【CDT オーディオ・大特集】旗艦機『ESシリーズ』のアニバーサリーモデルを発売したアメリカン・ブランド “CDT オーディオ” のすべてに迫る!! Part.2 | Push on! Mycar-life

【CDT オーディオ・大特集】旗艦機『ESシリーズ』のアニバーサリーモデルを発売したアメリカン・ブランド “CDT オーディオ” のすべてに迫る!! Part.2

カーオーディオ 特集記事

CDTオーディオ・HD-6Mo Pro
  • CDTオーディオ・HD-6Mo Pro
  • 『CDTオーディオ・HD-6Mo Pro』のミッドウーファー。
  • 『CDTオーディオ・HD-6Mo Pro』のミッドウーファー。
  • CDTオーディオ・HD-6Mo Pro
  • 『CDTオーディオ・HD-6Mo Pro』のトゥイーター。
  • トゥイーターは“スイベル式”となっていて、写真のように角度を変更できる。
トップエンドスピーカー『ESシリーズ』の生誕15周年アニーバーサリーモデルである、『ES-1200iS』と『ES-6AS』を発表した“CDTオーディオ”。この機会に改めて、当ブランドの魅力を紐解こうとする大特集を展開している。

まず前回は、創業者であるケネス・パーソン氏のスペシャル・インタビューをお贈りした。それに引き続き今週は、ブランドの特色、並びに、ベーシックコンポーネントスピカー『HD-6Mo Pro』のインプレッション・リポートをお届けする。


単品モデルが充実し、組み合わせを多彩に選べる。


ところで、“CDTオーディオ”のディストリビューターであるイース・コーポレーションは、当ブランドをひと言で説明すべく、以下のようなキャッチコピーを付けている。「格調高いヨーロッパのデザインや感性をブレンドした、生粋のHi-Fi系アメリカンブランド」。

このコピーは、“CDTオーディオ”のバックグラウンドを踏まえたものだ。先週のスペシャル・インタビューでご紹介したとおり、創業者ケネス・パーソン氏は、北欧・スウェーデン出身であり、スピーカーブランドとしての地歩は、スウェーデン時代に築き上げている。そして、その後アメリカに渡り、本格的に“CDTオーディオ”を立ち上げたのだ。

果たしてそのサウンドも、キャッチコピーどおりのものなのか否か…。それについては、これからの試聴記で明らかにしていく。

また当ブランドは、各製品がリーズナブルであることも特長だ。件のフラッグシップスピーカー『ESシリーズ』のコンポーネントキットである『CDT-ES-62i』を持ってしても、その税抜価格は11万円。ミドルクラスの中でも手頃な水準にとどまっている。
『CDTオーディオ・HD-6Mo Pro』のミッドウーファー。
『CDTオーディオ・HD-6Mo Pro』のミッドウーファー。
さらには、単品ユニットのラインナップが多彩であることも、“CDTオーディオ”ならではの大きな特色となっている。マッチングの自由度が高く、システムアップも多様に楽しめる。組み合わせによっては、コンポーネントモデルよりもそれなりに高くなるケースもあるが、自分なりのチョイスを実行できるのは、“CDTオーディオ”フリークにとっては喜ばしいことだ。

そのフォルムからは、いかにもナチュラルな音色を奏でそうな雰囲気が…。


では、ベーシックモデル、『HD-6Mo Pro』のインプレッション・リポートに入りたい。最初に、主要スペックをご紹介していこう。
CDTオーディオ・HD-6Mo Pro
☆『HD-6Mo Pro』 税抜価格:7万8000円
●仕様:16.5cm2wayコンポーネントスピーカー ●最大入力:200W(@120Hzハイパス) ●周波数特性:55Hz~20kHz ●能率:88.8dB ●取付穴直径:149mm(ウーファー部) ●取付深さ:63mm(ウーファー部)
ミッドウーファーを手に取ってみると、マグネットが大ぶりな割には案外重くない。それもそのはずで、フレームは樹脂製。しかし強度は十分に確保されている印象だ。しっかり感が高い。振動板素材には、ファブリック混合カーボンファイバーで強化したペーパーコーンが採用されている。そしてトゥイーターはシルクドームタイプ。いかにもナチュラルな音色を奏でそうな雰囲気を醸している。

試聴環境もご紹介しておこう。試聴会場はイース・コーポレーションの試聴室。リファレンスパワーアンプとしては、“RSオーディオ”の『RS A 20』(税抜価格:23万円)を使用した。これを用いたのには理由がある。最後に試聴するアニバーサリーモデルが、ハイレゾ音源の再生にも実力を発揮可能な周波数特性を誇っていて(50Hz~50kHz)、そのスペックに対応させるためのチョイスなのである(『RS A 20』の周波数特性は、5Hz~50kHz)。

ソースユニットとしてはPCを用い、そのデジタル出力を“USB DAC”を介してパワーアンプに送った。ケーブル類はすべて、“モンスターカーオーディオ”の上級モデルで統一している。
『CDTオーディオ・HD-6Mo Pro』のトゥイーター。
トゥイーターは“スイベル式”となっていて、写真のように角度を変更できる。

温かみと柔らかさを感じさせる、味わい深い独特なサウンド。


実際のサウンドはどのようなものだったのかと言うと…。

流れ出てきた音を聴いて感じたことは、「温かみ」と「柔らかさ」だった。至って耳に心地良く、響きと、余韻の消え際の美しさも印象的だ。

次に細部に耳をすませると、1音1音が立体的であることに気が付いた。その上で、輪郭はシャープだ。全体的な印象は柔らかだが、各楽器の音色にはにじみはなく、音が混濁することもない。解像度はなかなかに高い。

低域はほど良くタイトで、かつ弾力感も十二分。バネの効いたうねるようなベースラインが楽しめた。

なお、当機のパッシブクロスオーバーネットワークは、トゥイーターのアッテネーターが5段階の中から選択可能だ。最初は下から2番目の設定をチョイスしていたのだが、試しにもっともトゥイーターレベルが高くなる設定に変えてみた。しかしながらこれを選んでも、よりシャッキリとしたサウンドにはなったものの、高域をきついと感じることはなかった。どの設定を選んでも、それぞれで楽しめる。実用性は高そうだ。

さて、総評である。その音色からは確かに、欧州のエッセンスが感じ取れた。力強さで押すタイプとはひと味違う、上品なサウンドが満喫できた。しかしながら、低域のドライブ感などは、アメリカンブランドのサウンドに通じるものがある。

味わい深い、濃いめのサウンドが好みの方には、特にお薦めできそうだ。なかなかのコストパフォーマンスを発揮する良機である。

これに引き続き次週は、2ndグレードの『CDT-HD-62』(税抜価格:9万円)、そしてトップエンドモデルとなる『CDT-ES-62i』(税抜価格:11万円)の2機種の試聴記をお伝えする。お楽しみに。
《太田祥三》

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