ロシアのハイクオリティケーブルメーカー「TCHERNOV CABLE」から新作登場! その実力を、緊急テスト!! | Push on! Mycar-life

ロシアのハイクオリティケーブルメーカー「TCHERNOV CABLE」から新作登場! その実力を、緊急テスト!!

カーオーディオ 特集記事

『TCHERNOV CABLE・REFERENCE MK II IC』
  • 『TCHERNOV CABLE・REFERENCE MK II IC』
「TCHERNOV CABLE(チェルノフケーブル)」という名前を聞いたことがあるだろうか。圧倒的な性能を誇る超ハイエンドモデルを擁する、“スーパー”な高級ケーブルブランドである。そこから新作が2モデル、ドロップされた。その緊急テストリポートをお届けする。

世界中のカーオーディオ愛好家に向けて、上質なケーブルを開発、生産し続ける。


最初に、「TCHERNOV CABLE」について、簡単におさらいしておきたい。ブランドが設立されたのは2002年。ヨーロッパの主要なHi-Fiオーディオ製品をロシアを中心に販売するTCHERNOV AUDIO(チェルノフ オーディオ)社(1997年設立)によって立ち上げられている(当初は「TCHERNOV AUDIO CABLE」というブランド名だった)。

同ブランドは、オーディオ/ビデオ用プロフェッショナル・ケーブル製品の開発を行う、ロシア初のケーブル専門ブランドである。本社は近年、ドイツのベルリンに移されたのだが、すべての製品を今も、信頼の厚いロシア国内の工場で生産している。上級ラインである『リファレンスシリーズ』のケーブルは、設計エンジニアリング部門でハンドメイドされている、とのことだ。

基本方針は以下の3点。1・「厳選された最高品質の素材を使用すること」、2・「常に探究心を持って技術を追い求めること」、3・徹底した品質管理をすること」。これらをポリシーとして、世界中のカーオーディオ愛好家に向けて、上質なケーブルを開発、生産し続けている。

さて、今回発表された製品は2つ。ハイエンドRCAオーディオケーブル『REFERENCE MK II IC』と、ハイエンドUSBケーブル『CLASSIC USB A-B IC』だ。まずは、RCAオーディオケーブルの新製品についてご紹介していくこととする。

上から2つ目のグレードとなる『REFERENCE MK II IC』。従来機と比べ、各所がグレードアップ。


現在日本で発売されている「TCHERNOV CABLE」のRCAケーブルは、5種類ある。モデル名を上級グレードから挙げていくと、『アルティメット』、『リファレンス』、『クラシック』、『スペシャル』、『スタンダード』となる(『アルティメット』は「TCHERNOV CABLE」の正規輸入代理店、イース・コーポレーションの発行しているカタログ『ACGマガジン2017-2018』には未掲載)。

参考までに、それぞれの価格を掲載しておこう。各グレードから、1.65mモデルの価格を拾っていく。上から(すべて税抜価格)、36万3000円、25万円、8万7000円、2万4000円、8400円、となっている。

改めて、『アルティメット』と『リファレンス』の“スーパー”ぶりがご理解いただけるだろう。ここまでくると、材質や構造の詳細はおいておいて、とにもかくにもその出音が気になるところだ。これまでの価格の製品は、一体どれほどのポテンシャルを秘めているのだろかと…。

焦る気持ちを抑えつつ、まずは、基本スペックからご紹介しておく。主要事項は以下のとおりだ。
☆REFERENCE MK II IC
●仕様:RCAオーディオケーブル 2ch(L/R 1ペア)
●導体外形寸法:Φ10mm(ケーブル部分直径) ●ジャケットカラー:ブラック・ゴールドのコンビ ●ケーブルインピーダンス:110Ω ●RCAプラグ外形寸法:Φ14.5mmx53.5mm ●ケーブル長:0.62m、1m、1.65m、2.65m、4.35m、5m
【モデル別価格】
○REFERENCE MK II IC062(0.62m)税抜価格:16万4000円
○REFERENCE MK II IC100(1.0m)税抜価格:19万5000円
○REFERENCE MK II IC165(1.65m)税抜価格:25万円
○REFERENCE MK II IC265(2.65m)税抜価格:33万6000円
○REFERENCE MK II IC435(4.35m)税抜価格:51万6000円
○REFERENCE MK II IC500(5.0m)税抜価格:57万円
ちなみに、今回『MK II』となり、製品ラインナップが若干変更されている。これまでラインナップしていなかった、「1.0m」のモデルが加わり、逆に「7m」のモデルが姿を消した。

