低音強化大全! その6 本格サブウーファーユニットの使いこなし術 Part.3 | Push on! Mycar-life

低音強化大全! その6 本格サブウーファーユニットの使いこなし術 Part.3

カーオーディオ 特集記事

サブウーファーユニットを、トランクフロアに埋め込んだ例(製作:サウンドワークス)。
  • サブウーファーユニットを、トランクフロアに埋め込んだ例(製作:サウンドワークス)。
クルマの中で良い音を満喫しようと思うなら、“サブウーファー”は欠かせない。その理由から、楽しみ方のいろいろまでを、全方位的に解説しようと試みている。第6回目となる今回は前回に引き続き、“本格サブウーファーユニットの使いこなし術”を考察していく。


■パワーアンプ選びも、楽しむべきポイントとなる。正しいパワーアンプ選択法とは…。

前々回の記事で、“本格サブウーファーユニット”には以下の4つのメリットがあるとご紹介させていただいた。4つのメリットとは、1・好きなユニットが選び邦題、2・鳴らし方をある程度自由にコントロールできる、3・好きなパワーアンプが選べる、4・設置方法もいろいろ選べる、以上だ。今回はこの中の「3」と「4」について掘り下げていく。

ところで、“製品選び”は、カーオーディオを趣味とするときの楽しみどころの1つである。ああでもない、こうでもないと頭を悩ませるところも、じっくりと満喫したい部分だ。

“本格サブウーファーユニット”を使うときにも、どのモデルを使おうかと思案するところも楽しむべきポイントとなるのだが、それと同時に、使用する“本格サブウーファーユニット”の性能をもっとも引き出すための“パワーアンプ”選びも、楽しむべきポイントとなる。

さて、そこのところをより楽しむためには、どのような考え方をするといいのだろうか。

まず、最初の分岐点となるのは、何chモデルを選ぶか、だ。市場にはサブウーファー用のモノラルchアンプと、通常の2chアンプ、または4chアンプ等々があるが、ここはやはり、サブウーファー専用モデルの中から選ぶべきなのだろうか…。

答は、ノーだ。必ずしもサブウーファー用のアンプでなくても良い。普通の2chアンプや4chアンプを使っても一向に構わない。

しかしながら、専用アンプもダテではない。サブウーファーを鳴らすために作られているものなので、「パワーが確保されている」ことと「低音再生だけに特化している」ことにより、効率的に低音を鳴らすことが可能となる。

ただし、“サブウーファー専用アンプ”は、融通が利かないことがデメリットだ。2chアンプや4chアンプならば後々、他のスピーカー用としても流用できるが、専用機はそうはいかない。であるので、今後システムが変化していく可能性があるのなら、発展させていくプランを見据えながら敢えて、2chアンプや4chアンプを選んでおく、という作戦も有効なものとなる。


■音質を追求する場合、パワーを優先させる場合等々で、パワーアンプの選択基準は変化する。

ちなみに、ハイエンドユーザーのシステムを見ると、サブウーファーにもフロントスピーカーに使っているのと同じアンプが使われていることが多い。主な理由は、「サウンド傾向の統一を図りたい」ということであろう。これを重んじて、そのようなチョイスがされているのだ。

逆に、パワーにこだわるケースにおいては、サブウーファー用のアンプが積極的に使われている。特に、多発使いをしようとする場合には、パワーは絶対的に必要だ。そのような使い方をする際には、迷わずハイパワーの専用機が選択されている。

ところで、サブウーファー用のパワーアンプを選ぼうとするときに、出力(パワー)以外で気にするべきスペッックはあるのだろうか。基本的には、大きく気にするべきスペックはないのだが(スペックだけで性能や音質傾向を図りにくいから)、敢えて挙げるとすればそれは、“ダンピングファクター”だ。

“ダンピングファクター”とは、“制動力”を表すスペックだ。つまり、“ダンピングファクター”が確保されているほど、振動板を確実に止められるようになるのだ。

しっかりと止められれば、音がにじみにくくなり、かつ、軽快にビートを刻めるようになる。バスドラムやベースの音がしっかりと立ち上がり、バシっと止まるようになるからだ。結果、音楽のグルーブ感が向上する。

なお、試聴をして好みのアンプを探そうとするときにも、そのアンプがサブウーファーの振動板をしっかり止められているかどうかに注目すると、良質なアンプを見つけ出しやすい。スペックをチェックするときにも、試聴するときにも、“制動力”を気にかけたい。


■“本格サブウーファーユニット”ならば、積載性を犠牲にしない設置方法も選択可能。

今回はさらに、“本格サブウーファーユニット”ならではのメリットの4つ目、「設置方法もいろいろ選べる」についても考察していく。

ずばり、「設置方法もいろいろ選べる」ことによって得られる最大の利点は、“積載性を犠牲にしない設置方法が選べること」だ。“サブウーファー”を導入すれば、トランクの積載性が損なわれる、と思われがちだが実は、“埋め込む”方式を選べば、積載性を落とさずに導入することも可能となるのだ。トランクフロアやサイドのウォールに埋め込むようなスタイルを選択することより、音質性能と積載性能とを一挙両得できるのである。

なおこのような場合には、目に見える部分は平らに仕上げられるのだが、奥側は車両側の鉄板の凹凸に追従させて変則的な形で作られることとなる。そのようにして、限られたスペース内でボックス容量を最大限稼ごうとされるのだ。

ただ、手間がかかる分、予算も多く必要となる。というわけなので気軽なスタイルとは言えないのだが、本格的なサウンドを得ながらクルマの実用性も犠牲にしたくない、と思うのなら、“本格サブウーファーユニット”を用いて“埋め込む”という選択肢を取ることもできる。覚えておいて損はない。

ちなみに、サウンドコンテストに出場するような、シビアに音質を追い込もうとする車両においては、トランクの奥側(車室内側)にボックスが作られ、サブウーファーの振動板を車室内側に向けて設置されることも多い。そうした上で後部座席のトランクスルーを開け、そこから低音を車内に放出しようとするのだ。音質にこだわるならば、そのようなやり方もある。ご参考にしていただきたい。

さて、今回は以上とさせていただく。次回は、サブウーファーのサウンドコントロールするための調整テクニックや、スペシャルなサブウーファーの楽しみ方について解説していこうと思う。お楽しみに。
《太田祥三》

関連ニュース

特集

page top