【CDT オーディオ・大特集】旗艦機『ESシリーズ』のアニバーサリーモデルを発売したアメリカン・ブランド “CDT オーディオ” のすべてに迫る!! Part.1 | Push on! Mycar-life

【CDT オーディオ・大特集】旗艦機『ESシリーズ』のアニバーサリーモデルを発売したアメリカン・ブランド “CDT オーディオ” のすべてに迫る!! Part.1

カーオーディオ 特集記事

ケネス・パーソン氏(CDT オーディオ)。
  • ケネス・パーソン氏(CDT オーディオ)。
  • CDT オーディオ・ES-6AS
  • CDT オーディオ・ES-1200iS
  • ケネス・パーソン氏(CDT オーディオ)。
格調高いヨーロッパのテイストや感性をブレンドしたHi-Fi系アメリカンブランドの名門、“CDT オーディオ”。日本においても熱烈なファンの心をがっちりと掴んでいて、ツウ受けする名ブランドとして、広く認識されている。

そんな“CDT オーディオ”から、注目のスピーカーが発売されることと相成った。トップエンドスピーカー『ESシリーズ』の生誕15周年を記念したアニーバーサリーモデル『ES-1200iS』と『ES-6AS』がそれだ。

これらについて、その魅力と実力をじっくりとリポートしていこうと思うのだが、この機会に改めて、“CDT オーディオ”というブランドの成り立ちと、ラインナップされている主要製品の特長までをも詳しくご紹介していく、大特集を組んでみる。

その第1回目となる今回は、創業者であるケネス・パーソン氏への特別インタビューをお届けする。


青年時代を母国スウェーデンで過ごし、スピーカーメーカーとしての地歩を固める。

CDT オーディオ・ES-6AS

パーソン氏は、北欧のスウェーデンの出身だ。青年時代を母国で過ごし、そこでスピーカーメーカーとしての地歩を築いた。最初に、スウェーデン時代にどのような経験をしたのかをお聞きした。

ルーツは、10代の頃の卒業制作にあった…。

パーソン氏「卒業するにあたり、卒業制作を行う必要に迫られ、音楽に夢中になっていた10代の私は、ゼロからギターアンプを製作することにしました。結果、素晴らしいものが完成し全単位を修得し、卒業することができたのです。

このアンプのプロジェクトをきっかけに、私は音楽制作や高性能なオーディオ機器で素晴らしい音楽を再現することに夢中になりました。ハリウッドの世界でいう“ショータイム”の始まりです。

卒業後、私の人生の歩む道は2つの情熱を追求するためにありました。楽器(ギター)を演奏し、そして優れたサウンドミュージックシステムを作ることです。

そうして私は、家庭用とカーオーディオ用のシステムを販売する2つの小売店を経営することになります。当時の私は本当に幸せな若者でした。

このような活動を通して私は、自分が設計して作ったスピーカーを使い、より画期的なサウンドシステムを提供できるのではないかと考えるようになりました。リーズナブル、かつ優れた性能を発揮するスピーカーを作りたいと考え、それを実践し始めます。

なお、私にとって優秀なオーディオシステムとは、下記の4つです。

1. 綺麗で鮮明な中高音
2. 豊かで温かみのある中音
3. 鮮明、かつ全身で感じる低音
4. ミュージシャンが実際にそこにいるという感覚を覚える洗練性


CDT オーディオ・ES-1200iS


私は12年もの間、小売業を営み、それを通して素晴らしい経験をしました。そしてこの次に起こった出来事には自分でもびっくりしています。何と私の2つの小さな店が150を数える大手チェーン店の一部になったのです。経営陣が私の作成したスピーカーを聴き、その販売実績を見た後、彼らは即、私に商品のオーダーをしてきたのです。こうして私は、スピーカー生産者になったのです」

そして氏は1987年にいよいよ、アメリカに移り住む、という大きな一歩を踏み出す決断をする…。

「“CDT オーディオ”には、私の人生すべての経験が活かされています…」


次に、アメリカに移り住んでからの経歴、そしてスピーカーメーカーとしてのポリシー、さらには音楽に対する情熱までをお聞きした。

パーソン氏「まずは、カーオーディオ業界での大手企業へ、スピーカーのOEM供給をし始めました。

しかしほどなくして、“自分たちが理想とする最高音質のスピーカーを創りたい”と、自社製品の開発に注力するようになります。他メーカーへの製品供給やデザインの提供を打ち切り、“最高品質のスピーカー創り”を推し進めていったのです。

その中で私も技術的に成長でき、新しいデザインを開発していきました。例えば、スイベル式トゥイーターは、当社が特許を取得したものです。

なお、私がスピーカーの設計にあたり焦点を当てていることは、次のとおりです。

1. 競合製品を上回るサブウーファー、ウーファー、ミッドレンジ、ツィーターを製作すること
2. 自分の実力を信じ、自然で生き生きとしたパフォーマンスを醸し出すデザインを見出すこと
3. 私のデザインを信じ、それを忠実に製造するメーカーを目指すこと

こうして創り上げた“CDT オーディオ”には、ギター演奏、システムデザイン、エンジニアリング、実践的な職人技、そして何よりも“音楽を楽しむ”という、私の人生すべての経験が活かされているのです。

ところで私は、昔から今にいたるまで、主にブルースに耳を傾けてきました。なぜなら、ブルース演奏者の、情熱の表現力が好きだからです。そして私は、そんなブルースやポップ、ジャズ、ファンクを、ほぼ毎日のように演奏しています。

私の愛機の1つは、1965年製の『フェンダー・ストラトキャスター』です。これを弾いていると、仕事での疲れを一気に忘れることができるんです(笑)」


ケネス・パーソン氏(CDT オーディオ)。


最後に、メッセージをいただいた。

パーソン氏「“CDT オーディオ”のシステムから何が聴こえるでしょうか?

1. 声はあくまでも自然で、オープンに聴こえます
2. ベースレスポンスは素早く、深く、明朗で、なおかつ、適度なスリルに満ちています
3. ハイエンドは艶やかで、かつ鮮明でクリーンに聴こえます
4. そして今までに聴いたことのない、最もリアルな音の空間を創り出します

音楽家や音楽愛好家の皆さま、私がお届けしたい音を共感していただいて、“CDT オーディオ”のシステムを心から楽しんでいただければ光栄です」


いかがだったろうか。“CDT オーディオ”の創業者であるケネス・パーソン氏の、音楽、そしてスピーカーに対する情熱を、感じ取っていただけただろうか。

さて次週からは、このような思いを持って運営されている“CDT オーディオ”から生み出されている、主要モデルのインプレッション・リポートをお届けしていく。お楽しみに。
《太田祥三》

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