ロシアのハイクオリティケーブルメーカー「TCHERNOV CABLE」から新作登場! その実力を、緊急テスト!! <後編> | Push on! Mycar-life

ロシアのハイクオリティケーブルメーカー「TCHERNOV CABLE」から新作登場! その実力を、緊急テスト!! <後編>

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チェルノフケーブル・REFERENCE MK ll IC
  • チェルノフケーブル・REFERENCE MK ll IC
  • チェルノフケーブル・CLASSIC USB A-B IC
ロシア発のハイエンドケーブルブランド「TCHERNOV CABLE(チェルノフケーブル)」から、新たなアイテムが2つ発表された。それらの実力を探るべく、緊急テストを実行した。そのリポートを2回にわけてお届けしている。今回は、<後編>をお贈りする。


■いよいよ新製品、『REFERENCE MK ll IC』のテストに移行!

まずは、RCAケーブルのテストの続編からお伝えしていこう。今回試聴したのは、『REFERENCE MK ll IC』である。

「TCHERNOV CABLE」には現在、計5グレードのRCAケーブルがラインナップされていて、今回モデルチェンジが図られたのは、上から2番目となるグレードの製品だ。ただし、トップエンドの『アルティメット』は超スーパーな製品であるので、通常の感覚で言えば、『REFERENCE MK ll IC』も十二分に“ハイエンド”な製品である。なにせ価格は、1.65mのモデルで、25万円(税抜)。5mのモデルともなると57万円(税抜)。ハイエンドパワーアンプ並の価格である。

試聴には前回の記事でお伝えしたとおり、パワーアンプに「グラウンドゼロ」のトップエンドモデル『GZPA リファレンス 2 ピュア』(税抜価格:72万円)を、スピーカーに「ZRスピーカーラボ」のフラッグシップモデル、『ZR エクストラバガンス ライン』(税抜価格:95万円)を使った。

『REFERENCE MK ll IC』の実力を正しく把握すべく、このシステムで事前に、2ndグレードの『スペシャル』(2万4000円/1.65m、税抜)と、その1つ上となる『クラシック』(8万7000円/1.65m、税抜)の音を聴いている。それについても前回の記事でお伝えしたとおりだ。スーパーハイエンドシステムが織りなす至極のサウンドをじっくりと堪能させていただいた。

そして、いよいよ『REFERENCE MK ll IC』のテストへと移行した。


■音楽の世界に引き込む力が絶大。感情が激しく揺さぶられる…。

それまでに聴いていた音よりも、さらに上があることに、ただただ驚かされるばかりだった。凄い、のひと言に尽きる。

とにもかくにも、音楽の世界に引き込まれる。切ない曲では涙が出そうにもなるし、励まされ元気が出たり、癒されたり…。曲ごとで、感情が揺り動かされる。音にプラスされて、何か他の成分(α波なのか何なのかはわからないが)が発せられているのではないか、そんな気持ちにさせられる。

そして耳当たりが至極、心地良い。質感の良さはまさしく最上級。どこまでも細やかで滑らか。全体の透明度も限りなく高い。1音1音の実在感もこの上ない。

ここまで音が変わるのなら、この音を手に入れなければもったいない、そういう気持ちは当然、湧く。しかしコストの増大幅もまた、ケタ違いだ。フロント3ウェイのシステムであれば、3セットが必要となるのわけで…。このサウンド知ってしまったら、人生の悩みが増えるだけ、そんなふうにも思えてしまう。

とはいえ、高級なパワーアンプ、高級なスピーカーを使う場合は特に、ケーブルへの投資は、ある程度は覚悟すべきだろう。せっかくの製品の実力を味わい尽くしたい。負担が大き過ぎては面白さが半減してしまうので、無理はするべきではないと思う。しかし、コツコツとベストを追求するのは楽しいはずだ。それもまた、ハイエンドカーオーディオの面白さ、そして、奥深さ、ということなのだろう。

