴システムは以下のとおりだ。『NR-MZ200PREMI』の内蔵パワーアンプで「DIATONE」のフラッグシップスピーカー『DS-SA1000』を鳴らすというシンプルな構成。『NR-MZ200PREMI』の音質調整機能はすべてオフ、またイコライザーはフラットにしてある。

この組み合わせの音は、デモカー並びに数々のユーザーカーで聴いている。それぞれの音の良さを常に満喫してきた。当然今回のテストでも、安定感の高いハイクオリティサウンドを堪能できた。

なお、今回のテストトラックは以下の3曲。宇多田ヒカルのアップテンポなナンバーと、ダイアナ・クラールの歌とピアノによるトリオ編成の楽曲、そしてブライアン・ブロンバーグのウッドベースのソロ。

どれを聴いてもうっとりするような音色だった。密度感が高く繊細、そして高解像度、高S/N。至って耳に心地良い。十分に満足度の高いサウンドに浸れたのだが、さて、『DIATONE SOUND.NAVI』の2017年モデルからはどのような音が聴かれたのかと言うと…。


■『NR-MZ200PREMI-2』の立体感の表現の巧みさに、まずは愕然。

『NR-MZ200PREMI-2』から聴かせていただくこととした。

初対面となる『NR-MZ200PREMI-2』を前にして、少々緊張しながらのテストとなった。

なお事前の説明によれば、『NR-MZ200PREMI-2』の音質向上幅は、従来機に対しての『NR-MZ300PREMI』の音質向上幅を100としたとき、その約70%に達しているとのことだった。額面どおりならば、かなりの音質アップが体験できるはずだが、果たして…。

テストトラック3曲を逆順で流していった。記憶に新しい曲から聴いていこうとしたわけだ。結果、ブライアン・ブロンバーグのベースソロ曲から聴き始めることとなった。

なんと…。曲が始まるやいなや、音場がぐっと深くなっていることに気が付き驚愕した。楽器の音と、周りの空気感や響き感とのコントラストが、奥行き方向にぐっと広がっていたのだ。ソロ演奏でありながら立体感の違いをここまで感じ取れるとは…。

そして質感の向上も顕著だった。音がよりきめ細やかになり、密度感も増し、さらにはリアリティも上がっている。サウンドが実にリッチだ。

バンド編成のトラックとなると、ステージの立体感、そして音場全体の広大化をさらにしっかりと感じ取れた。そうでありながらもボーカルはしっかりと前に居て、フォーカスもより鮮明になっている。臨場感が高い。

『NR-MZ200PREMI』との違いは歴然としていた。歴代の『DIATONE SOUND.NAVI』は、世代を変えるごとに音質性能を向上させてきたわけだが、『NR-MZ200PREMI-2』の音の“深化”のインパクトは、『NR-MZ90シリーズ』から『NR-MZ100シリーズ』へとフルモデルチェンジされたときのそれに迫っている。素直にそう思えた。『NR-MZ200PREMI-2』が高い音質性能を有していることは確かだ。メーカーが「NR-MZ200PREMI MKll(マークツー)」という形名にしたかったということも頷ける音質の向上だ。


■そのさらに上を行く『NR-MZ300PREMI』の高音質性能…。

興奮冷めやらぬまま、『NR-MZ300PREMI』のテストへと歩を進めた。もう1度、『NR-MZ200PREMI』の音を聴いて一旦耳をリセットし、その後に『NR-MZ300PREMI』の音を聴くこととした。

『NR-MZ200PREMI-2』との違いや、いかに…。

なるほど『NR-MZ300PREMI』の音は、もう1ランク上を行っていた。『NR-MZ200PREMI-2』で特に驚かされたサウンドステージの立体感、音像の広大化、これらについてもさらなる良化が認められ、その上で、1音1音のハリ・ツヤも増し、鮮度感も上がっている。音楽がより生き生きと表現されている。

特に、低音の解像度の良化が著しい印象だった。よりダイナミックに、そしてエネルギー感も強くなっている。そのことが中音、高音にも好影響を及ぼし、全体的な躍動感の向上も果たされている。

『NR-MZ300PREMI』の音質向上幅は、『DIATONE SOUND.NAVI』のかつての歴史の中で、紛れもなくトップクラス。『DIATONE SOUND.NAVI』の進化は止まらない…。恐れ入った。


