英国発「VIBEオーディオ」から大注目のエントリーパワーアンプが新登場! そのサウンドを、緊急インプレッション!! | Push on! Mycar-life

英国発「VIBEオーディオ」から大注目のエントリーパワーアンプが新登場! そのサウンドを、緊急インプレッション!!

カーオーディオ 特集記事

VIBEオーディオ・SLICKS4-V2
  • VIBEオーディオ・SLICKS4-V2
  • VIBEオーディオ・SLICKS4-V2
  • VIBEオーディオ・SLICKB1-V2
  • VIBEオーディオ・SLICKS4-V2
イギリス発の人気カーオーディオブランド「VIBE(ヴァイブ)オーディオ」から、パワーアンプの新シリーズが登場する。その名は『SLICKシリーズ』。「VIBEオーディオ」と言えば、手頃な価格の製品を主体とし、それぞれコスパが高いと評判だが…。

さて、今回のニューモデルはどうなのか。当シリーズもエントリーグレードに位置する手頃なモデルである。「VIBEオーディオ」の製品らしく、高いコストパフォーマンスを有しているのか、否か…。

今年も新製品を多々発売予定の「VIBEオーディオ」。その先陣を切って日本上陸を果たしたばかりの『SLICKシリーズ』の、緊急インプレッション・リポートをじっくりとお伝えしていく。


高級感の高い、1ランク上の風貌。さて、音は…。


最初に、概要を端的にお伝えしておこう。シリーズは以下の2モデルで構成されている。

VIBEオーディオ・SLICKS4-V2
☆SLICKS4-V2(税抜価格:4万2000円)
●仕様:Class-A/B 4ch(4/3/2ch)パワーアンプ ●定格出力:75W×4(4Ω)/100W×4(2Ω)/200W×2(4Ωブリッジ) ●周波数特性:20Hz-20kHz(+0-1dB) ●サイズ(幅×奥行×高さ):330×194×50mm
VIBEオーディオ・SLICKB1-V2
☆SLICKB1-V2(税抜価格:5万2000円)
●仕様:Class-D 1chパワーアンプ ●定格出力:200W×1(4Ω)/350W×1(2Ω)/500Wx1(1Ω) ●周波数特性:10Hz-500Hz(+0-1dB)●サイズ(幅×奥行×高さ):230×194×50mm

スペックをざっとみて印象的なのは、フルレンジアンプが“A/B級”であること。もう1台のサブウーファー用モノchアンプが“D級”であり、相当な小型化が実現されているのだが、フルレンジモデルは小型化が図られていながらも超の付くほどではない(モノchモデルよりも横幅が10cm大きい)。“D級回路”が採用されればさらなる小型化が達成できたに違いないが、そうはされていないのだ。あくまでも音質を優先させた結果であろうと推測できる。

4万円台前半に抑えられたリーズナブルな1台でありながら、音にこだわっている姿勢が伝わってくるのはうれしい限り。期待も膨らむ。

試聴は、その4chモデル『SLICKS4-V2』で行ったのだが、テストのために箱から出された実機を目にして、さらに期待が大きくなった。見た目に高級感が充満しているのだ。マットブラックのボディは、“パウダーコーティング”されたものであり、質感が独特だ。そして筐体を真横から見ると、ヒートシンクを備えた側面から天板までが流線形を描いている。コストを抑えようと思えば、シンプルな長方形のデザインとなるはずだが、当機はわざわざ3D的なシルエットとなっている。

ルックス的には完全に1クラス上の風貌である。シート下等に隠してインストールするのが惜しくも思えるほどだ。手にしたときの満足度は相当に高い。

VIBEオーディオ・SLICKS4-V2

色付けもクセもない、素直なサウンド。充実感もみなぎっている。


ワクワクしながら試聴を開始した。テスト会場は、「VIBEオーディオ」の正規輸入代理店であるイース・コーポレーションの試聴室。システムはPCを核とし、USB DACを介して音楽信号をパワーアンプに送るというシンプルな構成。リファレンススピーカーとして使用したのは、ロックフォード・フォズゲートの上級スピーカー『T4』(税抜価格:20万円)だ。クロスオーバーはこれに付属するパッシブクロスオーバーネットワークで行い、パワーアンプに備えられている4chのうちのフロントchのみを用いて鳴らした。ケーブル類はすべて、モンスターカーオーディオのトップエンドモデルで固めている。

最初の出音で、当パワーアンプの実力が確かであることを実感できた。音色は至って正確で、質感も良好。高域からは繊細さが十二分に感じられ、中域にはハリがあり、深みもある。低域のエネルギー感にも不足はなく、躍動感、弾力感も満足できるレベル。量感やタイト感も適切だ。

立体感の表現にも物足りなさは感じられない。各楽器、ならびにボーカルもリアルだ。ステージング、イメージングともに優秀だ。

そして何よりも感心したのは、余計な色づけがなく、誇張も、クセも感じられなかったこと。エントリー機ではときとして、苦手な点を隠すためだろうか、何かが強調されたりすることもあるが、当機は実にまっとうに音源を再現している。潔く、素直であり、それでいて充実感もみなぎっている。

コストパフォーマンスの高さは期待以上だった。「VIBEオーディオ」が良心的なブランドであることを、当機のフォルムを見て、音を聴いて、すんなりと再認識することができた。

AV一体型ナビの内蔵アンプで市販スピーカーのサウンドを聴いていて、今後、初めての外部パワーアンプを導入しようと考えているのなら、当機を候補に入れて損はない。総合力の高いモデルをご所望ならば、当機は候補の上位に、間違いなく入ってくるだろう。要チェック。
《太田祥三》

特集

page top