ともかく、『REFERENCE MK ll IC』が絶品であることは確かだ。素晴らしい。

クラシックのさらに倍以上の価格となるリファレンスシリーズの新製品。これでもかというぐらい、今まで聞こえなかった音が再生されてきて情報量の豊富さを感じさせてくれる。この情報量の豊富さは音の余韻、響きに大きく影響してきて、消えゆく細部の音まで味わい尽くせる贅沢仕様。定位も大きく変わってくるのに驚きで、前後のメリハリや左右の広さなどクラシックでは感じられなかった壮大なスケール感だ。正直誰でも買えるケーブルではないが、手にしたときの喜びはとてつもなく大きくなるであろう製品だ。これは凄い。(藤澤純一)




■続いてはUSBケーブルをテスト。一般的な“オーディオにも使える”ケーブルとの比較を実施。

さて、もう1つの新製品についてのリポートもお伝えしなくては。

最初に、製品のプロフィールからご紹介しよう。

☆CLASSIC USB A-B IC
仕様:USBケーブル A-B type
●導体外形寸法:Φ7mm(ケーブル部分直径) ●ジャケットカラー:パープル ●ケーブル長:1.65m、2.65m、5m

《モデル別価格》
CLASSIC USB A-B IC165(1.65m)税抜価格:2万円
CLASSIC USB A-B IC265(2.65m)税抜価格:2万4000円
CLASSIC USB A-B IC500(5.0m)税抜価格:4万円

こちらでは、家電量販店で普通に売られている一般的なUSBケーブルを用意して、それとの比較試聴を行い、当新製品の実力を評価しようと試みた。なお、テストに使った一般的なUSBケーブルとは、“オーディオ用としても使える”ことがうたわれているものである。廉価であることを特長としている製品ではない。

さて、システムからPCを外し、DAPを用意して、それとUSB DACとをUSBケーブルで接続し(OTGケーブルを介して)、試聴した。ただし、RCAケーブルは『リファレンス MKll』から『クラシック』に戻した。そのままではハイスペック過ぎるからだ。

とはいいつつ、DAPにはハイエンドモデル、「Astell&Kern」の『AK380』を使用。そして音源には、96kHz/24bitのハイレゾ音源を使った。


■S/N感が向上し、ダイナミックレンジも広がった。コストパフォーマンスは高い。

初めに一般的なUSBケーブルから聴いた。このシステムで悪い音がするはずもなく、そのサウンドを不満に思う気持ちは起こらなかった。そして、ハイレゾ音源ならではの良さもしっかりと味わえた。空気感や、臨場感、そして独特のぞくぞくっとくる感じも体感できた。至って良好なサウンドである。

数曲を聴き込んだ後、ケーブルを変えてみると…。

さすがは「TCHERNOV CABLE」だ。USBケーブルにおいても、違いをはっきりと表現している。

まずはS/N感の向上を感じた。サウンドステージの見通しが良くなっている。また、ダイナミックレンジが広がり、抑揚もついて、音楽がよりドラマチックになっている。可憐な音はより可憐に、力強い音はより力強く再現してみせる。

リアル感も良化した。ボーカルはより生々しく、弦楽器なら弦の質感を、打楽器ならば打つほうも打たれるほうもそれぞれの素材感を、よりしっかりと感じ取れる。

当ケーブルに関しては、価格的にはかなり現実味のあるレベルに収まっているように思う。例えば、このレベルのDAPを使うならば、ケーブルもここまで奮発して良いのではないだろうか。費用対効果は高い。『CLASSIC USB A-B IC』については、素直に“買い”だと言い切れる。お薦めできる。

某パソコン部品メーカーがUSBオーディオ用に出しているケーブルで聴くと、悪くは無いのだがキラキラ感が強くて少し高域が耳に刺さる印象で好みで言えば好きでは無い。同条件でチェルノフのUSBケーブルに換えて試聴をしてみると、耳に付いたキラキラ感が全く感じられず、全体的に密度が増して厚く太い音調に生まれ変わった。この違いは驚くほど大きい。強さと繊細さを併せ持った価格以上に価値のあるケーブルだ。とってもお薦め。(藤澤純一)



さて、今回も貴重な体験ができた。「TCHERNOV CABLE」の凄さと、ケーブルを換えることの楽しさを、またもやつくづく実感した。ケーブルをグレードアップさせることで、サウンドクオリティを向上させることが可能であることは、紛れもない事実だ。そこの部分もあれこれ試せば、カーオーディオをとことん楽しめる。楽しまないと損だ。
《太田祥三》

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