ジープ ラングラー 専用ナビキットが アルパイン から登場…早くも大画面にこだわるユーザーに人気 | Push on! Mycar-life

ジープ ラングラー 専用ナビキットが アルパイン から登場…早くも大画面にこだわるユーザーに人気

“大画面ナビ”市場を普及させたアルパインが、次なる市場創造へ向けて動き出した。それが輸入SUV向け専用キットの発売だ。その第一号が「Jeepラングラー専用BIG Xプレミアム」。『ラングラー』のワイルドなイメージに合わせた造り込みは早くも支持を集めているという。

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「Jeepラングラー専用 ビッグ X プレミアム」を取り付けたラングラーUnlimited Sport
  • 「Jeepラングラー専用 ビッグ X プレミアム」を取り付けたラングラーUnlimited Sport
  • JeepラングラーUnlimited Sport
  • 専用キットに同梱される9型大画面用パネル
  • ラングラーに標準で用意されるナビ取り付け部分
  • 車両側との接続はすべて付属のインターフェイスボックスで行う
  • 専用キットを取り付けるとダッシュボード側との間に若干の隙間はできる
  • WXGAの高解像度パネルをディスプレイを組み合わせる。地デジ本来の画質が楽しめる
  • 専用パネルではパワーウィンドウスイッチの上からカラーコーディネイトされたブルーイルミが照射される

“大画面ナビ”市場を普及させたアルパインが、次なる市場創造へ向けて動き出した。それが輸入SUV向け専用キットの発売だ。その第一号が「Jeepラングラー専用BIG Xプレミアム」。『ラングラー』のワイルドなイメージに合わせた造り込みは早くも支持を集めているという。

日本ではミニバンを好むユーザーが多く、市場調査会社マークラインの調査では、販売台数全体の2割近くにものぼっているという。同予測では今後もその傾向は続くと見ているが、さらなる市場拡大を見込んでいるのがSUV市場だ。今でこそ、まだ7%程度にとどまるが、SUVは世界的にも人気のカテゴリーとなっており、日本でも2020年までに12%を超えると予測しているのだ。アルパインはこの市場予測を踏まえ、いち早い対応を図ったというわけだ。

ラングラーのルーツは、1941年に軍用4輪駆動車として誕生した『ウィリスMB』。それから70年以上を経て、そのシンプルで質実剛健な造りをそのままに現代風に進化したのがラングラーである。そのため、ボディ剛性、強度、耐久性にすぐれた“屈強なSUV”としてのイメージは、多くのアウトドア志向のユーザーから高く支持されているところだ。

「Jeepラングラー専用BIG Xプレミアム」は、そんなラングラーのイメージにマッチする“タフネスデザイン”としたのが最大のポイントで、ラングラーに用意されているグレードのうち取り付けできるのは「Unlimited Sport」が対象。金属ナットをパネルの四隅に採用して敢えて無骨さを強調し、ワイドに張り出したデザインは見た目にも迫力たっぷり。サンドブラスト仕上げと呼ばれる塗装はラングラーの外装カスタム仕様に合わせたものだという。また、天面には小物入れも用意している。

中央のパワーウインドー用スイッチには専用のブルー色イルミネーションが施され、その配色はスピードメーター/エアコンノブのブルーグリーンにマッチング。夜間は操作部をより立体的に見せる効果がある。また、使い勝手を高めるために左右に大型の「NAV「AUDIO」ボタンを配置し、日本仕様として日本語化した「現在地」ボタンも用意。どのボタンも大きめであるため、使い勝手は良い。これならハードな走りをしているときでも楽に操作できそうだ。

専用キットでもっともラングラーユーザーの心をつかみそうなのが、専用に用意されたオープニングアニメーションとサウンドだ。エンジンをONにすると自動的にアニメが独特のサウンドを伴って起動。わずか数秒の出来事ではあるが、低域から盛り上がってくるサウンドは、ラングラーのユーザーであることを実感させてくれるもの。こうした対応はアルパインならではの魅力とも言っていい。

画面サイズは9型大画面で、その解像度はWXGAの高画質スペック。1280×800ドットの高解像度により、地デジが持つ本来の高画質を余すことなく再現できる。さらに、最近は多くの純正ナビがディスクドライブを非搭載とする中で、本機はあえてDVD/CDドライブを搭載。iPhone/iPodへの対応はもちろん、多彩なAVソースを存分に楽しめる仕様としている。

ラングラーとの接続は専用インターフェイスボックス経由で対応する。これにより、ラングラーのステアリングからボリュームやトラックサーチなどの操作が可能となるほか、車速パルスなど車両情報も一括して受け取れるため、取り付け性アップにもつながっている。アルパインがこれまで大画面ナビで実践してきた車種専用データも格納。サウンド設定はラングラー標準車「Unlimited Sport」に合わせており、最適な音場の下で音楽が楽しめる。

なお、取り付け時はオリジナルのインパネを超音波カッターで切り取り、また、ダッシュボード奥にある樹脂フレームをカットするなどの加工が必要となるため、作業は基本的にディーラーやカー用品店が行う。ユーザーとしてはカットした後の処理が気になるところだが、専用キットを上から被せる形となるので切り口はまったく見えないから安心していい。

ただ、左ハンドル仕様とキットの共用化を図ったことから、ダッシュボード側との間に若干の隙間は生まれてしまっているが、そこにはスポンジを挟むことで異音などの発生がないような配慮。見た目にもそれほど気になるようなレベルではなかった。

発売中のキット「Jeepラングラー専用BIG Xプレミアム」はオープン価格であるが、店頭ではベース仕様が25万円、バックカメラキットが26万5000円(いずれも税別)。全国主要なJeep取扱店やカー用品店で発売中だ。

《会田肇》

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