■『NR-MZ200PREMI-2』と『NR-MZ300PREMI』、どちらも“買い”。

ここまでの試聴を終えての率直な思いを、一旦まとめておこうと思う。

特に印象的だったのは、初めて聴くことが叶った『NR-MZ200PREMI-2』の音の良さだ。製品名に惑わされてはならない。当機も従来モデルとは明らかに別モノだ。『NR-MZ300PREMI』に触手が動きつつも8型モデルという点でこれを見送らざるを得ないケースや、敢えて7型が良いというケースも出てくるだろうが、そうして『NR-MZ200PREMI-2』を選んだとしても、2017年モデルの美味しいところは十二分に味わえる。『NR-MZ200PREMI-2』の満足度は、すこぶる高い。

その上で『NR-MZ300PREMI』は、利点の各パラメーターが、それぞれもうひと伸びを見せている。良さのベース部分は『NR-MZ200PREMI-2』と同様であるのだが、そこを土台として、もうワンステップ先に進んだ。

ただし、『NR-MZ200PREMI-2』も相当に良い。このことも紛れもない事実。

結論はこうだ。『NR-MZ200PREMI-2』と『NR-MZ300PREMI』は、どちらも“買い”。これで間違いない。


■『NR-MZ300PREMI』を核とするハイエンドシステムの音に浸り切る…。

『NR-MZ300PREMI』の試聴をさらに続けた。続いては、「当機を核とするハイエンドシステム」のサウンドを確認させていただいた。『NR-MZ300PREMI』+『DS-SA1000』というシステムに、外部パワーアンプをプラスしての音を聴かせていただいたのだ。使用した外部パワーアンプは、ホームオーディオ用の超高級機。『NR-MZ300PREMI』を中心としたシステムで、どこまでの音が聴けるのかをテストすることができた。

正直それ以前の音で、最高峰のサウンドを聴けていたと感じていたのだが、さらなる上があることを思い知る…。

違いとして大きかったのは、“静寂感”だ。それまでのシステムでも聴感上のS/N感は相当に高かったが、システムがこのレベルともなると、それが別次元へと達する。リスニングルームが音で満たされていても、楽器と楽器の間の空間をしっかりと感じ取ることができ、かつ、フレーズの休符部分が至って静か。演奏全体がブレイクする瞬間の静寂感も、他では体験し得ないレベルだった。

そして、音の実在感の高さたるや…。手を伸ばせば各音符を掴めそうに思えるほどだ。演奏の現場に身を置いているような感覚に浸り切れた。

『NR-MZ300PREMI』を手にすれば、ここまでのサウンドを自分のものとすることも可能なのだ。底力は滅法高い。


■高級“DAP”のユーザーも、『NR-MZ300PREMI』に要注目!

最後に、『NR-MZ300PREMI』の外部音声入力に“デジタルオーディオプレイヤー(以下DAP)”を繋いでの試聴も行った。

ところで昨今、高級な“DAP”が使われるケースが増加の一途だ。これらは高音質に徹しているわけなので、アナログ出力の音が実に良い。であるので、高級“DAP”をカーオーディオ機器に接続しようとする場合、「AUX」に繋ぐというアプローチは、実はなかなかに理に叶った接続方法ともなっている。

『NR-MZ300PREMI』では、そのアプローチを選択したときにも、良さを十二分に体感できる。“ピュアアナログコンテンツ再生”という新技術が搭載され、「アナログ入力回路を見直すことで性能と音質の大幅な改善が実現されている」からだ。

“DAP”に入れられたハイレゾ音源で試聴をしたが、ハイレゾ音源のメリットを、堪能し尽くすことができた。ゾクっとするような臨場感を、しっかりと感じ取れた。

高性能“DAP”をお持ちならば、『NR-MZ300PREMI』を導入すると、車内で簡単にハイレゾ音源をハイクオリティで楽しめる。注目してほしい。


かくして『DIATONE SOUND.NAVI』の2017年モデルは、大幅な音質向上が成し遂げられている。これまでこれに興味を持ちつつ購入に踏み切れていなかった方々は、もうこれ以上待つ必要はないだろう。「即、買い」で後悔することは無いはずだ。

そして旧型モデルを使っている方々にとっても、今回の2モデルは見逃せないものになっている。買い替えを検討する、期は熟した、と言っていい。

お近くの取り扱い店舗を調べて、まずはご自身の耳で、この音をご確認いただきたいと思う。聴けば分かる。
《太田祥三》

関連ニュース

特集

page top