フランス発『FOCAL』がハイグレード・スピーカー「K2 Power」シリーズをフルモデルチェンジ! 新しさのポイントを解説! | Push on! Mycar-life

フランス発『FOCAL』がハイグレード・スピーカー「K2 Power」シリーズをフルモデルチェンジ! 新しさのポイントを解説!

高級スピーカーの世界的リーディングブランドの1つとして名を馳せている『FOCAL』が、多くのカーオーディオ・フリークから支持を集め続けてきたハイグレードカーオーディオスピーカー「K2 Power」シリーズを、満を持して9年ぶりに フルモデルチェンジさせた。

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2ウェイ・コンポーネントスピーカーキット/ES 165 KX2
  • 2ウェイ・コンポーネントスピーカーキット/ES 165 KX2
  • Focal-JMlab社 チーフ セールス & プロダクトマネージャー ピエール・ペラード氏
  • Focal-JMlab社 セールスマネージャー(アジア担当) ミッキー・タン氏
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高級スピーカーの世界的リーディングブランドの1つとして名を馳せている『FOCAL』が、多くのカーオーディオ・フリークから支持を集め続けてきたハイグレードカーオーディオスピーカー「K2 Power」シリーズを、満を持して9年ぶりに フルモデルチェンジさせた。

その実機を見るべく『大阪オートメッセ2016』(2月12日~14日、インテックス大阪にて開催)の『FOCAL』ブースを訊ねた。ショーに合わせて来日していた、Focal-JMlab社のチーフ セールス&プロダクトマネージャー、ピエール・ペラード氏、セールスマネージャー(アジア担当)、ミッキー・タン氏のコメントも交えながら、新しくなった「K2 Power」シリーズの見どころをご紹介していく。

ところで、今回の『FOCAL』ブースには、とんでもないデモカーが展示されていた。定価200万円(税抜)のフラッグシップスピーカー『FOCAL・Utopia Be ULTIMA』を搭載した、「Mercedes-Benz AMG E63」がそれだ。そのサウンドも聴いてきたのだが、音色の美しさ、きめ細やかさ、豊潤さにはただただ唸らされるばかり…。「世界最高のスピーカーユニットを創りたい」という理念を掲げる同社の面目躍如、と言ったところだろうか。流石のハイクオリティサウンドを奏でていた。

このような超弩級スピーカー を擁する一方で、純正からの簡単換装を可能とする「車種別専用キット」シリーズといった、手軽なモデルも充実させている『FOCAL』。ラインナップの幅広さも、同社ならではのストロングポイントと言っていい。そんな同社の多彩な製品群の中で、この「K2 Power」シリーズは、いわば『FOCAL』の「顔」として君臨している中核シリーズである。

その音は、ハイエンドモデルのエッセンスをしっかりと引き継いでいる。美しく、しなやかで、かつ力強いサウンドを聴かせるスピーカーとして、日本でも多くのファンを喜ばせてきた。

さて、今回の「NEW K2 Power」である。まずは何が新しくなったのか。それについてピエール・ペラード氏はこうコメントした。

「今回のモデルも振動板素材には、フォーカル・カーオーディオ誕生当時からのアイデンティティである、黄色の“アラミド系振動板”を採用しています。しかしそれ以外は、従来モデルとの共通点はほとんどないんですよ。まったく新しいスピーカーとなっています。

新たな特許技術も2つ盛り込んであります。トゥイーターには、“M型断面アラミドドーム振動板”を、ウーファーには“TMD;チューンドマスダンパー”を、それぞれ新搭載しています」

それらにより、どのようなメリットがもたらされているのだろうか。それについては、ミッキー・タン氏がこうコメントした。

「トゥイーターでは、新特許技術により不要共振を抑えて高域から超高域の再現性を大幅に向上させました。 また、トゥイーターの低音側再生限界を拡大させることにも成功しているので、ウーファー とのつながりがさらに良くなっています。サウンド全体の一体感が増しているんです。

ウーファーでも、新特許技術により、特に800Hz-1.2kHzの周波数帯域の歪を劇的に低減し、従来モデルと比べて、一段とサウンドクオリティを向上させることができたと自負しています」

ところで実機をショー会場で見て、サブウーファーが、見た目上の雰囲気を大きく変えていることに気がついた。より無骨なイメージで仕上がっている。サブウーファーがどのような進化を果たしているのかを、ペラード氏にお訊きした。

「確かに、サブウーファーはもっとも変化幅が大きいかもしれません。パワーハンドリングを向上させることにこだわって、数多くの部分をがらりと進化させてあります。よりエネルギッシュに低音を再現できるようになっています」

また、「K2 Power」シリーズは、シリーズ中のラインナップが豊富なことも特長としてきたが、それは今作も変わっていない。

16.5cmのコアキシャルモデルが1機種(税抜価格;7万5000円)、10cmセパレート2ウェイモデルが1機種(税抜価格:6万5000円)、13cmセパレート2ウェイモデルが1機種(税抜価格:7万円)、そして16.5cmセパレート2ウェイモデルが3機種(税抜価格:7万5000円/9万円/11万円)、さらに16.5cmセパレート3ウェイモデルが1機種(税抜価格:18万円)。

それに加えて、サブウーファーが、25cmモデル(8万円)、30cmモデル(税抜価格:10万円)の2機種となっていて、全9機種でシリーズが構成されている。

さて、伝統と新技術が融合された新しい「K2 Power」シリーズ。並々ならぬ情熱を持って開発されたことがひしひしと伝わってくる意欲作である。結果、16.5cmセパレート2ウェイモデルの、「ES 165 KX2」は、本年1月にアメリカ・ラスベガスで開催されたCESで、「イノベーション・アワード」を受賞するほどの実力を携えるまでになったのだ。

ニューモデルの登場を待ちわびていたファンは多い。新たな「K2 Power」シリーズは、それら『FOCAL』フリークたちを、十分に満足させるに違いない。

『FOCAL』の良さにハマり、そのあともずっと『FOCAL』から離れられなくなる人は多い。好みの音を探しているならば、『FOCAL』に、ぜひご注目を。

《太田祥三》

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