リーズナブルで高性能!? 「グラウンドゼロ」のDSP、『GZDSP 6-8X』をテスト! Part 2「インプレッション編」 | Push on! Mycar-life

リーズナブルで高性能!? 「グラウンドゼロ」のDSP、『GZDSP 6-8X』をテスト! Part 2「インプレッション編」

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グラウンドゼロ『GZDSP 6-8X』。
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ドイツ発祥の人気カーオーディオブランド「グラウンドゼロ」。同社からリリースされているデジタル・シグナル・プロセッサー(DSP)、『GZDSP 6-8X』にスポットを当て、当機の魅力と実力を検証している。今回は“Part2”として、テストリポートをお届けする。


■まずは、RCA入力からアナログ信号を取り入れるシステムで試聴。

ハイエンド「DSP」並の実力を有していながらも、コントローラーとのセットで購入しても税抜価格が9万円を切るというリーズナブルさを特長とする、「グラウンドゼロ」の『GZDSP 6-8X』。特長や機能の詳細をお伝えした前回の記事に引き続き、今回は、インプレッション・リポートをお伝えしていく。

最初に、試聴環境を紹介しておこう。試聴会場は、「グラウンドゼロ」の正規輸入代理店であるイース・コーポレーションの試聴室。

テストは、RCA入力からアナログ音声を取り込むときと、オプティカル(TOSLINK)入力からデジタル信号を取り込むときの両方をチェックすることとし、まずはアナログ信号を取り入れるためのシステムを用意した。PC→USB-DAC→『GZDSP 6-8X』→パワーアンプ→スピーカーというシステムレイアウトを構築。リファレンスパワーアンプには、英国のスーパーハイエンドブランド「オーディオウェーブ」の最新機種『EXCEL CA』(税抜価格:39万円)を使用した。

リファレンススピーカーとして用意したのは、スロヴェニアのスーパーハイエンドスピーカーブランド「ZRスピーカーラボ」の最新モデルだ。『ZR エントリーライン』に属する25mmシルクドームトゥイーター『ZR Entry 25T』(税抜価格;15万8000円)と、18cmミッドウーファー『ZR Entry 18MW』(税抜価格;23万円)からなる2ウェイシステムを使用した。クロスオーバーは、スーパーハイエンドスピーカーの試聴会用に特別にあつらえられたパッシブクロスオーバーネットワークで行った。設定クロスポイントは2.5kHz(12dB/oct)とされている。

ケーブル類は、ラインケーブルに「グラウンドゼロ」の『GZCC Reference 157RH』(税抜価格:3万円、2ch・1.57m)を、スピーカーケーブルに「チェルノフケーブル」の『Classic MKll SC/1』(税抜価格:9300円/1m)を、パワーケーブルに同『STANDARD DC Power 8AWG』(税抜価格:1200円/1m)を、USBケーブルに同『CLASSIC USB A-B IC165』(税抜価格:2万円/1.65m)をそれぞれ使用した。

バッテリーには、USA発の新鋭ブランド「XSパワーバッテリー」をチョイスした。


■システムに『GZDSP 6-8X』を組み入れることで音に変化が現れるか否かをテスト。

RCA入力にて確認しようとしたポイントは、当機の素の音だ。システムに『GZDSP 6-8X』を組み込むことで、音質、音色に変化が現れるのか否か。

ところで、「DSP」を使う目的は、詳細なサウンドチューニングを行えるようにするためだ。車室内は狭く、そして反射と吸収の影響によって周波数特性が乱れがちで、また、すべてのスピーカーから等距離の場所にリスニングポジションを取れない。こういったいかんともし難いカーオーディオ特有の不利を補正するために、「DSP」を使うのだ。

しかしながら、そうすることで、システム中に回路(ユニット)が1つ増える。それにより音質が変化するのはNGだ。そんなことは起こり得ないはずではあるが、敢えて今回、そこのところをテストしてみた。

最初に『GZDSP 6-8X』を使わない状態のサウンドを聴き、次に、これをUSB-DACとパワーアンプの間に組み入れ、音を聴き比べた。なお、各調整機能はすべてフラットのままとした。フルレンジの信号をL・RそれぞれのRCA力端子で受け、2ch出力した。さて、『GZDSP 6-8X』を通過することで、クオリティに変化は現れるのだろうか…。

単刀直入に結果をお伝えしよう。音は一切変化しなかった。耳で聴く限り、音質、音色はそのままだ。劣化がないのはもちろんのこと、色付けもない。パワーアンプの個性、スピーカーの個性が消されることもなかった。当機が安心して使える「DSP」であることが確認できた。


■次には、CD音源と“ハイレゾ音源”の聴き比べをオプティカル接続で実行。

続いては、デジタル入力を活用したときのサウンドをチェックした。ソースユニットをPCから、ハイエンド「DAP」であるアステルアンドケルンの『AK380』へとチェンジし、当機と『GZDSP 6-8X』をオプティカル(TOSLINK)で接続。こうして、CDクオリティの音源とハイレゾ音源との聴き比べを行った。ソースユニットを換えた以外、その他のユニットは一切変更していない。

まずはCDクオリティの音源から聴いた。スーパーハイエンドブランドの製品で構築されたシステムから悪い音が聴こえてくるはずもない。「ZRスピーカーラボ」の『ZR エントリーライン』が奏でる独特の艶やかさやコク、そして「オーディオウェーブ」の『EXCEL CA』ならではの暖かみと密度感を、十二分に堪能することができた。

そして続いて、同一楽曲の“ハイレゾ音源”バージョンを試聴した。フォーマットは「96kHz/24bit」。

イントロが流れ始めた瞬間に、サウンドステージの奥行きがぐっと広がった。そしてボーカリストが歌い出すと、“ハイレゾ音源”ならではの臨場感、リアル感に、肌が反応した。頭で良さを理解するよりも一瞬早く、ぞくぞくっとする感覚に包まれて鳥肌が立った。やはり“ハイレゾ音源”は心地良い。

つまりは『GZDSP 6-8X』が、“ハイレゾ音源”の良さを余すところなく伝えられていた、というわけだ。当機は、“ハイレゾシステム”においても十二分に実力を発揮できる。

“ハイレゾ音源”対応の「DAP」等をソースユニットとして活用している方にも『GZDSP 6-8X』はおすすめできることが確認できた。そしてもちろん、使いやすく、高性能で、かつリーズナブルな「DSP」を探している方にも『GZDSP 6-8X』は頼りになる。当機のチェックを怠ると、後後後悔することになりかねない。

昨今、魅力的な「DSP」が続々と市場に投入されているが、「グラウンドゼロ」にからも優秀機がリリースされているということを、お忘れなきように。
《太田祥三》

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