関東のカーオーディオイベントシーズンの開幕を告げる、『ACM in 群馬 2017』が開催! 注目車両をピックアップ・リポート!!＜後編＞

4月9日に、群馬サファリパーク第2駐車場にて開催された『ACM in 群馬 2017』のリポートの、後編をお届けする。今回も、登録店から出場した注目車両をご紹介しながら、さらにはメーカーデモカーおよび、『マイカーライフクラス』への参加車両を、一挙に掲載していく。

◆トヨタ・ヴォクシー（オーナー／小林直人さん）by サウンドウェーブ

小林さんは、愛娘の紅葉ちゃんとヴォクシーで参加した。その愛車のシステムはイベントの約1か月前に完成したとのことなのだが、顔ぶれがなかなかに豪華♪ まずソースユニットがAKのDAP、プロセッサーがヘリックスのDSP PRO MKII。フロントスピーカーにはドイツの名門RSオーディオの逸品、RSレベレーションシリーズの3ウェイが使われ、サブウーファーが同・マスター12。パワーアンプにも同・レベレーションシリーズのモデルがチョイスされている。そして、サブウーファー用のアンプがJLオーディオだ。臨場感の高い音を目指しているとのことだが、聴いてみると、まずは質感の良さに唸らされた。もちろん、臨場感もハイレベル。リアルなライブサウンドを堪能できた。

◆日産・フーガ（オーナー／伊藤真之さん）by lcサウンドファクトリー

2年ほど前に完成されていたシステムレイアウトはそのままに、この度トランクを作り替えての堂々の参戦を果たした伊能さんのフーガ。ルックスをバージョンアップさせつつも、積載性も確保するスタイルで完成させている。ユニットレイアウトは以下のとおりだ。メインユニットとして純正オーディオを活用し、そこにカロッツェリアのAXM-P01を加え、プロセッサーにはカロッツェリアX・RS-P99Xを採用している。パワーアンプにはグラウンドゼロのリファレンスシリーズのモデルを2台使用し、フロント3ウェイ＋サブウーファーもグラウンドゼロで統一している。その音には、芯がありエネルギー感も十二分。情報量も多く、きめ細やかさも際立っていた。

◆スズキ・ワゴンR（オーナー／渡辺惠一さん）by カーファイ

ACGを中心に各種カーオーディオイベントで大活躍している渡辺さんは、当会へはワゴンRで参戦した。コツコツと6年の歳月をかけじっくりと熟成させてきた愛車のシステムだが、今回、新境地を切り拓くべく、新たなユニットを投入!　なんと、フロント3ウェイスピーカーとして使っていたロックフォード・J5のミッドウーファーを、同・T5に交換してきたのである。狙いどおり、また違った良さが出てきた、とのことだ。なお、その他のユニットは、メインユニットとプロセッサーがカロッツェリアX、パワーアンプがロックフォードのパワーシリーズ、サブウーファーもロックフォードという陣容だ。試聴してみると、低音にはパンチが効いていて、全体的にはコクがあり深みがある。濃厚なサウンドが楽しめた。

◆ホンダ・オデッセイ（オーナー／元嶋歩さん）by カスタマイズファクトリーナックス

約4年前からシステムを組み始めたという元嶋さん。それ以来コツコツとバージョンアップを繰り返し、フロントスピーカーが現在の形となったのが約1年前、そしてイベントの約1か月前にサブウーファーを入れ替えて、現在の形を完成させている。使用ユニットは以下のとおりだ。メインユニットにカロッツェリアのDEH-P01を使い、パワーアンプにはカロッツェリアXのRS-A99Xを2台採用し左右で使い分けている。そしてフロント3ウェイ＋サブウーファーをオーディソンで統一する。目指すのは、「どんなジャンルでもキレイに聴けること」とのことだ。実際に聴いてみると、女性ボーカルにツヤがあり、響きの美しさも印象的。バランスも良好な聴き応えあるサウンドだった。

◆トヨタ・C-HR（メーカーデモカー）by イース・コーポレーション

イース・コーポレーションは、イギリスのヴァイブオーディオのニューデモカー、C-HRを展示した。搭載システムは以下のとおりだ。ソースユニットはAKのハイレゾ対応デジタルオーディオプレーヤー、プロセッサーにはグラウンドゼロのGZDSP 6-8Xを採用している。そしてそれ以外のユニットをすべてヴァイブオーディオの『シーベン・シリーズ』で統一。パワーアンプが同シリーズの6chモデル（70W×4＋130W×2）と2chモデル、そしてフロントスピーカーに3ウェイコンポーネントを使用し、サブウーファーにはコンプリートボックスタイプを使う、という編成だ。その音は、なかなかのHi-Fiサウンド。全体的に濃密で、厚みがあり、ステージの立体感の再現性も高かった。

◆トヨタ・シエンタ（メーカーデモカー）by クラリオン

クラリオンは、発売開始からちょうど1年が経過した、しかしなおも高い注目度をキープし続けている、『Full Digital Sound』搭載のデモカー、シエンタを展示した。システムレイアウトは以下のとおり。メインユニットとして、クラリオンの旗艦AV一体型ナビを使用し、CDの音楽信号を1度もアナログ変換することなく音に換えるというシステムを完成させている。それ以降が、フルデジタルサウンドプロセッサー（サウンドプロセッサー/ツィーター/コマンダー）Z3、フルデジタルスピーカーZ7×2セット、フルデジタルサブウーファーZ25Wという陣営だ。試聴してみると、Z7を2セット使っているだけあって、中低域の厚みが好印象。各楽器の音色の質感も良く、S/Nの高さも光っていた。