なお、さまざまな部分で高音質を得るためのブラッシュアップがなされているとのことなのだが、見た目的には、プラグ部分の印象が変わっている。フラッグシップの『アルティメット』に近づいたような仕上がり感だ。ジャケットのカラーリングも変わり、高級感が増した。ルックスからも、音への期待は膨らむばかりだ。

最上級の試聴環境でテストを実行。リファレンススピーカーは「ZRスピーカーラボ」。


それではいよいよ、インプレッション・リポートに進んでいく。最初に、試聴環境をご紹介しておきたい。試聴はイース・コーポレーションの試聴室で行い、テストにおいて使用した機材は以下のとおりだ。PCをソースユニットとして使い、USB DACを介してパワーアンプへと音楽信号を伝送。リファレンススピーカーとして使用したのは、スロヴェニア発のスーパーハイエンドブランド「ZRスピーカーラボ」のフラッグシップモデル、『ZR 『ZR エクストラバガンス ライン』(税抜価格:95万円)、リファレンスパワーアンプとして使用したのは、ドイツの実力ブランド、「グラウンドゼロ」のトップエンドアンプ『GZPA リファレンス 2 ピュア』(税抜価格:72万円)だ。

RCAケーブル以外も「TCHERNOV CABLE」で統一した。スピーカーケーブルに『Classic MKll SC/1』(税抜価格:9300円/1m)を、パワーケーブルに『STANDARD DC Power 8AWG』(税抜価格:1300円/1m)をそれぞれ使用。バッテリーには、メイドインUSAのニューブランド「XSパワーバッテリー」を使用した。

実力把握のために、下級モデルから試聴開始。サウンドレベルは、いきなり最高潮へ…。


さて、『リファレンス MK II IC』の実力を正確に把握するために、当モデルのテストの前に、2グレード下のラインとなる『スペシャル』の音から確認した。

なにはともあれシステムのレベルが高過ぎる。その出音には、ただただうっとりさせられるのみだ。高域は限りなく繊細で滑らか。耳当たりの心地良さがなんとも言えない。低域も上質だ。弾力感、密度感がともに高く、重く、低く、良く締まった、生命力のある低音が楽しめる。

音に無駄が一切ない。制動力も高いので、振動板が動くべきときにしっかりと動き、止まるべきときに確実に止まっているからだろう。そして余韻の消え際も実に美しい。

S/N感もすこぶる良好だ。音と空間がシャープに分離していて、それでいて演奏現場の空気感も十分に伝わってくる。これ以上を望む気持ちは生まれてこない…。

短いながらも、至福の時間だった。そうして次には、『リファレンス MK II IC』の1グレード下のラインである『クラッシック』の音を確認した。

なんと…。それまでに聴けていた音についても“極上”レベルだと感じていたのだが、RCAケーブルを変えたことで、それがさらなる高みへと到達している。

コクが深まり、味わいが濃くなった。そして、立体感、リアル感も増している。音源に含まれている情報はすべて出し尽くされていたかのように感じていたのが、まだ埋もれていた情報があった、ということなのか。

ダイナミックレンジも伸長している。結果、演奏の説得力が上がった。例えば4小節ほどの短いギターソロのフレーズであっても、演奏者の情熱をより激しく感じ取ることができる。音楽性が上がるというのは、このようなことを言うのだろう。音楽の感動力が増しているのだ。

では一体、『リファレンス MK II IC』となるとどんな音が聴こえてくるというのだろうか…。

詳細は、次回にご紹介させていただくが、結論だけはお伝えしておこう。その音質向上ぶりは“衝撃的”というレベル。とにもかくにも驚かされるのみだった。

また次回は、『CLASSIC USB A-B IC』についてのインプレッション・リポートもお伝えする。お楽しみに。
《太田祥三》

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